HOME > しなびた野菜の復活方法 > しなびたアスパラガスが元通りになるの?アスパラガスの復活術、再生術を検証します
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アスパラガスは水分が多く含まれていて、上手に保存しなければすぐに水分が抜け出てしおれてきます。そこで今回はこうしたしなびたアスパラガスを再びハリや固さのあるアスパラガスに復活させる方法を紹介します。さらにその方法が本当に効果があるのかどうかも検証していきます。
まずは今回こちらがしなびる前のアスパラガスです。しっかりとハリと固さがあります。
おもさは34.6gです。
こちらを冷蔵庫の野菜室でそのまま保存します。
こちらは冷蔵庫の野菜室でそのまま3日ほど保存したものです。見てわかるほどにしなびています。触ると固さやハリもだいぶ弱まり、指で動かすと簡単にぐねぐねとしなります。またハリもなくなり表面にも筋が出てきています。
並べるとこんな感じです。上がしなびる前のアスパラガスで、下がしなびたアスパラガスです。下の方が筋張っているのがわかるかと思います。
重さをはかってみると32.1gで当初の34.6から7.3減少しています。アスパラガスに含まれる水分が大きく減少していることがわかります。
それではしなびたアスパラガスを再生させる方法を試してみることにします。まずはコップに水を張り、アスパラガスの切り口を水につけて、立てかけておきます。
このまま冷蔵庫の野菜室に入れ、1日置いておきます。
その結果は以下の画像の通りです。たった1日で切り口から先のほうまでしっかりと水分を吸収し、固さがもどっています。ハリも出て筋も目立たなくなっています。
並べるとこんな感じです。上がしなびたアスパラガスで、下が水に浸けて再生させたアスパラガスです。下は筋張った部分もなくなり、全体的に水を吸収して太くなっているのがわかるかと思います。
重さは32.1gで当初の34.6gに対して7.3%減だったのが、36.0gで逆に当初から4%増加しています。しっかりと水分を吸収していることがわかります。
経過日数 | 重さ(増減率) |
---|---|
初日のアスパラガス | 34.6g |
5日目のしなびたアスパラガス | 32.1g(-7.3%) |
水につけて1日たったアスパラガス | 36.0g(+4%) |
ちなみにしなびたアスパラガス、しおれたアスパラガスの再生法については以下の動画でも詳しく解説しているので、併せて参考にしてみてください。
アスパラガスは上手に保存しないとすぐに鮮度が落ちてしおれて柔らかくなります。そこで保存法についても紹介します。アスパラガスは新聞紙に包んでから霧吹きなどで軽くしめらせ、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。こうすれば5日間は保存ができます。
他にも茹でてから水けをきり、冷まして冷凍用保存袋に入れ、冷凍保存してもいいです。これなら1か月は持ちます。保存方法について詳しくはアスパラガスの保存方法が本当に効果があるのかを検証してみたら驚きの結果に!で解説しています。
ちなみに以下の動画では実際に新聞紙で包んでポリ袋に入れて保存する方法の効果を検証しています。併せて参考にしてみてください。
まず購入段階で鮮度のいいものを選ぶのも、アスパラガスをしおらせてしまわないためには重要です。そこでおいしくて鮮度のいいアスパラガスを見分けるポイントを紹介します。アスパラガスは穂先がピンとしてしっかりと締まっているもの、緑色が鮮やかなもの、はかまが三角で均一に並んでいるものがいいです。
太さは均一で切り口が丸くみずみずしいもの、手に取ったときにハリがあるものも良品です。アスパラガスの詳しい見分け方についてはアスパラガスの見分け方・選び方、おいしさと鮮度を見分けるコツを紹介!で解説しています。
以下ではアスパラガスの見分け方について動画で解説しているので、併せて参考にしてみてください。
今回はしなびたアスパラガスを再生させる方法についてみていきました。アスパラガスはそのままだと水分が抜けやすいので、しっかりと保存法を実践して保存しておくことが長持ちの秘訣です。
しなびてしまったアスパラガスは水につけておくことで、もう一度ハリや固さを取り戻すことができます。