HOME > 間違った野菜の保存方法 > 春菊が枯れて黄色や茶色に変色!間違った保存方法でこんなことに!
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春菊も保存の仕方が悪いと葉が黄色や黒に変色してきて枯れてくることがあります。今回は黄色や茶色に変色させて枯れさせてしまった春菊の保存の失敗談と、正しい春菊の保存方法を紹介します。
春菊は冷蔵庫など、ある程度気温の低い環境での保存が大事です。気温の高い常温で保存すると傷みが早くなります。今回は春菊を保存する際、まずはポリ袋に入れ軽く口をしめ、あえて常温で保存することにしました。
まずは初日の状態です。葉も濃い緑色でみずみずしい状態です。
26.0gです。
この日の気温は20度で、湿度は66%です。
こちらは3日後の状態です。購入段階でもやや葉先が黄色っぽくなっている部分がありましたが、さらにそれが黒っぽく変色してきています。
並べてみるとこんな感じです。左が初日の春菊で、右が3日目の春菊です。右側の一部で葉先が黒くなっている部分があります。
重さは25.3gで、初日の26.0gからは2.7%減少しています。
ちなみにこの日の気温は21度で、湿度は66%でした。
こちらは5日後の状態です。黒っぽく変色している範囲が少し広がってきています。ただ全体的にはまだ緑色です。
並べてみるとこんな感じです。左が初日の春菊で、真ん中が3日目の春菊、右が5日目の春菊です。葉先の広がり具合がよくわかるかと思います。
重さは24.5gで、初日の26.0gからは5.8%減少しています。
ちなみにこの日の気温は21度で、湿度は66%でした。
こちらは1週間目の状態です。1週間目になると黄色や黒に変色している範囲がだいぶ広がってきました。
並べてみるとこんな感じです。左上が初日の春菊で、右上が3日目の春菊、左下がが5日目で右下が1週間目の春菊です。初日と比べるとかなり変色が進んでいるのがわかるかと思います。
重さは23.4gで、初日の26.0gからは10%減少しています。
ちなみにこの日の気温は22度で、湿度は67%でした。
黄色や黒に変色した春菊も、味は落ちますが、茹でて食べる分には問題なく食べられました。気になるなら変色した部分だけカットして食べるといいです。変色だけでなくぬめりや異臭などがする場合は食べない方がいいです。
ポリ袋に入れても常温だと変色が進んでしまったので、今度は冷蔵庫の野菜室で保存してみることにします。
まずは初日の状態です。
保存して1週間目になると、葉先が黄色や黒色に変色している個所が一部で見られます。常温で保存したときのように広範囲に広がっているわけではありません。野菜室で保存した方が変色を抑えることができるようです。
並べてみるとこんな感じです。左は初日のポリ袋に入れて野菜室で保存した春菊で、右はその1週間目です。
重さは27.8gで、初日の29.4gからは5.5%減少しています。
こちらはポリ袋には入れず、そのままの状態で冷蔵庫の野菜室で保存する春菊です。まずは初日の状態です。
これが3日経つとここまでしなびれてしまいました。
最初の状態と並べるとこんな感じです。左は初日の春菊で、右は3日目の春菊です。最初の状態と比べるとかなり乾燥しているのがわかるかと思います。
重さは11.6gで、初日の22.6gからは48.7%も減少しています。
このように何もしない場合だと乾燥がだいぶ進んでしまいます。一方でポリ袋に入れて保存すれば、1週間たってもみずみずしい状態を維持することができます。なので保存するならこちらのポリ袋に入れて保存する方法をおすすめします。
ちなみに今回の失敗談についてはこちらの動画でも取り上げているので、よかったら合わせて参考にしてみてください。
また春菊の保存方法全般については春菊の保存方法が本当に効果があるのかを検証してみたら驚きの結果に!でも詳しく解説しています。
今回は春菊の保存方法に失敗して広い範囲で黄色や黒色に変色してしまった失敗談について取り上げました。春菊はポリ袋に入れれば乾燥を抑えることができますが、それでも気温が高いと葉の変色が進んでしまいます。
なので保存するならポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存することをおすすめします。