HOME > 間違った野菜の保存方法 > パプリカ表面が凸凹のクレーター状に!間違った保存法でこんなことに!これってまだ食べれる?
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パプリカも保存の仕方を間違えると、表面が凸凹してクレーター状になってしまいます。
今回は間違った保存方法で実際にクレーター状になってしまった過程をまずは紹介し、そのあと正しい保存法について解説します。また食べれるのかどうかも検証します。
まずは今回試すパプリカの常温での保存方法を紹介します。パプリカを乾燥しないようにポリ袋に入れ、軽く口を締めます。これを新聞紙を敷いたダンボールの中に立てかけて室内で常温保存します。
こちらは1日目の状態です。しっかりとハリつやがあり、みずみずしくてきれいです。
こちらは3日目です。まだそんなに大きな変化は見られません。
こちらは1週間目です。見たところそこまで大きな変化は見られません。
こちらは10日目です。またそこまで大きな変化は見られません。
こちらは2週間目です。10日目までほとんど変化がなかった見た目ですが、2週間目になるとこのように表面に小さな凸凹がたくさんでき、クレーターのような状態になってしまいました。
ちなみに触ると固いままです。2週間目で突然このように大きく変化してしまい正直驚きました。
並べてみるとこんな感じです。左上が初日の常温で保存するパプリカで、上真ん中が3日目のもの、右上は1週間目のもので、左下は10日目のもの、右下は2週間目のものです。
10日目まであまり変化がなかったパプリカが、2週間目で大きく変化してしまっているのがわかるかと思います。
1日目の重さは203.7gです。
3日目の重さは202.9g(-0.4%)、1週間目の重さは201.2g(-1.3%)10日目の重さは200.0g(-1.9%)、2週間目の重さは197.5g(-3.1%)です。
経過日数 | 重さ(増減率) |
---|---|
初日の常温で保存するパプリカ | 203.7g |
3日目の常温で保存したパプリカ | 202.9g(-0.4%) |
1週間目の常温で保存したパプリカ | 201.2g(-1.3%) |
10日目の常温で保存したパプリカ | 200.0g(-1.9%) |
2週間目の常温で保存したパプリカ | 197.5g(-3.1%) |
1日目の気温は26度で、湿度は58%、3日目の気温は26度で、湿度は58%、1週間目の気温は24度で、湿度は68%、10日目の気温は27度で、湿度は60%、2週間目の気温は28度で、湿度は63%でした。今回は24度から28度の温度帯での検証でした。
ちなみに2週間常温で保存したパプリカを半分にカットして、断面を見てみるとこんな感じです。中は特に傷んだ様子は見られません。
種は一部黒っぽく変色しているものも見られます。
比較のために同じようにポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存するものもみていきます。
初日の状態はこちらです。
こちらは2週間目です。見たところ凹みやしわもなく、ハリつやがあってきれいな状態です。
並べてみるとこんな感じです。左が初日の野菜室で保存するパプリカで、右は2週間目のものです。並べて見ても特に変化がないのがわかるかと思います。
常温で保存したものと重さの変化を比較するとこんな感じです。どちらもしっかりとポリ袋に入れて乾燥対策をしていたのですが、常温保存の方が重さの減りが多いです。
1日目の重さは207.8gです。
2週間目の重さは206.4gで、初日の207.8gからは0.7%減少しています。
経過日数 | 重さ(増減率) |
---|---|
初日の冷蔵庫の野菜室で保存するパプリカ | 207.8g |
2週間目の冷蔵庫の野菜室でで保存したパプリカ | 206.4g(-0.7%) |
夏場に常温で保存したものと重さの変化を比較するとこんな感じです。どちらもしっかりとポリ袋に入れて乾燥対策をしていたのですが、常温保存の方がやや重さの減りが多いです。
ちなみに2週間野菜室で保存したパプリカを半分にカットして、断面を見てみるとこんな感じです。こちらも中はきれいな状態です。
常温で保存したものと並べるとこんな感じです。断面に関してはそんなに差は見られません。
ちなみに常温保存で凸凹のクレーター状になってしまったパプリカですが、食べれるのかどうか、味の方はどうなってるかが気になったので、実際に食べて見ました。
まずは比較のために野菜室で2週間保存したものをカットして食べて見ます。果肉はジューシーで味もしっかりとパプリカの甘みがあっておいしかったです。
一方こちらは常温で保存してクレーター状になってしまったパプリカをカットしたものです。果肉はジューシーでみずみずしかったですが、味の方はだいぶ薄くなってしまっていました。
食べれないことは全然ありませんでしたが、やはり味の方は大分落ちてしまっているようです。
味の特徴をまとめるとこんな感じです。
ちなみに今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、よかったら合わせて参考にしてみてください。
今回はパプリカの保存方法に失敗して表面がでこぼこのクレーター状になってしまった失敗談を取り上げました。パプリカは常温でも10日目まではそこまで変化なく保存ができましたが、2週間目になると見た目が大きく変化してクレーター状になってしまいました。
ただ食べる分には特に問題はなさそうですが、味の方は大分落ちてしまっていました。やはりパプリカは冷蔵庫の野菜室で保存した方が味も鮮度もしっかりと保てます。なので保存するならこちらの方法をおすすめします。