見た目はパプリカほどの大きさで、通常のピーマンのように緑色をしたピーマンを見かけることがあるかもしれません。これはジャンボピーマンと呼ばれる品種です。
今回はジャンボピーマンとはどんなものなのか、また通常のピーマンやパプリカとの違いについて詳しく見ていきます。さらにジャンボピーマンの見分け方や保存法、おいしいレシピについても紹介します。
ジャンボピーマンとはピーマンの一種で、その名の通り通常のピーマンよりもサイズの大きなピーマンです。ジャンボピーマンについては以下の動画でも詳しく解説しているので合わせて参考にしてみてください。
ジャンボピーマンも味も食感もピーマンと同じなので、ピーマンと同じように料理に使うといいです。
最大の違いはそのサイズです。ジャンボピーマンは通常のピーマンよりも大きくて重さもあります。こちらは通常のピーマンの重さですが、大きさは縦7.5cm、横4.5cmで、重さは37.5gです。
一方でジャンボピーマンの場合は、大きさは縦9.5cm、横8.1cmで、重さは151.3gあります。ピーマンやジャンボピーマンの重さについてはピーマンの重さは1個で何グラム、大きさやカロリーは?でも詳しく解説しています。
ジャンボピーマンもピーマンもどちらもまだ熟していないので緑色をしています。
形は通常のピーマンはやや細長い形状ですが、ジャンボピーマンは丸みを帯びています。
味はジャンボピーマンはほぼ通常のピーマンと同じです。多少甘みも感じますが、それほど大きな差ではありません。
実はパプリカとはジャンボピーマンが赤や黄色に熟したものです。つまりパプリカもジャンボピーマンも同じもので、熟すかどうかの違いになります。
ジャンボピーマンはまだ熟していないので緑色をしています。パプリカはジャンボピーマンが熟したもので、赤や黄色、橙などの色をしています。これは葉緑素の緑成分が減少し、変わってアントシアニンやカロチノイドなどの色素成分が増えることによります。
形やは全く同じです。熟すかどうかの違いで色は変わりますが、形は変わりません。
味はジャンボピーマンはほぼ通常のピーマンと同じです。一方パプリカは甘みが強く、ピーマン特有の青臭さはあまりありません。
大きさや重さも同じです。個体差による違いはありますが、ジャンボピーマンだから重い、パプリカだから軽いといったような違いはありません。
ジャンボピーマンも通常のピーマンと見分け方はほぼ同じです。緑が濃くてツヤのあるもの、へたの切り口がみずみずしいものがいいです。触ってみてハリがありしっかりとした弾力があるもの、持ってみて重みのあるものも良品です。
ジャンボピーマンの旬は6月から10月ごろです。ちなみに当サイトで撮影したジャンボピーマンは近所の生鮮食品店で6月のはじめごろに購入したものです。
ジャンボピーマンは一つずつ新聞紙で包んでポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存します。これで1週間は保存ができます。カットして茹でてから冷まし、冷凍保存してもいいです。この場合は1か月ほど持ちます。
それでは実際にジャンボピーマンを使ったレシピをいくつか紹介していきたいと思います。まずはジャンボピーマンの肉詰めです。通常のピーマンよりも大きいので、ボリュームたっぷりの肉詰めが出来上がります。使う材料は以下の通りです。
まずはピーマンのへたをカットします。今回はダイソーなどの100均で売っているピーマンのへたとりグッズを使いました。こちらを使うことでへたの部分だけきれいに取り除けます。ピーマンのへたとりグッズについては以下の動画でも検証しているので参考にしてみてください。
ジャンボピーマンを半分にカットしてへたと種を取り除きます。
茶こしなどで片栗粉をジャンボピーマンの内側にふりかけます。
玉ねぎはみじん切りにしておきます。
ボウルに合い挽き肉とみじん切りにしたたまねぎ、塩、こしょう、ナツメグの粉末をふりかけ、よく混ぜ合わせます。
ジャンボピーマンによく混ぜた合い挽き肉を詰めます。
フライパンに油をひいて中火にかけ、肉の面を下にしてジャンボピーマンを入れます。
一分ほど加熱して焼き色がついたら弱火にし、酒を振りかけてからふたをして、10分ほど蒸し上げます。
中まで火が通ったらお皿に移し、ソースをかけて出来上がりです。
次は豚肉とジャンボピーマンのマヨ炒めを紹介します。使う材料は以下の通りです。
まずは豚肉を一口サイズにカットして、上から茶こしを使ってまんべんなく片栗粉をふりかけます。
ジャンボビーマンとパプリカは乱切りにします。
フライパンに油をひいて中火で豚肉を炒めます。
豚肉の火が通ってきたらジャンボピーマンとパプリカを加えて炒めます。
ジャンボピーマンとパプリカにも火が通ったら、マヨネーズ、オイスターソース、しょう油を加えてさっと混ぜ炒めます。
後は塩・コショウを少々振りかけて出来上がりです。