HOME > 食材の加熱調理の疑問 > 里芋は茹でる、レンジ、蒸すでどれが正解なの?検証してみたら驚きの結果に!
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里芋は下処理で加熱調理してから料理に使うこともよくあります。加熱調理といえば茹でる方法以外にも、蒸したりレンジで加熱する方法もあります。
今回はそれぞれの方法を実際に試してみて、どの方法が一番味や食感がいいのかを検証してみることにします。
まずは里芋をレンジで加熱します。里芋をレンジで加熱する場合は皮をむいたものよりも皮付きのままの方がよかったので、皮付きのままレンジで加熱します。
皮付きと皮むきの差については里芋をレンジで加熱するなら皮むき、皮付き(皮ごと)どっちが正解か検証してみた!でも検証しているのでこちらも参考にしてみてください。
里芋をよく洗ってから皮付きのまま耐熱容器に入れます。里芋100gに対して大さじ1の水を振りかけたら、上からラップを軽く乗せ、レンジで加熱します。加熱時間は里芋100gで600Wで3分30秒、500Wなら4分10秒です。
こちらはレンジで加熱した里芋です。皮付きのままレンジで加熱すれば、このように表面もしっとりと仕上がります。
次は里芋を茹でてみます。こちらも皮付きのまま茹でます。皮付きと皮むきの差については里芋を茹でるなら皮むき、皮付き(皮ごと)どっちが正解か検証してみた!でも検証しているのでこちらも参考にしてみてください。
まずは鍋に水を入れ、水1リットルに対して大さじ1の塩を加えて火にかけます。沸騰したら里芋を加えて茹でます。
茹で加減は里芋を刺してみてくしがすっと入るようになればしっかり柔らかくなっています。こちらは16分ほどでゆであがりました。
茹でた里芋はしっとりとした見た目です。
次は里芋を蒸してみます。こちらも皮付きのまま蒸します。皮付きと皮むきの差については里芋を蒸すなら皮むき、皮付き(皮ごと)どっちが正解か検証してみた!でも検証しているのでこちらも参考にしてみてください。
まずは蒸し器に水を入れて、里芋をのせて蓋をして火にかけます。沸騰したら弱めの中火にして蒸し焼きにします。こちらは20分ほどで蒸し上がりました。
こちらも見た目はしっとりと仕上がっています。
ちなみにそれぞれの変化を並べてみるとこんな感じです。見た目はレンジよりも茹でたものと蒸したものがややしっとりとしているように見えます。
肝心の味や食感ですが、レンジで加熱したものも蒸したものもどちらもそんなに味に違いはなく、しっかりと里芋の味がしておいしかったです。レンジの方が濃厚になるのかなと思っていたのであまり差がなかったのは意外でした。
蒸す方法だと調理時間が20分ほどかかりますが、レンジなら100gで3分半で済みます。ただ量が多くなるとその分加熱時間もかかります。300gなら加熱時間は10分半です。それでも蒸す時間の半分で済みます。
一度に大量に加熱するならかかる時間もそんなに差はなくなるかもしれませんが、里芋を使う量がそれほど多くないなら、手間のかからない分蒸すよりもレンジで加熱する方法をおすすめします。
茹でたものも同じように里芋の味はしっかりあったのですが、こちらはさらに適度に塩味も効いていて、3つの中では一番おいしかったです。
味付けがしてあるという差があるかもしれませんが、加熱調理したものをそのまま食べるのなら、茹でる方法が一番おすすめです。
下処理した後さらに料理で味付けして使う場合は、茹でる方法以外の蒸す方法やレンジで加熱する方法でもいいかと思います。食感についてはどれもそんなに差はなく、しっかりと柔らかくなっていました。
それぞれの味や食感の違いをまとめるとこんな感じです。
今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、よかったら合わせて参考にしてみてください。
今回は里芋を下処理するならレンジで加熱するとの茹でるの、蒸すのでどれが一番いいのかを検証しました。
結果は味なら茹でたものがよく、調理時間ならレンジで加熱する方法が短い時間で済む分よかったです。今回の検証を里芋を料理で使う際の参考にしていただけると幸いです。