HOME > しなびた野菜の復活方法 > しなびたごぼうが元通りになるの?ごぼうの復活術、再生術を検証します
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ごぼうは水分が多く含まれていて、上手に保存しなければすぐに水分が抜け出てしおれてきます。そこで今回はこうしたしなびたごぼうを再びハリや固さのあるゴーヤに復活させる方法を紹介します。さらにその方法が本当に効果があるのかどうかも検証していきます。
まずはこちらがしなびる前のごぼうです。触るとしっかりとハリや固さがあります。
重さは1本目は46.5gです。
2本目は45.6gです。
こちらを冷蔵庫の野菜室でそのまま保存します。
こちらは冷蔵庫の野菜室でそのまま1週間ほど保存したものです。見てわかるしなびてしわしわになり、全体的に縮んでしまっています。触るとハリや固さはなく、柔らかくなっています。
並べるとこんな感じです。左はしなびる前のごぼうで、右はしなびたごぼうです。比べると太さが全然違うのがわかるかと思います。
重さは1本目は16.9gで、初日の46.5gからは65.7%も減少しています。
2本目も19.4gで、初日の45.6gからは57.5%も減少しています。
それではしなびたごぼうを再生させる2つの方法を試してみることにします。まずは全体を水に浸ける方法を試します。
そのままだと容器に入らなかったので半分にカットしてから水に浸けました。これを冷蔵庫の野菜室で1日置いておきます。
結果は以下の画像の通りです。小さく縮んていたものが、元通りの太さと大きさに戻りました。さらに触った感触もしっかりとハリと固さがあります。
並べるとこんな感じです。左はしなびる前のごぼうで真ん中はしなびたごぼう、右は全体を水に浸けて2日目のごぼうです。色は水に浸かっていて少し黒っぽいですが、太さはほとんど同じぐらいに戻っているのがわかるかと思います。
重さは46.1gで、しなびる前の当初の46.5gの0.7%減にまで戻っています。
経過日数 | 重さ(増減率) |
---|---|
しなびる前のごぼうごぼう | 46.5g |
しなびたごぼう | 16.9g(-65.7%) |
全体を水につけて2日目のごぼう | 46.1g(-0.7%) |
もう一つはコップに水を入れ、切り口をそこにつけておきます。あとは冷蔵庫の野菜室に置いておきます。
1日たつと水につかっている部分とそこから先1cmほどはしっかりと水分を吸収し、太さやハリ、固さも元通りになっています。ただそこから先はしなびれたままです。やはり一部だけをつけただけでは十分に水分を吸収しきれないようです。
並べるとこんな感じです。左はしなびる前のごぼうで真ん中はしなびたごぼう、右は一部を水に浸けて2日目のごぼうです。水に浸かった側だけで、反対側はほとんどしなびた状態と変わらないのがわかるかと思います。
重さは22.2gで、当初の45.6gからは51.4%減にまでしか戻っていません。
経過日数 | 重さ(増減率) |
---|---|
しなびる前のごぼうごぼう | 45.6g |
しなびたごぼう | 19.4g(-57.5%) |
切り口を水につけて2日目のごぼう | 22.2g(-51.4%) |
全体を水に浸けて再生させたごぼうと、一部を水に浸けて再生させたごぼうを並べるとこんな感じです。全体を浸けたほうはしっかりと元に戻っているのがわかるかと思います。
ちなみにしなびたごぼう、しおれたごぼうの再生法については以下の動画でも詳しく解説しているので、併せて参考にしてみてください。
ごぼうは上手に保存しないと鮮度が落ちてしなびて柔らかくなります。そこで保存法についても紹介します。ごぼうは買ってきたら冷蔵庫に入るサイズにカットし、新聞紙で包んでからポリ袋に入れます。これを冷蔵庫の野菜室で保存します。これで2週間ほど保存ができます。
他にも千切りやささがきにしてからゆで、冷ましてから冷凍用保存袋に入れ、冷凍保存すれば1か月は持ちます。保存方法について詳しくはごぼうの保存方法と保存期間、長持ちのコツで解説しています。
ちなみに以下の動画では実際に新聞紙で包んでポリ袋に入れて保存する方法の効果を検証しています。併せて参考にしてみてください。
まず購入段階で鮮度のいいものを選ぶのも、ごぼうをしおらせてしまわないためには重要です。そこでおいしくて鮮度のいいごぼうを見分けるポイントを紹介します。ごぼうは土付きのもののほうが鮮度の持ちがいいです。あまり太すぎるものはスが入りやすいので中ぐらいのサイズのものを選びましょう。
またまっすぐにのびていてひげ根の少ないもの、切り口にすが入っていないもの、しっかりとした固さのあるものが鮮度がいいです。くわしくはおいしいごぼうの見分け方・選び方でも解説しています。
以下ではごぼうの見分け方・選び方をドアップの映像で動画で解説しているので、併せて参考にしてみてください。
今回はしなびたごぼうを再生させる方法についてみていきました。ごぼうは水分の減りが激しく、保存方法が悪かったり日にちが経過するとかなりしなびれてしまいます。そのままだとふにゃふにゃで食感もあまりよくありませんが、再生法を実施してみたところ十分なハリと固さ、太さを取り戻すことができました。
再生はごぼうの一部ではなく、全体を水に浸けておくことが大切です。これで1日置いておけば十分元に戻ります。