HOME > 料理の便利グッズが本当に使えるかを検証 > ダイソーのリンゴカッターと包丁、リンゴをカットするならどっちが正解、検証してみたら意外な結果に!
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よく行くダイソーでリンゴが簡単にカットできるリンゴカッターという商品を見つけたので試しに購入してみました。
今回はこちらの商品でリンゴをカットした場合と包丁を使ってリンゴをカットした場合でどちらがいいのかを検証してみることにします。
まずはこちらが今回購入した商品です。厚紙のラベルにこのように固定されています。こちらを取り外してみます。
ちなみに紙にはこのようにカットしたりんごがどんな感じになるのかがのっています。中心の芯を円柱上にくりぬいて、周りの果肉が8つにくし切りに分けられています。
こちらは厚紙から取り外したダイソーのリンゴカッターです。
下側が刃になっていて、これを押し込んで行ってリンゴをカットするようです。
ちなみにこちらの商品の価格は税込みで110円でした。
それではこちらのリンゴカッターを使って実際にりんごをカットしてみることにします。
使い方について一応詳しく確認したかったのですが、このように裏面を見ても特に使う手順などは記載されていませんでした。この点は少し不便さを感じました。できれば図付きで記載してほしかったところです。
それではカットしていきます。まずは今回カットするリンゴです。
大きさは8.8cmほどです。
重さは304gありました。
このリンゴの上にダイソーのリンゴカッターをこのように載せます。このまま両サイドの白い手でもつ部分を持って真下へと押し込んでいきます。
思ったより固めで、カットするには結構力がいります。真上から体重をのせて抑えると、押し込みやすいと思います。押さえていくと少しずつ刃が果肉に食い込んでいきます。
刃が下まで行くとこのようにりんごがパカっと開きます。このパカッと開くのはなかなかくせになります。
こちらはカットしたものです。芯が残っていないものもありますが、芯の一部がまだ残っているものもあります。
芯はこのように円柱状にくりぬかれています。
果肉の方は皮はまだついているので、皮は包丁でカットします。さらに芯の一部が残っているものはその部分もカットします。
こちらはカットしたものです。重さの方は226gでした。最初の重さが304gだったので、226gを304gで割ると74.3%になり、残りの25.7%が皮や芯などを廃棄した割合になります。
ちなみに食べてみましたが味の方は特に変わった味はしなくて普通においしいリンゴでした。
比較のために包丁でりんごをカットした場合も見ていきます。こちらのリンゴの重さは306gです。こちらを包丁でカットします。
まずはこのように4つにカットします。
つぎに芯と皮をカットします。
あとはさらに半分にカットして全体で8つにカットします。ちなみにカットした断面ですが、包丁でカットした方がダイソーのリンゴカッターでカットしたものよりも色がきれいです。
ダイソーの方は断面がやや変色してきていました。おそらく包丁の方がスパッとカットできるので断面がきれいで、それが断面の変色にも影響しているのではないかと思われます。
重さの方は243gでした。最初の重さが306gだったので、243gを306gで割ると79.4%になり、残りの20.6%が皮や芯などの廃棄した割合になります。
りんごカッターの方は廃棄率が25.7%だったの、自分で包丁でカットした方がより多くの果肉を食べれることになります。
りんごカッターの方はこのように円柱状に芯をカットしてしまいます。りんごの芯は中心にあるので、円柱にカットすると上下の食べられる部分の果肉まで一緒にカットしてしまいます。
それがこのように廃棄率の差に出たのではないかと思われます。ちなみに食べてみましたが味の方はこちらも特に変わった味はなくておいしかったです。
2つを比べてみた結果は味の方は特に差はありませんでした。ただ廃棄率はりんごカッターの方がやや多くなりました。またカットした断面もリンゴカッターの方がやや変色が見られました。
手間の方はりんごカッターは一度に8つにカットできますが、そのあと皮をむいたり残った芯の部分をカットしたりで、正直包丁だけでカットするのとそんなに手間は変わりません。
ちなみに今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、合わせて参考にしてみてください。
今回はダイソーのリンゴカッターと包丁だけでカットするのではどちらがいいのかを検証しました。
りんごカッターの方は一度にパカっと8つにカットする瞬間は気持ちがいいのですが、包丁と手間がそんなに変わらないのとカットした断面が変色したり廃棄率が多くなるなどのデメリットも見られます。
なのでこうした点を考慮するとダイソーのリンゴカッターよりも包丁だけでカットする方をおすすめします。