業務スーパーの冷凍大根って味や食感はどうなの？産直の大根と食べ比べて見た

はじめに

業務スーパーではたくさんの冷凍食品がお値打ち価格で販売されています。今回は業務スーパーの冷凍大根を実際に購入してみることにします。

こちらを産直で買ってきて冷凍した大根と食べ比べて見て、味や食感がどのくらい違うのか、本当においしいのかどうかを検証してみることにします。

業務スーパーの冷凍大根の価格は？

まずはこちらが今回購入した業務スーパーの冷凍大根です。500g入って価格は170円（税込）でした。市販の大根の半分ぐらいの量でこの価格だったので、正直それほど安くはないです。

業務スーパーの冷凍野菜といえば量のわりに価格の安い商品が多いので、これは少々意外でした。

業務スーパーの冷凍大根の産地は？

次に産地はどこなのかを確認してみることにします。大体業務スーパーの冷凍ものというと中国産が多くて、こちらも同様で中国産でした。

業務スーパーの冷凍大根をだし煮にする

産直で買ってきて大根を冷凍する

残念ながら国産ではありませんでしたが、実際の所食べて見ないと味や食感はどうなのかはわかりません。

そこで今回は近所の産地直売所で生の大根を買ってきて皮をむいて輪切りにしてから冷凍保存したものと食べ比べてみて、味や食感がどのように違うのかを実際に検証してみることにします。

まずは産地直売所で買ってきた大根の冷凍保存の仕方を解説します。まずは大根を2cm幅ほどに輪切りにします。

次に一つずつ皮をむきます。

むいたら冷凍用の保存袋に入れて2週間ほど冷凍保存します。

冷凍大根でだし煮を作る

この生で冷凍した大根の輪切りと、業務スーパーで買ってきた冷凍大根ですが、冷凍大根は主に煮物料理に使われます。そこでそれぞれをだし煮にしてみて、味や食感がどのように違うかを検証します。

まずは大根のだし煮の作り方を解説します。使う材料は以下の通りです。

まずは鍋に冷凍の大根とだし汁4カップ、みりん大さじ2、しょうゆ小さじ2、塩小さじ1と1/2を入れて火にかけます。

煮立ったら弱めの中火にして落し蓋をして40分ほど煮込んだら出来上がりです。

冷凍した産直の大根で作っただし煮の味や食感は？

こちらは産直で買って冷凍した大根で作っただし煮です。食べてみたところ味の方はよくしみています。

ただ食感はだいぶぶよっとしてしまっていて、正直いまいちです。

というのも大根というのは冷凍するとどうしても茹でても柔らかい食感からぶよっとした食感へと変わってしまいます。大根を輪切りにして冷凍した時の味や食感の変化については大根の輪切りは冷凍保存できるの？生と茹でで試してみたら驚きの結果に！でも詳しく検証しています。

業務スーパーの冷凍大根で作っただし煮の味や食感は？

業務スーパーの冷凍大根で作っただし煮を食べ比べてみる

次は業務スーパーの冷凍大根を使って作っただし煮です。正直前述のとおり大根は冷凍すると味はともかく食感は大きく落ちてしまいます。

なのであまり期待せずに食べてみたところ、意外にもこちらはぶよっとした食感はなくて、通常の生の大根から作っただし煮のような柔らかくてトロっとした食感で全然おいしかったです。味もよくしみていました。

これはかなり以外で、正直なんで冷凍した大根なのにこんなに食感がいいのか不思議で仕方がありませんでした。

業務スーパーの冷凍大根の食感がよかった理由は？

理由を探るべくもう一度裏面を見たところ、こちらは一度下茹でして急速冷凍していると書いています。下茹でに関しては前述の大根の輪切りの冷凍保存を検証したページでも取り上げているのですが、大根の輪切りは生で冷凍しようが下茹でして冷凍しようが、食感は大きく落ちてしまいます。

