HOME > 食材の加熱調理の疑問 > 春菊の茹で時間は20秒、40秒、1分でどれが正解?検証したら意外な結果に!
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春菊は通常茹でてから料理に使いますが、ゆで時間によって味や食感に違いがあるのかどうかは気になるところです。そこで今回は20秒、40秒、1分とゆで時間を変えて春菊を茹でて見て、味や食感にどのように違いが出るのかを検証していきます。
まずは春菊をさっと水洗いします。次に鍋に水を入れ、水1リットルに対して小さじ1の塩を加えて火にかけます。沸騰したら春菊を加えて茹でます。あとは20秒、40秒、1分とゆで時間の経過ごとに茹でた春菊を取り出していきます。
それでは春菊の葉と茎の茹で時間ごとの味や食感の違いを実際に食べ比べて検証していきます。まずは茹でた春菊の葉から見ていきます。こちらは20秒茹でた春菊の葉です。20秒と短い時間ですが、葉の方はしっかりと火が通っていて味もおいしく食感もよかったです。
こちらは40秒茹でた春菊の葉です。こちらもしっかり火が取っていて味もよかったです。20秒の時と比べてもそんなに違いはありませんでした。
こちらは1分茹でた春菊の葉です。1分だとやや水っぽくてしなっとしすぎな感じがしました。さすがに1分は長すぎなようです。
3つを食べ比べて見た結果は20秒も40秒もそんなに違いはなくおいしかったです。ただ栄養素などは長く水に浸けているほど流出しやすいので、似たような味や食感ならより短い時間の20秒がおすすめです。
春菊の葉のゆで時間ごとの味や食感の違いをまとめるとこんな感じです。
次は茎の方を食べ比べて見ます。こちらは20秒茹でた春菊の茎です。食べて見たところ20秒でもしっかり火が通っていました。なので食べれないことは全然ないのですが、やや固めの食感でした。味は良かったです。
こちらは40秒茹でた春菊の茎です。こちらはちょうどいい柔らかさの食感でした。こちらも味は良かったです。
こちらは60秒茹でた春菊の茎です。こちらはしっかり柔らかくなっていましたが、やや柔らかくなりすぎな感じで、もう少し歯ごたえがあってもいい感じです。味はこちらもよかったです。
3つを食べ比べて見た結果は40秒茹でたものがちょうどいい柔らかさでした。
春菊の茎のゆで時間ごとの味や食感の違いをまとめるとこんな感じです。
葉と茎で最適なゆで時間に差が出てしまいました。なので茹でる際はまずは茎の部分を先に浸けて20秒茹でます。
ついで葉も浸けてさらに20秒茹でると、葉も茎もちょうどいい茹で加減に仕上がります。
ちなみに今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、よかったら合わせて参考にしてみてください。
今回は春菊のゆで時間はどのくらいが最適なのかを検証してみました。春菊の柔らかい葉は火の通りも早く20秒で十分適度に火が通ります。茎の方は少し時間がかかりますが、それでも40秒でしっかりと火が通ります。
なので春菊を茹でるなら茎を最初に浸けて20秒、葉も浸して20秒茹でるのがおすすめです。