HOME > しなびた野菜の復活方法 > しなびた大葉(青じそ)が本当に元通りになるの?、復活術、再生術を実践します
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大葉は乾燥に弱い野菜の一つで、保存中にしなびてしまうことも少なくありません。しなびてしまった大葉(青じそ)も使えないことはありませんが、どうせならハリがありみずみずしい状態のものを使いたいものです。
そこで今回はしなびてしまった大葉(青じそ)の復活術、再生術を実践してみて、どの程度効果があるのかを検証しすることにします。
まずはこちらがしなびれる前の大葉です。色つやもよくハリもありみずみずしい状態です。
初日の重さは0.998gです。こちらを今回はあえて乾燥しやすいようにそのままの状態で野菜室で保存してみることにします。
こちらは1日たったものです。1日でかなりしなびれてしまいました。やはり何もせずにそのままだとかなりしなびれてしまうようです。
しなびれる前と並べるとこんな感じです。1日で大きくしなびれているのがわかるかと思います。
野菜も何もせずにそのまま野菜室で保存すると乾燥が進んでしまうものも少なくありません。特に葉物野菜はその影響が顕著です。大葉も例には漏れずやはりかなり乾燥してしまいました。
重さの方は0.386gで、たった1日でなんと61.4%も重さが減ってしまいました。
そこでしなびた大葉の再生法を試してみることにします。今回試すのはしなびた大葉を水に浸けておくというものです。このように容器に水を入れてそこにしなびた大葉を浸します。
このまま蓋をして冷蔵庫の野菜室に置いておきます。
復活には1日くらいかかるだろうなと思っていたのですが、6時間ほどたってみて見たところこのようにしっかりとハリとみずみずしさを取り戻していました。ところどころ茶色く変色したところは見られますが、たった6時間でここまで戻ったのは驚きでした。
しなびれる前としなびた後、水に浸けて再生した後を並べるとこんな感じです。しなびれる前と比べてもハリやみずみずしさが同じぐらい戻っているのがわかるかと思います。
しなびた野菜も乾燥が進みすぎてしまうとすっかり弱ってしまい、水に浸けても元に戻らないこともあります。ただ大葉の場合は61.4%も重さが減ったのに、それでもここまで回復しました。
持ってみたところこんな感じでハリが戻ってきているのがわかるかと思います。
ただしなびていない大葉と比べるとハリはやや弱いようです。
重さの方は1.042gで、しなびる前の0.998gとほぼ同じ重さにまで戻っています。しっかりと水分を吸収しているのがわかるかと思います。
経過日数 | 重さ(増減率) |
---|---|
しなびれる前の大葉 | 0.998g |
しなびた大葉 | 0.386g(-61.4%) |
水につけて6時間後の大葉 | 1.042g(+4.4%) |
味の方がどうなのかも気になったのでしなびていない大葉と食べ比べてみることにします。こちらはしなびていない大葉です。食べてみたところ大葉の香りも強くおいしかったです。
食感もシャキシャキとしたハリがあってよかったです。
こちらはしなびた大葉を水に浸けて復活させたものです。食べてみたところ食感はしなびていないものとほぼ同じでした。
味の方はこちらも大葉の香りがしましたが、しなびていないものに比べるとやや弱い感じでした。それでも苦みなどはなくてちゃんと大葉の味がします。
味や食感の違いをまとめるとこんな感じです。
ちなみにしなびた大葉、しおれた大葉の再生法については以下の動画でも詳しく解説しているので、併せて参考にしてみてください。
ちなみに今回はあえて大葉をしなびらせてみましたが、大葉のハリやみずみずしさを保ったまま保存する方法も紹介します。やり方はまずは大葉がすっぽり入るような容器を用意します。ここに少し水を入れます。
あとは大葉の茎の切り口が水に浸かるように立てて入れます。乾燥しないように容器に蓋かラップをして冷蔵庫の野菜室で保存します。
こちらは1週間たったものです。このように1週間たってもしっかりとハリやみずみずしさをキープしています。保存方法について詳しくは・大葉(青じそ)の保存方法を検証、水に浸ける方法は本当に効果があるの?で解説しています。
今回はしなびた大葉(青じそ)が本当に元通りになるのかどうかを検証してみました。結果は色こそ少し変色が見られましたが、ハリやみずみずしさに関してはほぼしなびる前の状態に戻りました。
しなびてしまった大葉も短時間水に浸けておくだけでしっかりとハリやみずみずしさを取り戻すことができます。大葉がしなびてしまった際は今回の方法を参考にしてみてください。