なのでこちらは関係ないと思います。それよりも急速冷凍という言葉が気になります。野菜はゆっくりと冷凍すると冷凍の際にできる氷結晶も大きくなり、食品へのダメージもその分大きくなるそうです。

一方で急速冷凍すれば氷結晶も小さくて済み、食品のダメージも抑えることができるようです。

通常の冷凍庫だと食品はゆっくりと冷凍されるそうです。業務用などの急速冷凍機の場合は庫内の気温も通常の冷凍庫よりも低く、さらに急速冷凍が進むような工夫も取り入れられているそうです。

おそらく業務スーパーの冷凍大根も業務用の急速冷凍機を使って冷凍することで、大根でも食感を落とすことなく冷凍することができているのだと思われます。

味や食感の違いについて星で表すなら業務スーパーの冷凍大根が星5なら自分で冷凍した大根は星3といった感じです。今までいろいろと冷凍食品を検証してきましたが、自分で冷凍した方が食感が落ちるというのは初めての経験です。

今回の検証については以下の動画でも詳しく取り上げているので、併せて参考にしてみてください。

業スーの冷凍大根で鶏肉と大根の煮物を作る

次は業務スーパーの冷凍大根を使って鶏肉と大根の煮物を作ってみます。こちらは業務スーパーの冷凍大根の袋の裏面に記載されていたレシピです。

鶏肉と大根の煮物で使う材料は以下の通りです。

まずは鶏もも肉を食べやすい大きさにカットします。

にんにくは薄切りにします。

鍋にみりん100ml、しょうゆ50ml、酒50mlを加え、冷凍の大根と鶏もも肉も加えて中火にかけます。

沸騰したら蓋をして10分ほど煮れば出来上がりです。

食べてみましたが、甘辛い味付けが大根にも鶏肉にもよくしみていておいしかったです。食感も程よい柔らかさでよかったです。

業スーの冷凍大根で大根と豚ひき肉のとろとろ煮を作る

次は業務スーパーの冷凍大根を使って大根と豚ひき肉のとろとろ煮を作ってみます。大根と豚ひき肉のとろとろ煮で使う材料は以下の通りです。

まずはフライパンにサラダ油大さじ1/2引いて中火にかけます。

温まってきたら豚ひき肉を入れて炒めます。

豚ひき肉の色が変わってきたら酒大さじ1、みりん大さじ3、砂糖大さじ2分の1、水300mlを加えて煮立たせます。

煮立ったら冷凍の大根を入れ、弱めの中火にしてふたをして10分煮込みます。

さらにしょうゆ大さじ2とオイスターソース大さじ1を入れて混ぜ合わせ、ふたをして5分煮込みます。

火を弱火にして片栗粉大さじ1と2分の1を同量の水で溶いて水溶き片栗粉を作り、全体に回しかけてかき混ぜます。混ぜて行ってとろみが出てきたら火を止めます。

あとは器にとって小口切りにしたねぎをふりかけ、おろししょうがを添えたら出来上がりです。

食べてみたところ大根にも味がしっかり染みていて、ひき肉入りのあんをかけて食べてもおいしかったです。食感も適度な柔らかさです。あんは結構余るので、そのままごはんにかけて食べてもおいしくいただけます。

ちなみに実際に業務スーパーの冷凍大根で3品作ってみたレシピ動画もあげているので、こちらも参考にしてみて下さい。

まとめ

今回は業務スーパーの冷凍大根がおいしいのかどうかを検証しました。冷凍の輪切り大根についてはすでに検証していたので、業務スーパーの商品もおそらく食感はよくないだろうなと予想の上で検証しました。

しかしながらいい意味で予想を大きく裏切られました。結果はぶよっとした食感もなく柔らかくておいしい食感でした。

また味もよかったです。価格は特別安いわけではありませんが、1人用でも使いやすい量で、カット済みなので調理の手間も省けます。なので購入してみるの全然ありだと思います。

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