HOME > 冷凍食品の味や食感を検証 > マルハニチロの冷凍ブロッコリーって味や食感はどうなの?産直のほうれん草と食べ比べて見た!
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マルハニチロは冷凍食品もたくさん扱う大手食品メーカーの一角です。今回はこちらの「冷凍ブロッコリー400g」という商品が売られていたので、試しに購入してみました。
購入したはいいのですが気になるのは味や食感です。そこで今回は国産の生のブロッコリーを買ってきて、茹でてから冷まし冷凍保存したもの、レンジで加熱してから冷まし冷凍保存したものと食べ比べてみて、味や食感がどのように違うのかを検証していきます。
まずは今回購入した「冷凍ブロッコリー400g」という商品の紹介です。400gというとだいたいブロッコリー1本と半分くらいの量になります。
近所のスーパーで購入しましたが、価格は税込みで298円でした。価格的には安くもなく高くもないといった感じです。
裏面を見て気づいたのですが、こちらの商品は国産ではなくエクアドル産でした。エクアドルは中南米の国です。見た目から国産なのかと思っていたのでしたが、エクアドル産だったのは意外でした。
海外産とはいえ食べて見ないことには味や食感がどうなのかは判断できません。そこで国産のブロッコリーと食べ比べて見ることにします。
まずはブロッコリーの冷凍保存の仕方を解説します。まずはブロッコリーの太い茎からつぼみを切り離します。
次に鍋に水を入れ、水1リットルに対して塩大さじ1加えて火にかけます。沸騰したらカットしたブロッコリーを入れ、2分ほど茹でます。
茹でたらざるに取り、冷めるまで待ちます。冷めたら冷凍用保存袋に入れ冷凍保存します。
レンジの方は同じようにブロッコリーのつぼみを切り離し、耐熱容器に入れます。ブロッコリー100gに対して水を大さじ2程ふりかけ、上からラップをします。あとはレンジで加熱します。
加熱時間はブロッコリー100gなら600Wで2分、500Wなら2分30秒加熱します。
レンジにかけたら冷めるまで待ち、冷凍用保存袋に入れて冷凍保存します。
この茹でてから冷凍したブロッコリーとレンジで加熱してから冷凍したブロッコリー、マルハニチロの冷凍のブロッコリーを流水解凍して、味や食感がどのように違うかを検証します。
こちらはマルハニチロの冷凍ブロッコリーです。これをポリ袋に入れます。
ポリ袋に入れる際はしっかりと中の空気を抜いたほうが、ブロッコリーと水が触れる面が増え、その分解凍時間が短縮できます。
このときストローがあると空気を抜きやすいです。ストローをこのようにポリ袋の中に入れ、吸ったときに空気が入らないように、ポリ袋をギュッとしめて指で押さえておきます。
この状態でストローで中の空気を吸います。2、3回吸うのを繰り返せば、中の空気がしっかりと抜けます。あとは空気が入らないように指で押さえたまま、さっとストローを抜き、ポリ袋をねじってからしっかりとしめます。
これでこのように密封ができます。
これを容器に入れて、上から水をたらして流水解凍します。水温は14.8度くらいで大体25分ほどでしっかり解凍できます。
こちらは流水解凍したものです。
並べるとこんな感じです。
食べて見たところ、味の方はしっかりとブロッコリーの味がして特に変な味もしませんでした。食感もしなっとした感じではなくて適度にシャキッとしていてよかったです。
こちらは茹でてから冷凍したブロッコリーです。こちらもポリ袋に入れて流水解凍します。
こちらは流水解凍したものです。
並べるとこんな感じです。
食べて見たところ、こちらもブロッコリーの味はしっかりあり、さらに塩ゆでしているので適度に塩味が効いて、それにより甘みも強調されておいしかったです。食感はこちらもよかったです。
こちらはレンジで加熱してから冷凍したブロッコリーです。こちらもポリ袋に入れて流水解凍します。
こちらは流水解凍したものです。
並べるとこんな感じです。
食べて見たところ、こちらはマルハニチロの冷凍ブロッコリーに比べるとブロッコリーの味が濃厚で、味の深さに差が出た感じがしました。
マルハニチロのブロッコリーを先に食べた時はしっかりブロッコリーの味がしたなと思ったのですが、こちらと食べ比べてみるとマルハニチロの方が味は薄く感じます。食感に関してはこちらもよかったです。
味や食感を比較してみた結果は茹でたものは塩を加えてゆでているので、甘みが強調されておいしかったのですが、ブロッコリーそのままの味のマルハニチロのブロッコリーや、レンジで加熱してから冷凍保存したブロッコリーとはちょっと味が違います。
これは好みだと思います。個人的にはどちらもおいしかったです。
マルハニチロのブロッコリーとレンジで加熱してから冷凍したブロッコリーでは、レンジで加熱して冷凍した国産のブロッコリーの方が味はかなり濃厚でした。こちらに関しては大分差が出ました。
次はそれぞれの冷凍ブロッコリーをフライパンでさっと炒めて加熱解凍した時の味や食感の違いを検証します。マルハニチロの冷凍ブロッコリーをこのようにフライパンで炒めて加熱解凍します。
こちらは加熱解凍したものです。
並べるとこんな感じです。
食べて見たところしっかりとブロッコリーの味がします。まだ加熱したことで水分が減り味もやや深まった感じがします。甘みも少し出てきました。解凍自体は流水解凍したものよりも加熱解凍したものの方がおいしかったです。食感もよかったです。
こちらは茹でてから冷凍保存したブロッコリーを加熱解凍したものです。
並べるとこんな感じです。
食べて見たところ、茹でてから冷凍したものは塩ゆでしたことで、甘みが強調されておいしかったです。ただやはりマルハニチロのものとは味が違ってきているので、どちらがいいかは好みによると思います。
個人的にはこちらもどちらもおいしかったです。食感もよかったです。
こちらはレンジで加熱してから冷凍保存したブロッコリーを加熱解凍したものです。
並べるとこんな感じです。
食べて見たところ、加熱した場合でもやはりマルハニチロのものよりも味は濃厚で美味しかったです。食感もよかったです。
加熱解凍したそれぞれのブロッコリーの味や食感の違いをまとめるとこんな感じです。
今回の検証については以下の動画でも詳しく取り上げているので、併せて参考にしてみてください。
今回はマルハニチロの冷凍ブロッコリーの味や食感を検証するために、国産のブロッコリーを生で買ってきて、茹でてから冷凍したもの、レンジで加熱してから冷凍したものと食べ比べてみました。
海外産ということで味はどうなのかと気になりましたが、食べて見たところ別に変な味もせずしっかりブロッコリーの味がしておいしかったです。
こちらでも十分おいしいブロッコリーなのですが、自分でレンジで加熱してから冷凍したブロッコリーに比べると味の濃厚さに大分差がありました。なのでどちらがいいかを選ぶと後者の自分でレンジで加熱したブロッコリーになります。
ただそれでもマルハニチロの冷凍ブロッコリーも十分に食べれるおいしさなので、ブロッコリーが欲しくて生が売っていない場合は、こちらの商品を選んでみてもいいかと思います。