HOME > 食品を下ごしらえして保存する方法 > ピーマンを下ごしらえしてから保存で、忙しい料理の手間と時間を短縮
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ピーマンといえば炒め物などによく使われる食材ですが、あらかじめカットや下茹でなどの下ごしらえをしておくことで、調理にかかる時間を短縮することができます。そこで今回はピーマンの下ごしらえの仕方を詳しく見ていくとともに、下ごしらえをしたピーマンを使った絶品レシピを紹介します。
ピーマンはカットして種を取ったりなど、下ごしらえに手間のかかる野菜の一つです。そこであらかじめ下ごしらえだけ済ませておくことで、実際に料理に取り掛かる際はその分の手間と時間を省略することができます。
下味をつけておきたい料理などの場合は、保存の間にしっかりと味もしみこませておくことができます。
一から下ごしらえをして料理を始めるとなると、時間や手間もかかることからなかなか重い腰が上がらないという方もいるかもしれません。しかしながら下ごしらえだけ先に済ませておくことで、実際の料理の際にかかる時間や手間も減るので、その分料理を始めようというハードルも下がります。
その結果ついつい使わずに置いておいてしまい、食材をだめにしてしまうといったことも予防できます。
ピーマンは茹でてから冷蔵庫で保存しておくこともできます。先に下ごしらえをしておくことで、料理に使う際の手間と時間を省けます。まずはピーマンを半分にカットします。
中の種とへたを取り除いてから細切りにします。
鍋に水を入れて沸騰させたら、ピーマンを加えて1分ほど茹でます。
あとはざるにあげて冷めるまで待ちます。
ピーマンが冷めたらキッチンペーパーで軽く水けをふき、保存袋に平らになるようにして入れます。これを冷蔵庫で保存すれば3〜4日は持ちます。
ちなみにピーマンは半分にカットしてからへたをちぎって取りますが、これだとどうしても余分にへた周りまで取ってしまいます。
100均でピーマンのへたがきれいに無駄なくとれる便利グッズを見つけたので、以下の動画で使えるのかどうかを検証してみました。併せて参考にしてみてください。
細切りにしたピーマンは茹でてから冷蔵保存もできますが、冷凍保存すればさらに長く保存できます。冷蔵保存と同様の方法で茹でてから冷めるのを待ち、キッチンペーパーで水けをふき取ってから冷凍用保存袋に入れます。
あとは金属トレイの上に乗せて冷凍保存します。これで1ヵ月は保存ができます。
冷凍した茹でた細切りピーマンは炒め物やスープ、煮物などに使うなら冷凍のまま使ってもいいです。ちなみに下の画像は冷凍保存した茹でた細切りピーマンです。
和え物などに使う場合は、前日に冷蔵庫に移して自然解凍するといいです。解凍は常温よりも低温下で行った方が水分の流出も少なく、味や食感が落ちるのも抑えることができます。下の画像は冷蔵庫で自然解凍した茹でた細切りピーマンです。
解凍すると水分もでるので、使う場合は水気を切ったあと、キッチンペーパーで表面を拭いてから使うといいです。そのまま使うと和え物が水っぽくなります。
細切りにしてからゆで、冷蔵庫や冷凍庫で保存したピーマンを使ったレシピをいくつか紹介します。まずはピーマンのトマトケチャップ炒めです。使う材料は以下の通りです。
まずは厚切りベーコンを細切りにしたピーマンと同じ太さにカットします。
次にフライパンに油をひいて熱してから、ベーコンを加えて炒めます。
ベーコンの色が変わってきたらピーマンも加えてさっと炒めます。
調味料も加えてよく炒め合わせたら火を止め、器に盛って粉チーズを振りかけて完成です。
次にピーマンと厚揚げのみそ炒めを紹介します。使う材料は以下の通りです。
まずは厚揚げをお湯を沸騰させた鍋に入れ、2分ほど茹でて油抜きをします。これを一口サイズに手でちぎっておきます。
ボウルに調味料Aの材料を加えて混ぜ合わせておきます。
次にフライパンにごま油をひいて強火で熱したら、厚揚げを入れて焼き色がつくまで炒めます。
ここにピーマンも加えてしんなりするまで炒めます。
さいごにボウルに混ぜ合わせておいた調味料も加えて、しっかりと混ぜ合わせながら炒めたら出来上がりです。
ピーマンは乱切りにして茹でてから冷蔵庫で保存してもいいです。まずはピーマンを半分にカットします。
中の種とへたを取り除いてから乱切りにします。
鍋に水を入れて沸騰させたら、ピーマンを加えて1分ほど茹でます。
あとはざるにあげて冷めるまで待ちます。
ピーマンが冷めたらキッチンペーパーで軽く水けをふき、保存袋に平らになるようにして入れます。これを冷蔵庫で保存すれば3〜4日は持ちます。
乱切りにしたピーマンも冷凍保存ができます。冷蔵保存と同様の方法で茹でてから冷めるのを待ち、キッチンペーパーで水けをふき取ってから冷凍用保存袋に入れます。
