HOME > 料理の便利グッズが本当に使えるかを検証 > ダイソーの電子レンジ調理器温野菜って使えないの?しっとりおいしく蒸せるのか検証してみた!
|
ダイソーの店内で「電子レンジ調理器温野菜」という商品を発見。本当にちゃんと温野菜を作れるのか気になったので、今回こちらを購入してみて実際に使ってみることにします。
まずはこちらの商品の価格です。価格は110円(税込)でした。ダイソーで売られている一般的な商品の価格になります。
110円でレンジで温野菜が作れるということで値段的にはかなりお得だと思います。ダイソーにはこのほか220円や330円、550円といった商品も売られています。
つぎにこちらの商品を見ていきます。パッケージには商品名と、こちらの商品で作った温野菜の画像、それから中子付きでムラなく蒸せる!といったキャッチコピーが載っています。
さらに反対側にはフタ、中子、容器という3つのパーツの紹介と、こちらの商品を使った温野菜の作り方が解説されています。
さらに各野菜の分量とレンジでの加熱時間の目安が記載されています。野菜ごとにどの程度加熱すればいいのかがすぐにわかるので便利な一覧表です。
ちなみにこちらのパッケージの裏面を見てみるとこのように使用上の注意が詳しく記載されています。
次にこちらの商品を詳しく見ていきます。こちらの商品のふたを開けると容器が二重に重なって入っています。
重なった上の容器と下の容器の間には隙間があって、水を入れるとここに水がたまり、蒸気になって穴から出てきて食品を蒸らすことができるようです。なので水を入れても食品に直接水が付くことはありません。
直接野菜を水がつくと水が付く部分はどうしても水を吸収しすぎて柔らかくなりすぎてしまいます。なので仕上がりにもムラができてしまいます。その点こちらの商品はそうした心配がないのも便利なところです。
3つのパーツを並べるとこんな感じです。
それでは実際にダイソーの電子レンジ調理機温野菜を使って温野菜を作ってみることにします。まずはブロッコリーです。
最初にダイソーの電子レンジ調理機温野菜のふたを外して、熱湯を大さじ2加えます。熱湯は先に電気ポッドからほかの容器にそそいで置き、そこから計量スプーンですくって容器に入れるといいです。
ちなみになぜ水ではなくて熱湯なのかというと、水だと沸騰してから蒸気になるまで少し時間がかかります。
一方最初から熱湯を入れておけば、その分レンジにかけてすぐに蒸気になるので、同じ時間でも長く蒸気で蒸すことができます。ブロッコリーの場合は特にこの差が大きいです。
ここにブロッコリーを入れます。
後はふたをしてブロッコリー100gでレンジで600Wで2分加熱します。加熱したら5分ほど蓋を開けずに蒸らします。これでしっかり中まで蒸らすことができます。
ブロッコリーは茹でるのとは違って水を使わないレンジの場合はどうしてもぱさぱさとした食感になりがちです。
この方法ならレンジでもつぼみの部分までしっとりと仕上がります。
さらに水大さじ2を入れてレンジで加熱したものとも比べてみました。同じように2分レンジで加熱した後5分ほど蒸らしましたが、熱湯大さじ2を加えたものに比べるとややぱさぱさ感が残っていました。
次はにんじんを蒸してみることにします。にんじんも同じように先にダイソーの電子レンジ調理器温野菜に熱湯大さじ2入れます。
そこにカットしたにんじんを入れて蓋をします。
あとは電子レンジでにんじん100gに対して3分加熱しました。こちらもレンジ後に5分ほど蒸らしました。
こちらがレンジで加熱したにんじんです。食べてみましたがしっかり柔らかくなっていて甘みもでておいしかったです。
ちなみににんじんのような色が付きやすい野菜の場合はこのように中子のところに少しにんじんの色がついてしまいました。
キッチン漂白剤なども使ってみましたが、色は残ってしまいました。なので色が付きやすい野菜の場合は注意が必要です。
ただ使用上の注意では「色がついてもそのまま使っても、品質上の問題はない」と記載されています。なので気にしなければ問題なく使えるようです。
じゃがいもの皮をむいたら食べやすい大きさに乱切りにします。つぎにダイソーの電子レンジ調理器に熱湯大さじ2入れます。
そこにカットしたじゃがいもを入れて蓋をします。
あとは電子レンジでじゃがいも100gに対して600Wで3分30秒加熱します。加熱したら蓋をしたまま5分ほど蒸らします。
こちらはレンジで加熱したじゃがいもです。食べてみましたが中までしっかり火が通って柔らかくなっていて、外も適度にしっとりとしていておいしかったです。
ちなみにこの容器ならもう少し量が入りそうだったので、じゃがいもを200g分入れて加熱してみることにしました。熱湯は少し多めで大さじ3入れ、時間の方は3分30秒に約半分の2分10秒足して5分40秒で加熱しました。
こちらは加熱したものです。ちょうどよく蒸しあがっています。味もおいしかったです。各野菜で200gだとどのくらい時間がかかるのかは載ってはいませんでしたが、100g分の時間をいきなり2倍で試すと過熱しすぎになるかもしれません。
なのでまずは100gの時間の3分の1から半分ぐらいの時間を足して試してみて、足りないなら10秒刻みで温めてみるといいと思います。
今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、合わせて参考にしてみてください。
今回はダイソーの電子レンジ調理器温野菜が本当に使えるのかどうかを検証しました。結果は蒸し器で蒸したようなしっとり食感の温野菜がちゃんとできました。
野菜をカットしてレンジで加熱するだけで手軽に簡単に温野菜が調理できます。価格も110円と安かったので試しに買ってみるのも全然ありだと思います。