HOME > 料理の便利グッズが本当に使えるかを検証 > ダイソーの指を守るスライサーグリップって使えないの?スライサーとおろし器で実際に使ってみた!
|

ダイソーの店内で「スライサーグリップ」という商品を発見。スライサーやおろし器を使う際に指を守ってくれる商品のようです。便利そうではありますが本当に使えるのでしょうか。
気になったので今回こちらを実際に使ってみてその使い具合や効果を検証してみることにします。さらにスライサーやおろし器以外での便利な使い方も併せて紹介します。
まずはこちらの商品の価格です。価格は110円(税込)でした。ダイソーで売られている一般的な商品の価格になります。ダイソーにはこのほか220円や330円、550円といった商品も売られています。

つぎにこちらの商品を見ていきます。パッケージには商品名とスライサーとおろし器から指を守ると記載されています。

裏面にはどうやって使えばいいのかわかりやすいように絵でスライサーとおろし器での使い方が掲載されています。

また使用上の注意も細かく掲載されています。

次は中の商品を取り出してみてみます。このように指を入れるくぼみ部分があります。

くぼみ部分の内側には段々に山になった線が入っていて、これがグリップ力を高めてつかんだときに指が滑りにくいようになっています。

つかむ部分にはたくさんの小さな突起がついていて、ここで野菜などをしっかりキャッチして離さないようになっているようです。

さらに底の部分にも十字の細い突起がついていて、こちらの商品の底がスライサーの刃やおろし金に直接当たらないようになっているようです。

ただ使用上の注意にもありましたが、この突起の部分が刃やおろし金の部分で削れないように注意も必要なようです。

それでは実際におろし金とスライサーでこちらを使ってみることにします。まずは大根をおろすので使ってみます。大根をカットして皮をむいたらおろし金ですりおろしていきます。

大根がまだ長さがあるうちは手でもって大根をおろします。
長さが短く薄くなってきたら今度は縦にしておろします。

両側をおろして長細くなってきたら再び立てておろします。

このくらいまでになると手がおろし金にあたりそうになってきますが、注意してやればまだ手でもおろせます。

最終的にここまで小さくなりました。

これをスライサーグリップでこのようにつかみます。上の一部をはさみましたがこのぐらいでも割としっかりとつかんでくれます。

これでおろしてみますが、ちょっとおろしたら底の突起の部分にあたるので、この位しかおろせませんでした。

この位の小ささにまでなるとこちらのスライサーグリップを使ってもおろせる量は限られるようです。
一応少し注意が必要になってくるこのくらいの長さからスライサーグリップを使ってみます。

こちらでこのように大根をはさんでおろしていきます。

しっかり大根をキャッチしてくれているので、力を入れても大根がズレずにおろすことができます。あと慎重に手が切れないようにと気を遣わずにやれるので、結構楽にすりおろせます。
こちらも縦にしたり横にしたりして最終的にこのくらいまで小さくなりました。

手で最後までやってみたのと比較した感想は、こちらの商品はしっかりと野菜をつかんで固定してくれるので、すりおろすのも問題なくできます。
ただ手で最初にやってて途中からこちらに持ち替えてやるのは少し面倒な気もします。それに手でも慎重にやればそうそうケガをすることもないでしょう。
ただ慣れた時に油断していると怪我をするということも考えられます。なのでより安全を期したいならこちらの商品を使うのもありかなと思います。
それからそこの部分の突起に刃が当たらないように最後の方は加減も必要です。途中までと同じ感じでいきおいよくおろしているとプラスチックの突起の部分まで一緒に削ってしまいかねません。使う場合はその点も注意が必要です。
次はスライサーできゅうりをすりおろすのに使ってみます。長さがあるうちは普通に手でもってやります。

この位まで短くなって、手でやりづらくなってきたらスライサーグリップに持ち替えます。

こちらもこのぐらいの幅ですがしっかりきゅうりをつかんで固定してくれるので、ズレることなくしっかりスライスできます。

ただすでに結構短いのですぐそこの部分が当たりそうになります。なのでこの位しか追加ですれませんでした。

短くなってきても手で慎重にやればスライスできないことはありませんが、けがが心配ならこちらも最後の方はスライサーグリップを使うのもありだと思います。

ここまでスライサーグリップについてみてきましたが、実は指を守る機能以外にも使える便利な機能があります。それは長いもの皮むきやすりおろす際に使うというものです。
長いもは皮があるうちは皮の部分をもって皮をむけばいいです。

ただ皮がなくなってくると皮をむいたぬめぬめした部分をもって皮をむかなければなりません。

コレだと手が汚れるし、ぬめぬめしてすべって持ちにくいという問題があります。
この際にスライサーグリップで皮をむいた部分をつかめば、突起部分でしっかりキャッチしてくれるので、皮をむく際にてが汚れることもなくぬめりで手が滑ることもありません。

実際にやってみましたがかなり使える商品です。
さらに長芋をすりおろす際もこちらの商品でつかんでおろせば、ぬるぬる手が滑ることもなくしっかりと長いもをすりおろすことができます。

こちらも短くなってきたら縦にしたり横にしたりして持ち方を変えてここまで小さくすりおろすことができます。

ただつかむ長芋の大きさがこのくらいあると、手でつかみ続けるのは結構指が疲れます。なので最初のうちは半分くらいは皮を残して、皮の部分をもって手ですりおろします。

短くなってきて、手でつかむ部分の皮がなくなってきたらスライサーグリップを使ってすりおろすといいです。
今回はダイソーのスライサーグリップが本当に使えるのかどうかを検証しました。ちゃんと使える商品でした。
最後は底の突起まで削らないように加減が必要ですが、底以外はしっかり野菜をつかんで固定して楽にすりおろしたりスライサーしたりできる商品です。
ただそのつど手から持ちかえるのは面倒かなという気もするので、手で慎重にやるから大丈夫という方はいらないかなとも思います。
指を守る働きに関してはこんな感じですが、長芋での使用ではかなり使えます。皮をむくのにもおろすのにもかなり便利なので、こちらの用途ならおすすめの商品です。