HOME > 冷凍食品の味や食感を検証 > ローソンの冷凍ほうれん草って味や食感はどうなの?産直のほうれん草と食べ比べて見た!
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大手コンビニチェーンのローソンでは冷凍食品にも力を入れているそうです。そこで今回はローソンの冷凍食品の「宮崎県産カットほうれん草」がどんな味や食感なのかを、実際に購入して検証してみることにします。
まずはこちらはローソンで買ってきた冷凍ほうれん草です。ほうれん草と乳白色な背景でシンプルなデザインです。名前は「宮崎県産カットほうれん草」といいます。
180g入って価格は203円(税込)でした。量は180gで、180gというと大体茹でる前のほうれん草1袋が200gなので、大体同じぐらいの分量になります。ほうれん草の時期にもよりますが、生のほうれん草と比べると同じくらいかやや安い価格だと思います。
それからこちらの商品の便利なところはこのようにチャックがついている所です。チャックがあれば使う分だけ取り出した後、またしっかりと密封して保存することができます。
産地についてですが、宮崎県産と書いているので国産なのはわかります。チェックしようと裏面を見てみたところ、原料原産地は宮崎県と書いています。
製造者を見てみるとジェイエーフーズ宮崎と書いています。JA(農業協同組合)の関連企業のようです。どうやら国産のほうれん草で、製造も国産の企業担当でまちがいなさそうです。
ただ気になるのは味や食感についてです。海外産の野菜よりは味や食感は良さそうな気がしますが、実際に食べて見ないとわかりません。
そこで今回は近所の産直で買ってきたほうれん草を実際に冷凍保存してみて、それをローソンの冷凍ほうれん草と食べ比べて見て、味や食感がどのように違うのかを検証してみることにします。
まずはほうれん草の冷凍保存の仕方を解説します。まずは鍋に水を入れ、水1リットルに対して大さじ1の塩を加えて火にかけます。鍋が沸騰したらよく洗ったほうれん草を加え、先に茎の方からひたして30秒茹でます。
さらに葉の部分も浸けて30秒茹でます。茹でたらさっと水にさらし、水けを絞ります。
冷めるまで待ったら軽くキッチンペーパーで表面の水けをふき、4、5cm程の長さにカットします。これを冷凍用保存袋に入れ冷凍保存します。
この茹でてから冷凍したほうれん草とローソンの冷凍のほうれん草を流水解凍して、味や食感がどのように違うかを検証します。
こちらはローソンの冷凍ほうれん草です。
これをポリ袋に入れて流水解凍します。ポリ袋に入れる際はしっかりと中の空気を抜いたほうが、ほうれん草と水が触れる面が増え、その分解凍時間が短縮できます。
このときストローがあると空気を抜きやすいです。ストローをこのようにポリ袋の中に入れ、吸ったときに空気が入らないように、ポリ袋をギュッとしめて指で押さえておきます。この状態でストローで中の空気を吸います。
2、3回吸うのを繰り返せば、中の空気がしっかりと抜けます。
あとは空気が入らないように指で押さえたまま、さっとストローを抜き、ポリ袋をねじってからしっかりとしめます。
これでこのように密封ができます。
これを容器に入れて、上から水をたらして流水解凍します。今回は水温が8度くらいと低くて解凍には大体25分ほどかかりました。
こちらは流水解凍したローソンの冷凍ほうれん草です。
並べるとこんな感じです。左はローソンの冷凍ほうれん草で、右はそれを流水解凍したものです。
食べてみたところ味の方はしっかりとほうれん草の味がしておいしかったです。食感も適度にシャキシャキ感があってよかったです。さすが国産のほうれん草を使っているだけのことはあるなといった感じです。
こちらは茹でてから冷凍したほうれん草です。
こちらもポリ袋に入れて流水解凍します。こちらは流水解凍したものです。
並べるとこんな感じです。左は茹でてから冷凍したほうれん草で、右はそれを流水解凍したものです。
今回は味にあまり差は出ないのではと思って、茹でてから冷凍して流水解凍したほうれん草の方も食べて見ました。食べて見たところローソンのほうれん草よりも少し味が濃厚でした。
ただ同じように海外産の冷凍ほうれん草と食べ比べた時に感じたほどの味の差はありませんでした。
海外産の時は2.5対5で5の自分で茹でて冷凍した国産ほうれん草の方がおいしかったですが、こちらは4対5で自分で茹でて冷凍した方がおいしかったといった感じです。食感の方はこちらも適度にシャキシャキ感があってよかったです。
味や食感の違いをまとめるとこんな感じです。
次はそれぞれの冷凍ほうれん草をフライパンでさっと炒めて加熱解凍した時の味や食感の違いを検証します。
こちらは加熱解凍したローソンの冷凍ほうれん草です。
並べるとこんな感じです。左はローソンの冷凍ほうれん草で、真ん中はそれを流水解凍したもの、右はそれを加熱解凍したものです。
食べて見たところ味も引き締まって濃くなった感じでおいしかったです。食感も水気が飛んで少し締まった感じです。
一方こちらは加熱解凍した茹でてから冷凍したほうれん草です。
並べるとこんな感じです。左は茹でてから冷凍したほうれん草で、真ん中はそれを流水解凍したもの、右はそれを加熱解凍したものです。
食べて見たところこちらも水気が飛んで味が濃く深まった感じです。加熱解凍したローソンのほうれん草に比べるとやはりこちらも少し味は濃い感じです。味の差については流水解凍の時と同じような感じです。
加熱解凍した場合でもやはり茹でてから冷凍したほうれん草の方が少し味はよかったです。
味や食感についてまとめるとこんな感じです。
ちなみに今回の検証については以下の動画でも詳しく取り上げているので、併せて参考にしてみてください。
今回はローソンの冷凍のほうれん草を近所の産直で買ってきて茹でて冷凍してほうれん草と食べ比べて見て、味や食感はどのくらい違うのかを検証してみました。
やはり国産のほうれん草を使用ということもあって、しっかりとほうれん草の味がしておいしかったです。これだけ食べる分には特に不満のない感じです。ただ自分で買ってきて茹でて冷凍したほうれん草の方が少し味は濃かったです。
それでも海外産の冷凍ほうれん草と比べた時ほどの差はなく、十分においしいほうれん草でした。冷凍食品でしかもコンビニで販売しているので欲しい時にいつでも手軽に買えるのは便利なところです。
また使う分だけ取り出してさっと解凍して使えるのも便利です。時間帯にかかわらずほうれん草が今すぐほしい時や、生のほうれん草が手に入りにくい際にはこちらの商品を利用されてみてはいかがでしょうか。