HOME > 料理の便利グッズが本当に使えるかを検証 > ダイソーのレンジで半熟卵器って本当にうまいの?鍋で茹でた半熟卵と食べ比べてみた!
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よく行く近所のダイソーで「電子レンジ調理機半熟たまご風」という商品を発見。名前の通り半熟卵がレンジで簡単に作れる商品のようですが、今回こちらを購入してみて、実際に使えるのかどうかを検証してみることにします。
今回は比較のために鍋で茹でて半熟卵を作ってみて、仕上がりに違いがないのかどうかも検証してみることにします。
まずは今回購入した商品の紹介です。パッケージには「電子レンジ調理機 半熟たまご風」と記載されていました。「風」というのがちょっと引っ掛かりますが、パッケージの写真だととろ〜っとしたおいしそうな半獣卵がうつっています。
価格の方は税込みで110円でした。100均のダイソーで売られている一般的な価格帯の商品のようです。
厚紙を外して中身を取り出してみるとこんな感じです。おわん型の容器になっています。
こちらは2つの容器が重なっていて、このように2つにわかれます。
上に乗っかっている容器はざるになっていて、このように細長い穴がいくつも空いていて、ここからお湯を切れる構造のようです。
それではこちらの電子レンジ調理器を使って実際に半熟卵を作ってみることにします。半熟卵の作り方についてはパッケージの裏面にこのように詳細に記載されていました。こちらの手順通りに作ってみることにします。
まずはざるを本体にセットして、このようにざるの目盛りの所まで水を入れます。
次にここに卵を割り入れます。卵の黄身が加熱中に割れてしまわないよう、フォークなどで黄身を刺して穴をあけておきます。
あとはこのままレンジで加熱します。加熱時間は600Wで1分20秒と記載されていたので、まずはその通りやってみることにします。
1分20秒加熱してみましたが、まだ白身の部分が透明で、十分に火が通っていなかったので、さらにレンジで加熱してみることにします。ちなみに裏面にも「表示の加熱時間はあくまでも目安です。卵の大きさ、ご使用の電子レンジ、その他の諸条件によりことなります。」と記載されていました。
一応気になる点といえば水温です。こちらは冬場で水温も10度と低かったので、これも時間がかかる要因なのかもしれません。
さらに30秒ほどレンジで加熱して合計1分50秒加熱しました。加熱したらこのようにざるの方を持ち上げれば簡単に水を切ることができます。
ちなみにざるの穴から抜け出て容器の方にこのくらい少し白身の塊がついていました。
それではレンジで加熱した半熟卵を見ていきます。こちらは1分50秒レンジで加熱した卵です。白身部分も比較的固まってきています。
黄身の部分は一部固まっていますがまだ大分ゆるくて半熟の一歩手前といった感じです。
どちらかというと温泉卵に近いゆるさです。もう少しねっとり感が欲しいところです。
そこで今度はレンジで600Wで2分10秒加熱してみました。こちらは2分10秒加熱したものです。白身もしっかりと固まってきています。
黄身もちょうどいい感じでねっとりしてきています。このぐらいが一番いい仕上がりな感じがします。
一応さらに加熱して2分30秒加熱した場合はどうなるかも見てみました。こちらは2分30秒加熱したものです。
こちらは黄身もだいぶ固まってきていて半熟よりは固ゆでに違い仕上がりになっています。
それぞれの加熱時間ごとの仕上がりを並べるとこんな感じです。やはり2分10秒が一番半熟卵に近い仕上がりに見えます。
本来半熟卵を作る場合は鍋で茹でて作ることが多いと思います。そこで次に鍋で作ってみた場合もどうなるかを見ていくことにします。
ちなみに鍋で茹でて半熟卵を作る際のゆで時間の目安については以前紹介した「ダイソー味付け卵メーカー」で、パッケージ表面にこのように記載されていました。こちらを参考に今回は超半熟の5分と半熟の7分を試してみることにします。
ちなみに「ダイソー味付け卵メーカー」の検証についてはダイソーの簡単味付け卵メーカーって本当にうまいの?ジップロックで作った味付け卵と食べ比べてみた!でも詳しく解説しているのでこちらも併せて参考にしてみてください。
それではまずは鍋に水を入れ沸騰させます。沸騰したら卵を入れ中火で茹でます。
茹でたら火が通りすぎないようにさっと水につけ、水の中で殻をむいていきます。
こちらは5分茹でた超半熟の半熟たまごです。白身の方はこのようにしっかり固まっています。
割ってみるとこのように中の黄身がすっかり出てしまいました。
黄身はまだ固まってはなくてややとろみがついたぐらいの状態です。どちらかというと温泉卵に近い感じです。ダイソーの半熟卵器で1分50秒加熱したものに近いです。
並べるとこんな感じです。どちらも黄みがまだゆるくてややとろみがついてきている感じが同じくらいなのがわかるかと思います。
こちらは7分茹でた半熟たまごです。こちらはこのように黄身もちょうどよく固まりかけていてとろみもあって半熟そのものな仕上がりです。ダイソーの半熟卵器だと2分10秒加熱したものがこちらに近い感じです。
並べてみるとこんな感じです。白身の形自体はダイソーの方はやや崩れていて、茹でた方はきれいな球状という見た目の違いはあります。
ただ黄身の固まり具合やとろみの付き具合は同じぐらいです。どうやらダイソーの半熟卵器でも十分半熟卵が作れるようです。
ちなみに今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、合わせて参考にしてみてください。
今回はダイソーのレンジで半熟卵器が使えるのかどうかを検証しました。加熱時間の方は条件によって変わってくるので、最初に最適な加熱時間を見つける手間はかかるかもしれませんが、時間さえわかればレンジでも茹でた場合と変わらないぐらいにしっかりと半熟卵を作ることができました。
卵の形自体は茹でた場合はきれいな楕円形で、レンジの方はやや形が崩れてしまいますが、形が気にならないならこちらの商品を使ってレンジで作ってみるのも全然ありだと思います。