HOME > 冷凍食品の味や食感を検証 > ニチレイの冷凍ブロッコリーって味や食感はどうなの?産直のブロッコリーと食べ比べて見た!
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ニチレイは冷凍食品も多数取り扱う大手食品メーカーの一角です。今回はニチレイが販売している冷凍ブロッコリーを実際に購入してみて、味や食感はどうなのかを検証してみることにします。
今回購入したのは「自然解凍でそのまま使える、高原育ちのブロッコリー250g」という商品です。近所のスーパーで税込みで258円で購入しました。250gというとだいたいブロッコリー1本分ぐらいの量です。価格的には安くもなく高くもないといった感じです。
裏面を見て気づいたのですが、こちらの商品は国産ではなくエクアドル産でした。エクアドルは中南米の国です。見た目からは国産をイメージしていたのですが、海外産だったのは意外でした。
とはいえ実際に食べて見ないことには味がどうなのかはわかりません。そこで国産の生のブロッコリーを買ってきて、茹でてから冷まし冷凍保存したもの、レンジで加熱してから冷まし冷凍保存したものと食べ比べてみて、味や食感がどのように違うのかを検証していきます。
まずは買ってきたブロッコリーの冷凍保存の仕方を解説します。まずはブロッコリーの太い茎からつぼみを切り離します。
次に鍋に水を入れ、水1リットルに対して塩大さじ1加えて火にかけます。沸騰したらカットしたブロッコリーを入れ、2分ほど茹でます。
茹でたらざるに取り、冷めるまで待ちます。冷めたら冷凍用保存袋に入れ冷凍保存します。
レンジの方は同じようにブロッコリーのつぼみを切り離し、耐熱容器に入れます。ブロッコリー100gに対して水を大さじ2程ふりかけ、上からラップをします。
あとはレンジで加熱します。加熱時間はブロッコリー100gなら600Wで2分秒、500Wなら2分30秒加熱します。
レンジにかけたら冷めるまで待ち、冷凍用保存袋に入れて冷凍保存します。
この茹でてから冷凍したブロッコリーとレンジで加熱してから冷凍したブロッコリー、ニチレイの冷凍のブロッコリーを流水解凍して、味や食感がどのように違うかを検証します。
こちらはニチレイの冷凍ブロッコリーです。これをポリ袋に入れます。
ポリ袋に入れる際はしっかりと中の空気を抜いたほうが、ブロッコリーと水が触れる面が増え、その分解凍時間が短縮できます。
このときストローがあると空気を抜きやすいです。ストローをこのようにポリ袋の中に入れ、吸ったときに空気が入らないように、ポリ袋をギュッとしめて指で押さえておきます。
この状態でストローで中の空気を吸います。2、3回吸うのを繰り返せば、中の空気がしっかりと抜けます。あとは空気が入らないように指で押さえたまま、さっとストローを抜き、ポリ袋をねじってからしっかりとしめます。
これでこのように密封ができます。
これを容器に入れて、上から水をたらして流水解凍します。水温は27度くらいで大体15分ほどでしっかり解凍できます。
こちらは流水解凍したものです。
並べるとこんな感じです。左はニチレイの冷凍ブロッコリーで、右はそれを流水解凍したものです。
少し変な味がするんじゃないのかなって思っていたのですが、食べて見たところ実際はそんなことはなく、普通に通常のブロッコリーの味がして十分食べられる味でした。
食感もよくてそんなにしなっとした感じもありませんでした。
こちらは茹でてから冷凍したブロッコリーです。こちらもポリ袋に入れて流水解凍します。
こちらは流水解凍したものです。
並べるとこんな感じです。左は茹でてから冷凍したブロッコリーで、右はそれを流水解凍したものです。
食べて見たところ食感はよかったです。味の方はお湯に塩を加えて茹でたので、適度な塩見とそれによって甘みも強調されていて、おいしかったです。
こちらはレンジで加熱してから冷凍したブロッコリーです。こちらもポリ袋に入れて流水解凍します。
こちらは流水解凍したものです。
並べるとこんな感じです。
並べるとこんな感じです。左はレンジで加熱してから冷凍したブロッコリーで、右はそれを流水解凍したものです。
食べて見たところこちらも食感もよかったです。味の方はブロッコリーの味がしっかりとあっておいしかったです。
ニチレイのブロッコリーも味はおいしかったのですが、こちらと比べるとやや薄味に感じます。その分こちらは濃厚なブロッコリーの味がしました。
味や食感を比較してみた結果は茹でたものは塩を加えてゆでているので、甘みが強調されておいしかったのですが、ブロッコリーそのままの味のニチレイのブロッコリーや、レンジで加熱してから冷凍保存したブロッコリーとはちょっと味が違います。
これは好みだと思います。個人的にはどちらもおいしかったです。
ニチレイのブロッコリーとレンジで加熱してから冷凍したブロッコリーでは、レンジで加熱して冷凍した国産のブロッコリーの方が味はかなり濃厚でした。こちらはだいぶ差が出ました。
次はそれぞれの冷凍ブロッコリーをフライパンでさっと炒めて加熱解凍した時の味や食感の違いを検証します。
まずはニチレイの冷凍ブロッコリーをフライパンで炒めます。
こちらは加熱解凍したものです。
並べるとこんな感じです。
食べて見たところしっかりとブロッコリーの味がして、食感もよくおいしかったです。
こちらは茹でてから冷凍保存したブロッコリーを加熱解凍したものです。
並べるとこんな感じです。
食べて見たところ、茹でてから冷凍したものは塩ゆでしたことで、甘みが強調されておいしかったです。ただニチレイのものとは味が違ってきているので、どちらがいいかは好みによると思います。個人的にはこちらもどちらもおいしかったです。食感は若干しなっとしています。
こちらはレンジで加熱してから冷凍保存したブロッコリーを加熱解凍したものです。
並べるとこんな感じです。
食べて見たところチレイのものよりも味が濃厚で、炒めた場合でもやはりこちらの方がおいしかったです。
加熱解凍したそれぞれのブロッコリーの味や食感の違いをまとめるとこんな感じです。
ちなみに今回の検証については以下の動画でも詳しく取り上げているので、併せて参考にしてみてください。
今回はニチレイの冷凍ブロッコリーを生で買ってきて、茹でてから冷凍したもの、レンジで加熱してから冷凍したものと食べ比べて見て、おいしいのかどうかを検証しました。
国産のブロッコリーではないというのが気になりましたが、食べて見ても特に変な味もせずしっかりとブロッコリーの味がして食感もよくおいしかったです。
ただ買ってきてレンジで加熱した後冷凍したブロッコリーと比べるとやや味は薄く、比較するとレンジで加熱して冷凍したものの方がよかったです。
それでも普通に食べれるレベルなので、生のブロッコリーが売ってなくて、冷凍しかない場合は、こちらを購入してもいいと思います。