HOME > 間違った野菜の保存方法 > 里芋に白カビが!まだ食べれる?間違った保存法でこんなことに!
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里芋も保存の仕方が悪いと白カビができるとことがあります。今回は白カビを発生させてしまった里芋の保存の失敗談と、正しい里芋の保存法を紹介します。
里芋は乾燥しやすいので適度な湿度が大切ですが、湿度は高すぎてもだめです。今回は里芋を保存する際、まずは新聞紙で包み、さらに乾燥しないように霧吹きで新聞紙を軽くしめらせました。
これがよくなかったわけですが、それをポリ袋に入れ軽く口をしめ、段ボールの中に入れて、14度以下の常温で保存することにしました。
まずは初日の状態です。里芋表面に土がついていて適度に湿っていていい状態です。
重さは31.8gです。
この日の気温は12度で、湿度は72%です。
こちらは3日後の状態です。この時点でもすでにやや白い斑点がみられますが、小さいこともありまだカビだとは気づきませんでした。ちなみに湿度対策をしたおかげで表面はまだしっとりとしています。
並べてみるとこんな感じです。左が初日の里芋で、右が3日目の里芋です。並べると白い斑点ができているのがよくわかるかと思います。
ちなみに重さは31.8gで、初日の31.8gからは変化はありません。湿度対策により乾燥が進んでいないことがわかるかと思います。
この日の気温は14度で、湿度は51%でした。
こちらは5日後の状態です。白い部分が広がってきて、この時点でさすがにこれはおかしいぞと思い、調べたところ白カビでした。
並べてみるとこんな感じです。左が初日の里芋で真ん中が3日目の里芋、右は5日目の里芋です。かなり白カビが広がっているのがわかるかと思います。
湿度対策で良かれと思って霧吹きで新聞紙を湿らせたのですが、里芋の場合は湿度が高くなりすぎるのもよくないようです。
いろいろと調べてみたところ、里芋は皮が厚いので、皮を厚くむけば食べられるというような意見もありましたが、カビが内部にどの程度まで浸透しているのかは、なかなか目で見てわからないので、無理に食べるのではなく、捨てることにしました。
新聞紙を霧吹きで湿らせてから保存する方法は失敗してしまったので、次に新聞紙は湿らせないで、そのままで里芋を包み、ポリ袋に入れて口をしめ、14度以下の常温で保存することにします。
まずは初日の状態です。
重さは41.2gです。
ちなみにこの日の気温は13度で、湿度は63%でした。
保存して5日目になると、さすがに表面についた土は湿った感じから、乾いた状態へと変化しています。
並べてみるとこんな感じです。左は初日の里芋で、右は5日目の里芋です。表面が乾いている感じがよくわかるかと思います。
重さは40.3gで、初日の41.2gからは2.2%減少しています。
乾燥はやや進みましたが、2.2%ならそこまで大きくはありません。また白カビなどもできてはいません。
ちなみにこの日の気温は11度で、湿度は62%です。
こちらは新聞紙やポリ袋に入れず、そのままの状態で冷蔵庫の野菜室で保存する里芋1日目です。
これが5日たつとこうなります。表面はだいぶ乾いてきています。
最初の状態と並べるとこんな感じです。左は初日の里芋で、右は5日目の里芋です。最初の状態と比べるとかなり乾燥して、若干小さくなっているのがわかるかと思います。
重さは40.5gで、初日の45.5gからは10.6%減少しています。
このように何もしない場合だと乾燥がだいぶ進んでしまいます。一方で新聞紙とポリ袋に入れて保存すれば、2.2%の減少に抑えることができます。なので保存するならこちらの新聞紙で包んでポリ袋に入れて保存する方法をおすすめします。
ちなみに今回の失敗談についてはこちらの動画でも取り上げているので、よかったら合わせて参考にしてみてください。
また里芋の保存方法全般については里芋の保存方法と保存期間、長持ちのコツでも詳しく解説しています。
今回は里芋の保存法に失敗して白カビができてしまった失敗談について取り上げました。里芋は乾燥しすぎもよくありませんが、湿度が高すぎても白カビなどが発生してダメになってしまいます。保存するなら新聞紙は乾いたままで包み、ポリ袋に入れて保存するといいです。