ピーマンのへたをカットするときにこのように横から上の果肉ごとざっくりとカットしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。実はこのやり方もったいないのでおすすめしません。
今回はこのやり方だとどのくらいもったいないのかを検証し、無駄なく切るにはどうしたらいいのかを解説します。
まずはどのくらい無駄になるのかの解説です。このようにピーマンをざっくりと横から果肉ごとカットします。
こちらはカットしたものです。重さは9.6gです。ここから中心のへたの部分をカットします。
こちらはカットしたものです。重さは6.8gです。
へたの部分だけだと重さは2.4gです。これだと食べられる果肉の部分までかなり捨てているのがわかると思います。
ちなみにこちらのピーマンの重さは47gです。へたの周りの果肉ごと全部捨てると47gから9.6g引いて残りは37.4gです。つまり全体の79%しか利用できません。
一方へたの部分だけカットして捨てれば47gから2.4g引いて残りは44.6gになります。こちらだと全体の95%も利用できます。
こうしてみるとへたの周りごとカットして捨てるのはかなりもったいないのがわかるかと思います。
それでは無駄なくカットするのはどうしたらいいのかを解説します。まずは縦切りにする場合です。こちらはこのように縦に半分にカットします。
で、へたの部分にこのよう包丁を入れ半分まで切り込みを入れます。
反対側からも包丁を入れて切り取ります。
こちらはカットしたものです。
あとは縦に細切りにしていきます。
次ぎは輪切りにする場合です。こちらはへたの部分に指をあててこのように押し込んで取るやり方もあります。
これでもいいのですが、周りの果肉にもひびが入りやすく、中々綺麗にへただけを取りにくいです。
この場合はダイソーなどの100均で売ってるこちらのピーマンのへた取り器が便利です。
このようにへた取り器をピーマンのへたの部分に充ててぐりぐりと押し込んでいきます。
さらにゆっくりまわしてやります。
あとはこのまま抜いてやると種ごと綺麗にへたが取れます。
切り口もこのように奇麗です。
あとはこちらのピーマンを輪切りにします。これでこのように無駄なくきれいに輪切りにできます。
へた取り器がない場合は果肉ごと横からざっくり切るやり方でまずはへたをカットし、へたに沿って包丁を入れてへたをくりぬき、残りは輪切りにするというやり方でもいいです。
今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、よかったら合わせて参考にしてみてください。
今回はピーマンのへたの切り方の問題点と、正しい切り方について解説しました。ざっくり切ってしまうのは簡単ですが、このやり方だと食べれる果肉をかなり無駄にしてしまいます。
一方今回紹介した方法でへたの部分だけカットすれば、無駄なく果肉を利用できるので、カットするならこちらの方法をおすすめします。