HOME > 食材の加熱調理の疑問 > とうもろこしはレンジと茹でるほうでどちらがおいしいのかを検証してみた
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とうもろこしといえば通常水からゆでて食べることが多いと思いますが、レンジでも調理が可能です。しかもレンジで調理すると茹でた時よりもおいしいといいます。実際はどうなのか気になったので検証してみることにします。
まずはとうもろこしを通常通り茹でてみましょう。その前にこちらがゆでる前のとうもろこしです。
重さは重さは200.5gです。
それではとうもろこしを茹でてみることにします。まずは鍋に水を入れ沸騰させます。沸騰したらとうもろこしを加えて3分ほど茹でます。
水から茹でるとその分水に浸かってる時間が長くなり、その間に栄養成分が水分に抜けてしまう量も多くなってしまいます。なので沸騰してから入れることで短時間で仕上げます。
あとは火を止めざるにあげ、余熱で仕上げます。
こちらは茹でたとうもろこしです。
重さは195.3gでした。当所の200.5gに比べると2.6%減少しています。水からゆでることで水分を吸収して重くなるのかなと思っていましたが、少し減少しました。
次はとうもろこしをレンジでチンします。まずはレンジにかける前のとうもろこしです。
重さは197.8gです。
レンジでチンする際は、まず先にとうもろこしをさっと水で洗います。水で洗うことで表面に水が付着し、水でコーティングされることで、むらなく加熱されるそうです。
濡れた状態のままラップで包み、レンジで加熱します。時間は600Wで2分30秒(500Wなら3分)加熱します。
次にひっくり返して再び2分30秒(500Wなら3分)加熱します。
あとはラップをつけたまま粗熱が取れるまで待ちます。
こちらはレンジで加熱したとうもろこしです。
重さは168.2gで、当所の197.8gからは15%も減少しています。レンジだと水から茹でるよりも水分の減少が多くなるようです。
それでは肝心の味の違いについて検証していくことにします。実際食べ比べてみたところ、レンジで加熱したほうが少し風味が強く出ているような気がしました。ただそこまで大きな違いかという、そうではなくて、言われればそうかなというレベルでの違いです。
もう少しはっきりと味に違いが出るのかなと期待していたのですが、少し拍子抜けしました。
レンジでゆでたほうは茹でる前と比べて重さは2.6%減少で、レンジの方は15%の減少となっています。レンジのほうが水分が抜けた分味が凝縮しているのかなと思ったのですが、食べ比べてみたところ大した差は感じられませんでした。
また茹でたほうが水っぽいのかというと、そんなこともありませんでした。茹でたとうもろこしとレンジで加熱したとうもろこしの味の違いをまとめるとこんな感じです。
ちなみに今回の検証については以下の動画でも取り上げているので、併せて参考にしてみてください。
今回とうもろこしを水からゆでる方法と、レンジでチンして加熱する方法で、味に違いが出るのかを検証してみました。結果はレンジのほうが若干風味が強い気がしましたが、そこまで大きな差はありませんでした。
差があまりないのなら、手間がかからない分レンジでチンするほうが簡単でいいかもしれません。ただ一度に何本も調理する場合はレンジだとその分加熱時間が長くなります。2本なら2倍、3本なら3倍の時間が必要です。なので一度に本数が多くなる場合は茹でたほうが時間がかからないのでおすすめです。