HOME > 冷凍食品の味や食感を検証 > 業務スーパーの冷凍オクラって安いけど味や食感はどうなの?産直のオクラと食べ比べて見た
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業務スーパーといえば業務用サイズの大容量の商品をお手頃価格で販売しているのが魅力のスーパーです。今回は冷凍オクラを実際に購入してみることにします。
こちらを産直で買ってきて冷凍したオクラと食べ比べて見て、味や食感がどのくらい違うのか、本当においしいのかどうかを検証してみることにします。
業務スーパーの冷凍オクラはオクラ1本を丸々冷凍したものと、食べやすいようにスライスして冷凍してあるものがありました。今回両方購入してみることにします。
まずはこちらがオクラが丸ごと1本入った業務スーパーの冷凍オクラです。「煮物、和え物、料理の彩りに!」と記載されています。量は500g入って価格は235円(税込)でした。
オクラ1袋が大体100gほどなので、オクラ5袋分でこの値段というのは価格的にはかなりお得です。
こちらはスライスしたオクラが入った業務スーパーの冷凍オクラスライスです。こちらは「和え物、かき揚げ、料理の彩りに!」と記載されています。こちらも500g入って価格は208円(税込)でした。
丸ごと1本タイプと同じ量ですが、スライスタイプの方が価格は安いようです。
次に産地はどこなのかを確認してみることにします。裏面を見て見たところ原産国はどちらも中国と記載されていました。
どうやら中国産のオクラを使用しているようです。国産ではなく中国産を使用というのも価格が非常に安い大きな理由なようです。
残念ながら国産ではありませんでしたが、実際の所食べて見ないと味や食感はどうなのかはわかりません。
そこで今回は近所の産地直売所で生のオクラを買ってきて茹でてから冷まし、冷凍保存したものと食べ比べてみて、味や食感がどのように違うのかを実際に検証してみることにします。
まずは産地直売所で買ってきたオクラの冷凍保存の仕方を解説します。まずはオクラのガクとへたカットします。
これをまな板の上に並べ、塩を振ってから上下に転がし、板ずりをします。
鍋に水と水1リットルに対して小さじ1の塩を加えて火にかけます。沸騰したら板ずりしたオクラを加えて1分茹でます。
茹でたらさっと流水にさらし、冷めるまで待って冷凍用の保存袋に入れ、2週間ほど冷凍保存します。比較のために1本そのままと、スライスしたものをそれぞれ冷凍保存しました。
この茹でてから冷凍したオクラと、業務スーパーで買ってきた冷凍オクラを流水解凍して、味や食感がどの程度違うかを検証します。
こちらは業務スーパーの丸ごと1本入った冷凍オクラです。こちらはガクから先の部分がまとめてカットされていました。ガクだけを包丁で切り取るのは手間がかかるので、おそらくこのようにカットしてあるのだと思われます。
こちらをポリ袋に入れ流水解凍します。スライスしたオクラも同じようにポリ袋に入れ流水解凍します。
水温は26度ほどで大体8分ぐらいでしっかり解凍できます。
こちらは流水解凍したものです。
並べるとこんな感じです。
正直食べる前は中国産ということもあって味も微妙なんじゃないかなと思っていました。ただ実際に食べてみたところ意外にも普通にオクラの味がしておいしかったです。
ただ少し青っぽいかなという感じもありました。食感に関してはちょうどいい柔らかさでよかったです。
一方こちらは茹でてから丸ごと冷凍したオクラを流水解凍したものです。
食べて見たところこちらは特に青っぽさなどはなくて、しっかりオクラの味もしておいしかったです。先に業務スーパーの方を食べた時にもおいしいなと思ったのですが、比べるとこちらの方がやはり味はおいしかったです。
食感はこちらも適度に柔らかくてそんなに差はありません。
2つを食べ比べて見た結果は食感に関してはそんなに差はありませんでした。ただ味の方は青っぽさがなくて味も濃厚だった自分で茹でた冷凍したオクラの方がおいしかったです。
星で表すと自分で茹でて冷凍したオクラが5なら、業務スーパーのオクラは星3.9といった感じです。味や食感の違いをまとめるとこんな感じです。
次にスライスタイプの業務スーパーのオクラも食べ比べて見ます。こちらは流水解凍したものです。
並べるとこんな感じです。
食べてみたところこちらも十分おいしいオクラの味がしました。ただやはり少し青っぽさもあります。食感は適度に柔らかくてよかったのですが、サイズのでかいものは少し筋ぱった感じがしました。
一方こちらは茹でてからカットして冷凍したオクラを流水解凍したものです。
