ニラは茎が細いものより太いもの、葉が薄いものよりも厚いものの方が味が濃くておいしいといいますが本当なのでしょうか。気になったので実際に太さ、厚みの違うニラを食べ比べて見てその味の違いを検証してみることにします。
まずは近所のスーパーでニラを一束購入してきました。その中で茎が太く葉の幅が広くて厚いものと、茎が細く葉の幅が短くて薄いものを分けてみることにします。
こちらは茎が太く葉の幅が広くて厚いニラです。
持ってみるとこんな感じで茎が太いのがわかるかと思います。
一方こちらは茎が細く葉の幅が短くて薄いニラです。
並べるとこんな感じです。葉や茎の太さや厚みの違いが分かるかと思います。
こちらも持ってみるとこんな感じです。茎の細さがわかるかと思います。
茎の太さを比較するとこんな感じで、大分太さが違うのがわかるかと思います。
それではそれぞれのニラを食べ比べてみることにします。まずは生で食べ比べて見ます。ちなみにニラは生で食べても問題はないようです。
ただニラに含まれるアリシンという成分は、優れた抗菌、殺菌作用があり、大量に摂取した場合には腸内細菌に影響して腸内環境が悪くなることもあるそうです。なので生での摂りすぎには注意が必要です。
まずは葉の薄いニラを食べてみることにします。生でも特にくせもなく食べやすい味でした。葉は香りや風味が強いのが特徴です。
次は葉が厚いニラを食べてみました。葉の厚さでたいして味にも違いなんて出ないんじゃないかと思っていたのですが、食べ比べて見たら確かに少し葉が厚い方が味が濃い感じがしました。少しの差でしたが、食べ比べて見てもわかる程度に差があったのは驚きでした。
それぞれの味の違いをまとめるとこんな感じです。
次は茎が細い方のニラを食べて見ます。茎の方は葉に比べると風味や香りはそれほど強くはなく、みずみずしくてむしろ甘みもあります。
こちらは茎が太い方のニラです。食べてみたところこちらはやはり甘みや味が細い方に比べて少し濃い感じがしました。茎の方でも味の違いがありました。
それぞれの味の違いをまとめるとこんん感じです。
生食でもそれぞれに違いがでましたが、今度は少量の油で炒めたニラの味の違いも確認してみることにします。
まずは葉の薄いニラを炒めたものです。食べてみると炒めたことで甘みや香ばしさが出ておいしかったです。
こちらは葉の厚いニラを炒めたものです。食べてみたところ同様に甘みや香ばしさがでていて、さらに少し味も濃い感じがしました。
それぞれの味の違いをまとめるとこんな感じです。
次は茎が細いニラを炒めたものです。食べてみたところみずみずしく、甘みも増していておいしかったです。
こちらは茎が太いニラを炒めたものです。食べてみたところこちらも甘みが増してみずみずしさもあり、さらに細いものよりも少し味が濃かったです。
それぞれの味の違いをまとめるとこんな感じです。
ちなみに今回の検証については以下の動画でも取り上げているので、併せて参考にしてみてください。
今回はニラの茎の太さや葉の厚みで本当に味に違いが出るのかどうかを検証してみました。正直太さや厚みでそこまで味に違いは出ないだろうと思っていたのですが、食べてみてわかる程度には味に違いがあったのには驚きました。
ニラは茎が太く葉の厚いものの方が味は少し濃かったので、選ぶなら細くて薄いものよりも太くて厚い方のニラを選ぶのをおすすめします。