HOME > 食品の重さをチェック > ほうれん草の重さは1株、1束、1把で何グラム、大きさやカロリーは?
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ほうれん草はビタミンCやカリウムなどの栄養素が豊富な食品で、おひたしや炒め物、和え物などにして食べられます。今回はほうれん草1株の重さ、1本の重さ、1束のを重さをそれぞれはかっていきます。
さらにほうれん草100g分の分量や、ほうれん草を茹でてカットしたものの各グラムごとの分量、ほうれん草に含まれる栄養素の量、ほうれん草の見分け方や保存方法についても取り上げます。
ほうれん草はまとめて売られていることが多く、その場合は1束、2束、もしくは1把(いちわ)、2把と数えます。単体では1株、2株もしくは1本、2本と数えます。ほうれん草の数え方についてはほうれん草の数え方・単位は1株、1束、1本?でも詳しく解説しています。
ほうれん草は1株の株元から何本も茎がのびていますが、伸びている本数によって重さはどの程度変わるかを検証していくことにします。まずはそれぞれの大きさを図っていきます。最初は1株で7本の茎がついているものです。大きさは縦31cm、横19.5cmです。
つぎは1株で5本の茎がのびているものです。大きさは縦は34.5cm、横15cmです。
つぎは1株で4本の茎がのびているものです。大きさは縦は24cm、横9cmです。
次は1株のほうれん草から茎葉を一本ちぎったものです。大きさは縦34cm、横9cmです。
つぎは小さめのほうれん草の茎葉1本の大きさです。縦は26cm、横9cmです。
それではほうれん草1株の重さについて見ていきます。まずは茎葉が7本ついたものです。重さは1株で46.5gです。廃棄するのは株元の部分で廃棄率は10%、可食部割合は90%となります。株元は栄養素も豊富でしっかりと洗えば食べることもできます。株元をカットした可食部の重さは41.8gで、この時のカロリーは8.3kcalです。
ほうれん草1株、茎葉5本付きの重さは28.6gで、可食部重量は25.7gです。この時のカロリーは5.1kcalです。
ほうれん草1株、茎葉4本付きの重さは14.5gで、可食部重量は13gです。この時のカロリーは2.6kcalです。
食品 | 重さ | 可食部の重さ | 可食部のカロリー |
---|---|---|---|
ほうれん草1株7本付き | 46.5g | 41.8g | 8.3kcal |
ほうれん草1株5本付き | 28.6g | 25.7g | 5.1kcal |
ほうれん草1株4本付き | 14.5g | 13g | 2.6kcal |
ほうれん草の株からちぎった茎葉1本の重さは8gで、可食部重量は7.2gです。この時のカロリーは1.4kcalです。
小さいサイズのほうれん草の茎葉1本の重さは3.4gで、可食部重量は3gです。この時のカロリーは0.6kcalです。
食品 | 重さ | 可食部の重さ | 可食部のカロリー |
---|---|---|---|
ほうれん草1本 | 8g | 7.2g | 1.4kcal |
ほうれん草(小)1本 | 3.4 | 3g | 0.6kcal |
ほうれん草は数株が束になって売られていることが大半です。そこで袋詰めにされた一束、一把のほうれん草の重さも計ってみました。ちなみに1束で8株のほうれん草が入っていました。ほうれん草1束、1把の重さは204.3gで、可食部重量は183.8gです。この時のカロリーは36.7kcalです。
食品 | 重さ | 可食部の重さ | 可食部のカロリー |
---|---|---|---|
ほうれん草1束 | 204.3g | 183.8g | 36.7kcal |
ほうれん草100g分だと上記の写真のような分量が100gになります。これは大小4株のほうれん草の束です。この時のカロリーは20kcalです。
ほうれん草を茹でると重さはどうなるかについても検証してみました。まずはほうれん草1株7本付きの重さです。こちらは46.5gです。可食部重量は41.8gで、この時のカロリーは8.3kcalです。
つぎに上記のほうれん草を茹でたものです。重さは41.4gです。茹でてから水けを絞ったものなので重さはゆでる前よりも減っています。可食部重量は37.2gで、この時のカロリーは9.3kcalです。
食品 | 重さ | 可食部の重さ | 可食部のカロリー |
---|---|---|---|
ほうれん草1株7本付き | 46.5g | 41.8g | 8.3kcal |
ゆでたほうれん草1株7本付き | 41.4g | 37.2g | 9.3kcal |
あえものやおひたしなどに使う場合、ほうれん草を茹でてからカットして使います。そこでカットしたほうれん草5g分、10g分、20g分、30g分、50g分、100g分それぞれの分量の画像を紹介します。まずは上記の5g分のほうれん草の画像です。こちらでカロリーは1.2kcalになります。
次にカットした茹でたほうれん草10g分の画像です。この時のカロリーは2.5kcalです。
次にカットした茹でたほうれん草20g分の画像です。この時のカロリーは5kcalです。
次にカットした茹でたほうれん草30g分の画像です。この時のカロリーは7.5kcalです。
