今では朝食の定番となっている食パンですが、食パンの数え方はカットしたもの、カットせずに塊のもので何と数えるのが正解なのでしょうか。そこで今回は食パンの数え方や、カットした際の数え方、英語での数え方などを詳しく見ていくことにします。
カットする前の塊の食パンは1斤、2斤と数えます。ちなみに下の画像は1斤の食パンです。
もともと一斤とは尺貫法による重さの単位のことで、一斤は約600gです。明治時代、イギリスの重さの単位1ポンドは約450gで、船来品に関してはこの1ポンド450gで1斤としていました。
船来品である食パンの重さが大体450gだったので、当所は450gで1斤と数えられていました。
このときの一斤という数え方が、現在でも食パンを数える際の単位として定着しています。なお食パン1斤の重さは製法や材料により異なることもふまえ、公正競争規約では食パン1斤は340g以上と定められています。
食パンは通常スライスして食べられます。スライスした食パンの場合は1枚の食パン、2枚の食パンと数えます。下の画像は1枚の食パンです。
スライスした食パンは5枚入り、6枚入り、8枚入りなどで袋に詰めて売られていることが多いです。袋詰めされた食パンの数え方は1袋、2袋と数えます。下の画像は1袋の食パンです。
食パンの耳は細長い形状をしているので1本、2本と数えます。1枚分4本だと1枚分、2枚分とも数えます。下の画像は4本食パンの耳、1枚分の食パンの耳と数えます。
食パンは英語ではwhite breadといいます。breadとはパンという意味です。カットする前の食パンを数えるときは1斤の場合は「loaf of white bread」、2斤の場合は「two loaves of white bread」と数えます。「loaf」とは一塊という意味です。
スライスした食パンを数えるときは「a slice of white bread」、「two slices of white bread」と数えます。
食パン1枚の重さはカットする枚数によって異なります。6枚切りの場合は1枚60gほどです。
食パン1斤の重さは商品によって異なります。1斤の解説のところでは730gと大きなものを紹介しました。市販の食パン1袋を1斤とするとだいたい370gほどです。
各種食パンの重さやカットしたものの重さについては食パン(バゲット、バタール)の重さは1本、1枚で何グラム?大きさやカロリーは?で詳しく解説しています。
食パンは強力粉、水、イースト、塩、砂糖、油脂等を混ぜて作った生地を、型に入れて焼き上げたパンです。ふたをして焼くと角型に、しないで焼くと山なりに焼きあがります。
18世紀のイギリスで、カナダ産強力粉を原料に、型に入れて山なり型に焼き上げたものが発祥で、その後世界的に広まっていきました。日本には明治初期に入ってきました。