あとは金属トレイの上に乗せて冷凍保存します。これで1ヵ月は保存ができます。
冷凍した茹でた乱切りピーマンは炒め物や、煮物などに使うなら冷凍のまま使ってもいいです。ちなみに下の画像は冷凍保存した茹でた乱切りピーマンです。
和え物などに使う場合は、前日に冷蔵庫に移して自然解凍するといいです。解凍は常温よりも低温下で行った方が水分の流出も少なく、味や食感が落ちるのも抑えることができます。下の画像は冷蔵庫で自然解凍した茹でた乱切りピーマンです。
解凍すると水分もでるので、使う場合は水気を切ったあと、キッチンペーパーで表面を拭いてから使うといいです。そのまま使うと和え物が水っぽくなります。
乱切りにしてからゆで、冷蔵庫や冷凍庫で保存したピーマンを使ったレシピをいくつか紹介します。まずはえびとピーマンのマヨ炒めです。使う材料は以下の通りです。
まずはえびの殻をむいて背ワタを取り、酒と塩・こしょうを振りかけて下味をつけます。長ねぎは1cm幅に斜め切りにします。
フライパンに油をひいて中火で熱したらみじん切りにしたしょうがとエビを加えて炒めます。
えびの色が変わってきたらピーマンと長ネギも加えて炒めます。
長ねぎがしんなりしてきたらマヨネーズと塩、こしょうを振りかけ、混ぜ炒めながら全体に味がなじんだら出来上がりです。
つぎにピーマンのきんぴらを紹介します。使う材料は以下の通りです。
まずは赤トウガラシを中の種を取り出して輪切りにします。
次に鍋に油をひいて中火で熱し、赤唐辛子とピーマンをさっと炒めます。
ピーマンに油がなじんだら、だし汁、みりん、しょうゆの順に入れて、煮詰めます。
汁が少なくなってきたら火を止め、白いりごまを振りかけて出来上がりです。
ピーマンはペースト状にしてから冷蔵庫で保存しておくこともできます。ピーマンペーストはパスタソースにしたり、炒め物の風味づけにしたり、バゲットにのせて食べてもおいしいです。ペースト状にするならフードプロセッサーなどがあると便利です。
ちなみに今回はamazonや楽天市場で人気の以下のフードプロセッサーを使いました。
まずはピーマンを10個(350g)分用意します。半分に切ってから下手と種を取り、乱切りにします。これをフードプロセッサーに入れます。
あとはスイッチにかけると以下の画像のように簡単にピーマンペーストを作ることができます。
次にフライパンにオリーブ油大さじ1を入れ、ペースト状にしたピーマンも加えてさっと炒めます。
さらにめんつゆ(2倍濃縮)大さじ2、水大さじ1も加え、塩とこしょうを少々振りかけて調味したら、火を止めて保存容器に入れます。
上からオリーブ油大さじ1をかけ、冷めるまで待ちます。
冷めたら冷蔵庫に入れて保存します。これで1週間は保存ができます。
ピーマンペーストは冷凍庫で保存してもいいです。その場合は以下の画像のように冷凍用保存袋に入れます。あとは一回で使う分ごとにくぼみを入れておきます。こうするとそこで折って使えばいいので使いやすいです。
これを金属トレイの上に乗せて冷凍保存します。これで1ヵ月は保存ができます。
冷凍したピーマンペーストは前日の夜に冷蔵庫に移して自然解凍しておくといいです。ちなみに下の画像は冷凍したピーマンペーストです。
こちらを冷蔵庫で自然解凍すると以下の画像のようになります。
冷蔵・冷凍保存したピーマンペーストを使ったレシピをいくつか紹介します。まずはピーマンペーストのパスタです。使う材料は以下の通りです。
まずはパスタを茹でます。パスタは水1リットルに対して塩大さじ1ほど入れます。
次にベーコンを短冊切りにします。フライパンにオリーブ油を入れて中火にかけ、ベーコンを入れて炒めます。この時こしょうを軽く振りかけます。
ボウルにピーマンペーストと粉チーズ、ベーコンを入れてよく混ぜ合わせておきます。
あとはゆであがったパスタとピーマンペーストのソースをよく絡めれば出来上がりです。
次にピーマンペーストのバゲットを紹介します。作り方は簡単です。
まずはフランスパン(バゲット)を斜めにカットします。ここにピーマンペーストを塗ります。
この上からピザ用チーズを振りかけ、オーブンで3分ほど加熱すれば出来上がりです。
今回はピーマンの下ごしらえの仕方と保存までの手順を詳しく見ていきました。ピーマンは細切りや乱切りなどカットしてから湯通し、冷凍保存しておけば、長期間保存が可能で、炒め物や煮物などで使うときは冷凍のまますぐに料理に使えます。
またペースト状にして冷凍保存しておいてもいいです。ペーストしたピーマンもパスタにしたりパンにつけて食べるとおいしくいただけます。下ごしらえしておいたピーマンを使ったおいしいレシピもいくつか取り上げてみたので、参考にしてみてください。
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