HOME > 冷凍食品の味や食感を検証 > マルハニチロの冷凍里芋って味や食感はどうなの?産直の里芋と食べ比べて見た
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大手食品メーカーのマルハニチロでは冷凍食品も多数取り扱っています。今回たまたまスーパーでマルハニチロの冷凍里芋を見かけたので、試しに買ってみることにしました。実際に食べて見て味や食感はどうなのかを検証してみることにします。
まずはこちらが今回購入したマルハニチロの冷凍里芋です。300g入って価格は289円(税込)でした。大体市販の里芋2/3袋分ぐらいの量で、少し割高な気がします。すでに皮はむかれているので、その点は使いやすいのかもしれません。
次に産地はどこなのかを確認してみることにします。裏面を見て見たところ原産国は中華人民共和国と記載されていました。どうやら中国産の里芋を使用しているようです。
残念ながら国産ではありませんでしたが、実際の所食べて見ないと味や食感はどうなのかはわかりません。そこで今回は近所の産地直売所で生の里芋を買ってきて茹でてから冷まし、冷凍保存したものと食べ比べてみて、味や食感がどのように違うのかを実際に検証してみることにします。
まずは里芋の冷凍保存の仕方を解説します。まずは里芋に付いた土をよく洗い落とします。次に鍋に水を入れ、水1リットルに対して大さじ1の塩を加えて火にかけます。煮立ったら里芋を加えて5分茹でます。
5分だとまだ固めの状態ですが、冷凍する場合は解凍後に煮崩れしやすくならないように固ゆでにしておきます。あとはさっと水にさらしてから包丁で皮をむきます。
冷めるまで待ったら冷凍用保存袋に入れて冷凍保存します。
この茹でてから冷凍した里芋と、マルハニチロの冷凍里芋を加熱解凍して、味や食感がどのように違うかを検証します。こちらは茹でてから冷凍保存した里芋です。これを加熱解凍します。
解凍は蒸し器で蒸し焼きにして解凍します。蒸し器を用意して蒸し器に水を入れ火にかけます。蒸気が出てきたら冷凍の里芋を入れて弱めの中火にして蓋をします。このまま15分ほど蒸し焼きにします。
こちらは蒸し焼きにして加熱解凍した茹でてから冷凍した里芋です。
並べるとこんな感じです。
食べて見たところ味はしっかりと里芋の味がしました。風味もしっかりあっておいしかったです。食感もしっとりとしてよかったです。
次にマルハニチロの冷凍里芋を加熱解凍します。こちらはマルハニチロの冷凍里芋です。こちらも同じように蒸し焼きにして加熱解凍します。
こちらは加熱解凍したマルハニチロの冷凍里芋です。
並べるとこんな感じです。
中国産だったので正直薄味で味が落ちるんだろうなと予想していました。で実際に食べてみたところ里芋の味はしますが、味自体があまりおいしくありませんでした。
あれ?里芋ってこんな味だったかなといった感じです。食感自体はしっかり蒸したこともあってしっとりしてよかったです。
2つを食べ比べて見た結果は断然自分で買ってきて冷凍した里芋の方がおいしかったです。味の濃さ薄さの違いを予想していましたが、マルハニチロの冷凍里芋の方は味自体がそんなにおいしくはありませんでした。なので正直あまりおすすめはしないです。
それぞれの味や食感の違いをまとめるとこんな感じです。
前回業務スーパーの冷凍里芋も正直あまりおいしくはありませんでしたが、煮物料理にしたところ十分おいしく食べれたので、今回も煮物料理にしてみることにします。使う材料は以下の通りです。
鍋に冷凍里芋500g、だし汁600ml、酒50ml、かつお節1袋(2.5g)を入れて火にかけます。沸騰して2分ほどしたら砂糖大さじ6入れて弱めの中火で4分ほど煮ます。
さらにしょうゆ大さじ5入れて8分ほど煮込んだら出来上がりです。
食べて見たところ若干そのまま蒸した時のようなあまりおいしくない味はありましたが、調味料がしっかりと浸透していて、しっとりと柔らかくなっていたので、全然おいしくいただけました。
これならマルハニチロの冷凍里芋でも全然おいしく食べれます。なのでこちらのレシピはおすすめです。
ちなみに今回の検証については以下の動画でも詳しく取り上げているので、併せて参考にしてみてください。
今回はマルハニチロの冷凍里芋がおいしいのかどうかを実際に検証してみました。残念ながら味の方はいまいちであまりおいしくはありませんでした。
ただ煮物料理にしてしっかりと調味料をしみこませれば全然おいしくいただけます。なので購入した場合は煮汁に浸けてしっかりと煮込む料理がおすすめです。