HOME > 食材の加熱調理の疑問 > 春菊は茹でるのとレンジ、どっちが正解?検証してみたら驚きの結果に!
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春菊といえば茹でて食べるのが一般的ですが、レンジで加熱調理した場合はどうなるのでしょうか。気になったので実際にレンジで調理したものと茹でたものを食べ比べてみて、どちらが味や食感がいいのかを検証してみることにします。
まずは春菊を茹でて見ます。まずは鍋に水と水1リットルに対して小さじ1の塩を加えて火にかけます。沸騰したら水洗いした春菊の茎の部分を先に浸けて20秒茹でます。
さらに葉全体も浸けて20秒茹でたら取り出します。さっと流水にさらして冷ましたら水けを絞ってざるにあげます。
こちらは茹でた春菊です。食べてみたところ春菊の味や風味、香りがしっかりあっておいしかったです。食感もしっとりとして柔らかく、適度に水分も吸ってみずみずしくてよかったです。
茎の方は葉のような風味や香りはあまりありませんでしたが、あっさりとした味でよかったです。食感も適度に柔らかくてよかったです。
次は春菊をレンジで加熱調理してみます。春菊をよく洗ったら耐熱容器に入れて上からラップをのせます。
あとはレンジで加熱します。加熱時間は春菊100gで600Wで1分半、500Wなら1分50秒です。
加熱したらざるに出してさっと流水にさらして冷ましたら水けを絞ります。
こちらはレンジで加熱した春菊です。こちらは流水にはさらしましたが、水には浸けていないので、このように葉先の切れ込み部分まで割としっかりしています。
茹でた方は全体にしなっとしているので並べるとその違いがよくわかるかと思います。
レンジの方を食べてみたところ味や風味はかなり濃厚で、特に香りが強かったです。ただ若干苦みもありました。
食感の方は柔らかくはなっているのですが、水に浸かっていないので茹でた時のようなしっとり感やみずみずしさにはやや欠ける仕上がりでした。
茎はこちらはやや苦みが気になりました。食感も茹でた方に比べるとややシャキシャキ感が強すぎるかなという気がしました。
2つを食べ比べてみた感想はやはり水に浸けてない分レンジで加熱した方が味や風味、特に香りがかなり強かったです。味や風味を星で表すならレンジの方が星5なら、茹でた方は星4といった感じです。
ただ苦みも少しあったので、それも加味するとレンジが星4.5で、茹でる方が星5と逆転する感じです。
食感の方は茹でた方がしっとりとしていてみずみずしさもあってよかったです。こちらも星で表すなら茹でた方が星5なら、レンジの方は星3.7といった感じです。
茎に関しては茹でた方は苦みが全然なくて食べやすくて食感も適度に柔らかくてよかったです。星で表すなら茹でた方が星5ならレンジの方は星3.5といった感じです。
ちなみに今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、よかったら合わせて参考にしてみてください。
今回は春菊は茹でるのとレンジではどちらがいいのかを実際に食べて検証してみました。結果はレンジの方は味や風味は濃厚だったのですがやや苦みがあるのが気になります。
一方で茹でた春菊はレンジほど味が濃厚ではありませんが、しっかり味や風味はあり、苦みもないのでこちらの方が食べやすくておいしかったです。
食感に関しても茹でた春菊の方がしっとりとして柔らかく、適度にみずみずしさがあってよかったです。なので春菊を加熱調理するならレンジよりも茹でる方をおすすめします。