HOME > 食材の見分け方・選び方 > つるむらさきの見分け方・選び方、おいしさと鮮度を見分けるコツを紹介!
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つるむらさきは日本では古くから染料として利用されてきました。野菜として作られるようになったのは1970年代と比較的ここ最近のことです。
今回はこのつるむらさきの見分け方・選び方を鮮度のいいものと悪いものを比較しながらわかりやすく解説していきます。
つるむらさきは暑さと湿気を好む夏野菜で、旬は7月から10月です。おもな産地は宮城、福島、山形、埼玉などです。
つるむらさきは葉が濃く鮮やかな緑色でつやがあるものがいいです。
こちらは鮮度が落ちて濃い緑だった葉も色あせ、ツヤもなくなっているつるむらさきです。
並べてみるとこんな感じです。左は濃い緑でつやのあるつるむらさきで、右は色あせてつやのないつるむらさきです。並べてみると色やつやの違いがよくわかるかと思います。
つるむらさきで鮮度のいいものは、このように葉に茎にしっかりとハリがあってみずみずしいです。
鮮度が落ちるとハリもなくなり、このようにしなっとしてきます。
並べるとこんな感じです。左はハリああってみずみずしいつるむらさきで、右はハリがなくしなっとしているつるむらさきです。並べるとハリの違いがよくわかるかと思います。
つるむらさきは生育のいいものは、このように茎がまっすぐと伸びています。
つるむらさきで鮮度のいいものは、カットした茎の断面がこのようにみずみずしいです。
鮮度が落ちると断面も乾燥して、このように縮んでしまいます。
並べるとこんな感じです。左は断面がみずみずしいつるむらさきで、右は断面がしなびて縮まったつるむらさきです。並べると違いがよくわかるかと思います。
葉にハリがあるものがいいです。このように持ってみるとハリがあってまっすぐピンと立つものほど新鮮です。
鮮度が落ちるとこのようにハリがなくなり、持ってもしなっとたれてきます。
並べるとこんな感じです。左はハリがあってぴんと立つつるむらさきで、右はハリがなくしなっとたれてくるつるむらさきです。並べるとハリの違いがよくわかるかと思います。
つるむらさきの葉が触ってみて適度に柔らかいものが新鮮です。古くなってくると葉が固くなってきます。葉が固いものはゆでても固いままなので、おいしくありません。
つるむらさきは鮮度のいいものは、このように触ると茎にもしっかりとしたハリと固さがあります。
鮮度が落ちて乾燥してくると、茎もハリがなくなり、このようにグニャグニャと柔らかくなってきます。
並べるとこんな感じです。左は茎にハリと固さのあるつるむらさきで、右は茎がぐにゃっと柔らかいつるむらさきです。並べると固さの違いがよくわかるかと思います。
以下ではつるむらさきの見分け方・選び方を動画で解説しているので、併せて参考にしてみてください。
おいしいつるむらさきを買ってきても腐らせてしまっては元も子もありません。そこでつるむらさきの保存方法についても紹介します。つるむらさきはポリ袋に入れて軽く口をしめ、冷蔵庫の野菜室に立てて保存します。これで1週間は持ちます。
ほかにも茹でてから切り分け、冷凍保存してもいいです。冷凍保存なら1か月は持ちます。くわしくはつるむらさきの保存方法が本当に効果があるのかを検証してみたら驚きの結果に!で解説しています。
以下ではつるむらさきの保存方法について動画で解説しているので、併せて参考にしてみてください。
最後につるむらさきを見分ける際に、チェックするポイントをまとめてみます。まずはつるむらさきの葉が濃い緑色で鮮やかなもの、葉にハリがあってみずみずしいものがいいです。
茎はまっすぐにのびていて、カットした茎の断面がみずみずしいものも良品です。手に取ってみて葉にハリがあるもの、葉が適度に柔らかいもの、茎にもハリがあるものもいいです。