次にカットした茹でたほうれん草50g分の画像です。この時のカロリーは12.5kcalです。
次にカットした茹でたほうれん草100g分の画像です。この時のカロリーは25kcalです。
食品 | 重さ | 可食部の重さ | 可食部のカロリー |
---|---|---|---|
カットして茹でたほうれん草5g分 | 5g | 5g | 1.2kcal |
カットして茹でたほうれん草10g分 | 10g | 10g | 2.5kcal |
カットして茹でたほうれん草20g分 | 20g | 20g | 5kcal |
カットして茹でたほうれん草30g分 | 30g | 30g | 7.5kcal |
カットして茹でたほうれん草50g分 | 50g | 50g | 12.5kcal |
カットして茹でたほうれん草100g分 | 100g | 100g | 25kcal |
それではここで各サイズのほうれん草の重さをもう一回まとめて見てみることにします。ほうれん草は1株でもついてる茎葉の数で重さも異なります。7本付きなら46.5g、5本付きは28.6g、4本月は14.5gです。ほうれん草の茎葉1本だと8gで小さいものは3.4gです。ほうれん草の束(8株分)の重さは204.3gです。
ほうれん草の重さ一覧
食品 | 重さ | 可食部の重さ | 可食部のカロリー |
---|---|---|---|
ほうれん草1株7本付き | 46.5g | 41.8g | 8.3kcal |
ほうれん草1株5本付き | 28.6g | 25.7g | 5.1kcal |
ほうれん草1株4本付き | 14.5g | 13g | 2.6kcal |
ほうれん草1本 | 8g | 7.2g | 1.4kcal |
ほうれん草(小)1本 | 3.4 | 3g | 0.6kcal |
ほうれん草1束 | 204.3g | 183.8g | 36.7kcal |
ほうれん草は栄養満点の食品の一つです。ほうれん草は大小4株の束で約100gほどなので、100g中に含まれる栄養素の量と、多く含まれる栄養素、そしてその働きについて解説します。
ほうれん草には鉄分が豊富に含まれます。鉄は体内の酸素を運ぶ赤血球の構成成分で不足すると貧血を引き起こします。ほうれん草の鉄分は吸収率があまりよくないので、吸収率を高めるビタミンDやビタミンCを多く含む食品と一緒に取るといいでしょう。
ほうれん草は抗酸化物質で体を酸化や老化から守ってくれるビタミンCやβ-カロテンも多く含まれます。β-カロテンはプロビタミンAと呼ばれ、体内でビタミンAへと変わります。
この他造血作用のあるビタミンB6や葉酸も多く含まれます。貧血の予防にも効果的です。
また高血圧の予防にも効果のあるカリウムや骨の健康を維持するビタミンKも多く含まれます。
ほうれん草100gに含まれる栄養素
栄養素 | 含有量 | 単位 |
カロリー | 20 | kcal |
たんぱく質 | 2.2 | g |
脂質 | 0.4 | g |
炭水化物 | 3.1 | g |
食塩相当量 | 0 | g |
栄養素 | 含有量 | 単位 |
ビタミンA(レチノール当量) | 350 | μg |
ビタミンD | 0 | μg |
ビタミンE(α-トコフェロール) | 2.1 | mg |
ビタミンK | 270 | μg |
ビタミンB1 | 0.11 | mg |
ビタミンB2 | 0.20 | mg |
ナイアシン | 0.6 | mg |
ビタミンB6 | 0.14 | mg |
ビタミンB12 | 0 | μg |
葉酸 | 210 | μg |
パントテン酸 | 0.20 | mg |
ビオチン | 2.9 | μg |
ビタミンC | 35 | mg |
栄養素 | 含有量 | 単位 |
ナトリウム | 16 | mg |
カリウム | 690 | mg |
カルシウム | 49 | mg |
マグネシウム | 69 | mg |
リン | 47 | mg |
鉄 | 2.0 | mg |
亜鉛 | 0.7 | mg |
銅 | 0.11 | mg |
マンガン | 0.32 | mg |
(他の食品と比較して多めに含まれている成分は太字で表示してます。)
※7訂食品成分表2016より
ほうれん草は葉が濃い緑色で、葉先までピンと張っているものを選びます。茎は適度な太さで、根元は鮮やかなピンク色をしたもの、切り口はみずみずしいものを選びます。。詳しくはおいしいほうれん草の見分け方・選び方で解説しています。
以下ではほうれん草の見分け方・選び方をドアップの映像で動画で解説しているので、併せて参考にしてみてください。
ほうれん草の見分け方だけでなくほうれん草の保存方法についても紹介します。ほうれん草は乾燥を防ぐために新聞紙で包んでポリ袋に入れて軽く口をしめ、冷蔵庫に立てかけて保存で1週間は持ちます。
ほうれん草を茹でてから水けを絞り、5cm幅にカットして冷凍用保存袋に入れて冷凍保存すれば1ヵ月は持ちます。ほうれん草の詳しい保存の仕方についてはほうれん草の保存方法と保存期間、長持ちのコツで解説しています。
ちなみに以下の動画では実際にポリ袋に入れて保存する方法の効果を検証しています。併せて参考にしてみてください。