食べてみたところ特に青っぽさもなくて、オクラの味も濃厚でよかったです。食感はちょうどいい柔らかさでよかったです。
2つを食べ比べて見た結果は食感は基本的にはどちらもそんなに変わりませんでしたが、業務スーパーのもので少しサイズがでかいものはやや筋張った食感でした。
味の方はこちらも丸ごとタイプを比較した時と同じ感じで、自分で茹でて冷凍したものの方がおいしかったです。星で表すと自分で茹でて冷凍したものが星5なら、業務スーパーの方は星3.9といった感じです。それぞれの味や食感の違いをまとめるとこんな感じです。
次は加熱解凍した場合はどうなるかも見ていくことにします。このように冷凍したオクラをそれぞれフライパンで加熱して解凍していきます。
こちらは業務スーパーの冷凍オクラを加熱解凍したものです。
食べてみたところ加熱したことで青っぽさは大分なくなってきています。オクラの味もしっかりあってよかったです。食感も適度に柔らかくてよかったです。
こちらは茹でてから丸ごと冷凍したオクラを加熱解凍したものです。
食べてみたところ業スーのものよりも味は濃厚で美味しかったです。食感はこちらも適度に柔らかかかったです。
2つを食べ比べて見た結果は加熱したことで青っぽさが減りはしましたが、それでも茹でて冷凍したものの方が味がやや濃厚で美味しかったです。
星で表すと自分で茹でて冷凍したものが星5なら、業務スーパーの方は星4.0といった感じです。それぞれの味や食感の違いをまとめるとこんな感じです。
次にスライスタイプの業務スーパーのオクラも食べ比べて見ます。こちらは加熱解凍したものです。
食べてみたところこちらも青っぽさが減っておいしかったです。食感も基本は適度に柔らかかったのですが、サイズの大きなものは少し筋張った感じがありました。
一方こちらは茹でてからカットして冷凍したオクラを加熱解凍したものです。
食べてみたところ味の方はやはりこちらもやや濃厚で美味しかったです。食感は適度に柔らかくてよかったです。
2つを食べ比べて見た結果こちらも食感は基本は変わりませんが、業務スーパーのものは一部サイズが大きくて筋張ったものがありました。
味の方は味がやや濃厚だった自分で茹でて冷凍したものの方がおいしかったです。星で表すと自分で茹でて冷凍したものが星5なら、業務スーパーの方は星4.0といった感じです。それぞれの味や食感の違いをまとめるとこんな感じです。
最後に業務スーパーの冷凍オクラを使って作る簡単レシピを一つ紹介します。使うのは丸ごとタイプの冷凍オクラです。こちらを冷凍のままパックに食べる分だけ入れます。
ここに麺つゆ(2倍濃縮)をこのくらい入れます。全部浸からなくていいです。これで蓋をして冷蔵庫に入れます。
半日ほどしたら解凍して身もしなっとしてくるので、めんつゆに浸かっていないオクラを下にしてさらに半日ほど冷蔵庫においておきます。これで解凍と味付けが一緒にできて手間がかかりません。
あとは麺つゆを少し残して捨てたら、そこにすりごまを適量加えてよく和えたら出来上がりです。
おいしくてやみつきになる一本なのでぜひ試してみてください。
今回の検証については以下の動画でも詳しく取り上げているので、併せて参考にしてみてください。
冷凍したオクラの小口切りを使ったレシピも一つ紹介します。紹介するのはオクラとモロヘイヤのねばねば和えです。使う材料は以下の通りです。
まずは鍋に水を入れ水1リットルに対して塩小さじ1/2加えて火にかけます。沸騰したらモロヘイヤの茎の部分を30秒茹でます。次に葉も浸して30秒茹でます。
茹でたらさっと流水にさらしてから水けを絞ります。茹でたモロヘイヤをまな板の上に置き、縦横1cm幅ほどにカットします。
次にボウルに流水解凍したオクラをいれます。ここに茹でてカットしたモロヘイヤと塩昆布8g、めんつゆ(2倍濃縮)大さじ2、練りわさび小さじ1/2を加えます。
これをよく和えたら小皿に盛ります。最後に上からかつお節を振りかけたら出来上がりです。
ちなみに冷凍したオクラで作った場合と茹でたものをそのまま使った場合で、味や食感がどのように違うのかについては冷凍保存したオクラの小口切りを使ったレシピでも詳しく検証しているので併せて参考にしてみてください。
今回は業務スーパーの冷凍オクラが本当においしいのかどうかを検証してみました。中国産ということでそんなに味は期待していなかったのですが、若干青っぽさがあるものの、十分おいしく食べれるオクラでした。
味を重視するなら自分で茹でて冷凍したオクラの方がよかったですが、業務スーパーのオクラも全然食べれるレベルです。何より価格が圧倒的に安いというのも魅力の一つです。
すでに茹でてあるので下処理したり茹でる手間も省けます。価格や手間などを重視するなら全然ありかなとは思います。