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| はがれた壁紙・クロスの直し方
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はがれは小さいうちに
壁紙の隅や端の部分は時間の経過とともにはがれてくることが有ります。そのまま放置しておくと裏面が汚れたり、はがれが広がったりするのでなるべく早く修繕しましょう。今回は剥がれた壁紙を修繕するのに必要な道具と、修繕の手順を一から詳しく解説していきます。
剥がれた壁紙の修繕で使う道具
剥がれた壁紙の修繕で使う道具
それでは剥がれた壁紙の修繕する場合に必要な道具や、あると便利な道具をまずは紹介します。
乾いた布
奇麗な乾いた布やウェスを用意します。ウェスとは布切れのことで、油汚れや不純物などをふき取る際に使います。ホームセンターなどでもまとめて売られているので、常備しておいてもいいです。
壁紙用接着剤
市販の壁紙用接着剤があると便利です。木工用ボンドを水で薄めて使うこともできますが、壁紙用接着剤だと接着力も強力で乾きも早いので、作業の効率がアップします。以下の商品は通販サイトなどでも人気のものです。
ビニルカベ紙・紙カベ紙・布カベ紙など様々なタイプの壁紙に使用できます。またカビ止め剤入りなので、カビの予防にも効果的です。
ヘラ、筆、歯ブラシ
接着剤を奇麗に塗るならヘラや筆などがあると便利です。歯ブラシなどでも代用できますが、できればヘラや筆などがいいです。
ローラー
壁紙をしっかり圧着できるようにローラーは用意しておきたいところです。通常のセロテープやガムテープを張る場面でも、ローラーがあればかなりきれいに圧着できます。こちらは通販サイトで人気のものです。
押しピン、マスキングテープ
壁紙のめくれぐせが強くて、接着剤をつけてもめくれあがってしまう場合は、押しピンやホッチキスなどでとめておくといいです。押しピンやホッチキスなどを刺せない場合は、マスキングテープを使うといいです。
マスキングテープは塗装などの際に、ペンキが範囲外につかないように養生しておく目的で使うものです。粘着度がそれほど強くないのではがしやすいです。
修繕の手順
汚れをふき取る
はがれた壁紙の補修は次の手順で行っていきます。まずは、はがれた壁紙の裏側や壁に付いた汚れやほこりを、乾いた布でよくふき取ります。汚れが取りにくくて濡れた布で拭く場合は、乾くまで待ってから次の作業に移ります。
めくれぐせを治す
めくれぐせが付いている場合は、布や紙製なら蒸しタオルを当てて直します。ビニール製ならドライヤーの温風を当てて直します。
壁紙ののりを緩ませる
壁紙に接着剤をつける前に、壁紙の上から蒸しタオルを当て温めてやることで、壁紙についた古いノリが緩んできます。こうすることで古いノリと新しい接着剤がなじみやすくなります。めくれぐせを治すのに蒸しタオルを当てている場合は、この工程は省略していいです。
接着剤を塗る
ホームセンターで壁紙用の接着剤を購入し、歯ブラシやへら、筆を使って均等に壁側と壁紙の裏面に塗っていきます。
ローラーで圧着
壁紙用のローラーで内側からつなぎ目に向かって空気を抜くように圧着します。ローラーがないときはビンなどで代用します。はみ出た接着剤は湿らせた布でふき取ります。
めくれぐせのついた壁紙を固定
めくれぐせがひどいときは接着剤が乾くまで押しピンもしくはホッチキスを開いて刺してとめておきます。壁にさせないような場合はマスキングテープを使うといいです。セロハンテープははがすときに壁紙表面が傷みやすいので、避けたほうがいいです。
ホットメルトを使う
ホットメルトならすぐに固まる
めくれぐせが付いている場合はホットメルトを使うのもいいです。これは棒状の固形の接着剤で、ヒーター付きのガンに付けて使います。温めると接着剤が溶けるので、その接着剤で剥がれた壁紙を貼り付けます。
塗って一押しするとすぐに冷えて硬化するので、めくれ癖がついた壁紙もしっかりと固定することができます。範囲が広い場合は、片手で押さえながら塗り進めていきます。
接着剤がはみ出た場合はナイフなどで軽くそぎ落とします。
以下は通販サイトなどでも人気の商品です。
まとめ
今回は剥がれた壁紙を修繕する方法を見ていきました。壁紙がはがれてしまっても、道具を用意して、手順通りにやればきれいに直すことができます。放置した期間が長くなるほど広くめくれ、裏にほこりなどの汚れも付着してしまうので、剥がれてきたらなるべく早期に対処するようにしましょう。
※ 参考文献
新品みたいに長持ち! お手入れの教科書
これで解決!とっさのDIY
見てすぐできる! 「手入れ・手直し」の早引き便利帳
シンプルライフをめざす基本のそうじ+住まいの手入れ
新住まいの徹底修理術
住まいの修繕とメンテナンス
この記事を書いた人
生活知恵袋
生活知恵袋の管理人で管理人の名前も生活知恵袋といいます。料理雑学研究家です。2002年より当サイトを運営。野菜を中心に食品に関する見分け方や保存方法などを、実際の検証とともに解説した記事を多数執筆。光熱費や水道代の節約、衣服や住まい、掃除に関する豆知識も紹介。
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