HOME > しなびた野菜の復活方法 > しなびた細ねぎ、万能ねぎが本当に元通りになるの?、再生法、復活法を実践してみた
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細ねぎ、小ねぎ、万能ねぎも上手に保存しないと乾燥してしなっとしてしまいます。そこで今回はこうしたしなびれた細ねぎを再生させる方法を実際に実践してみて、その効果を検証します。
まずはこちらがしなびれる前の細ねぎです。葉先までピンとしていてハリつやもしっかりとあります。
これをそのまま野菜室で保存します。こちらは3日たったものです。葉先に行くにつれてかなりハリがなくなりしなっとしているのがわかるかと思います。
手で持ったときの1日目と3日目の違いです。3日目ではこんな感じでしなっと垂れさがってきているのがわかるかと思います。
重さは34.0gで、初日の39.2gからは13.3%も減少しています。
このしなびた細ねぎ、万能ねぎを復活させるための再生法を実践してみます。やり方はまずは500mlの空きペットボトルを2つ用意してこのようにカットして切り口をゴムテープなどで養生します。
片方に水をこのくらい入れます。
これをもう一方の空容器とこのように重ねてゴムテープをはって外れないように固定します。
ここにしなびた細ねぎを入れます。ちょうど根や根元の部分が水に浸かる形になります。
あとは乾燥しないように上からポリ袋をかぶせ、このまま冷蔵庫の野菜室に置いておきます。
こちらは野菜室で1日置いておいたものです。たった1日ですが葉先までかなりピンとハリが戻ってきています。
並べるとこんな感じで、しなびた状態からかなりハリが戻っているのがわかるかと思います。
手で持つとこんな感じで折り目がついた部分で折れたままになっていますが、折れてる部分以外はかなりピンとしています。こちらもしなびた状態と比べるとこんな感じで、全体的にだらんと垂れていたのがハリが戻っているのがわかるかと思います。
重さは38.4gで、しなびる前の重さの39.2gに対して-2.3%減にまで戻っています。しなびた状態が34.0gで13.3%減だったのでそこから11%も改善していることになります。
経過日数 | 重さ(増減率) |
---|---|
しなびる前の細ねぎ | 39.2g |
しなびた細ねぎ | 34.0g(-13.3%) |
水につけて2日目のしなびた細ねぎ | 38.4g(-2.3%) |
ちなみに気になる味の方ですが、ポリ袋に入れて野菜室で5日ほど保存した細ねぎ、万能ねぎと食べ比べてみました。
ちなみにこちらはこのように5日たっても葉先までピンとしてハリもあります。
まずはこちらをカットしました。食べてみたところシャキシャキとハリのある食感と細ねぎの味と風味、香りがしっかりとあっておいしかったです。
こちらはしなびた細ねぎを水に浸けて再生させたものをカットしたものです。こちらも食べてみましたが食感はしっかりハリとシャキシャキ感があり、味も風味も香りもちゃんとあってよかったです。食べ比べてみても特に味や食感に差は感じませんでした。
ちなみにしなびた細ねぎ、万能ねぎの再生法については以下の動画でも詳しく解説しているので、併せて参考にしてみてください。
細ねぎ、万能ねぎは上手に保存しないと鮮度が落ちてしなびてしまいます。そこで保存法についても紹介します。まずは濡らしたキッチンペーパーで細ねぎの根元を包みます。
これをポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存します。こうすれば1週間は保存ができます。
他にも細ねぎをさっと湯通しします。
これを小口切りにします。
これを冷凍用保存袋に入れて冷凍保存もできます。こうすれば1か月は持ちます。保存方法について詳しくは細ねぎ、万能ねぎの保存方法が本当に効果があるのかを検証してみたら驚きの結果に!で解説しています。
まず購入段階で鮮度のいいものを選ぶのも、細ねぎをしおらせてしまわないためには重要です。そこでおいしくて鮮度のいい細ねぎを見分けるポイントを紹介します。
細ねぎは緑が鮮やかでつやのあるもの、葉先までピンとしているもの、根が白くてきれいなものがいいです。くわしくはおいしい長ねぎ(白ねぎ)、葉ねぎ(青ねぎ)の見分け方・選び方でも解説しています。
今回はしなびた細ねぎ、万能ねぎを水に浸けて復活させる方法を実践してみました。しなびて葉先に行くにしたがって垂れてしまった細ねぎも、根元を水に浸けて1日ほど置いておけばしっかりと水分を吸収して、ハリやみずみずしさを取り戻すことができました。
細ねぎがしなびてしまった場合や、ハリがなくなってきた場合は、今回の方法を試してみてはいかがでしょうか。