HOME > 食品を下ごしらえして保存する方法 > にんじんを下ごしらえしてから保存で、忙しい料理の手間と時間を短縮
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にんじんは用途に合わせてカットして、そのまま使ったりレンジで加熱してから使ったりしますが、こうした工程を先に済ませておけば、実際に料理を始める際にその分の手間や時間を省略することができます。そこで今回はにんじんの下ごしらえから保存までの手順と、保存しておいたにんじんを使ったレシピを紹介します。
にんじんは皮をむいて用途に合わせてカットするなど、あらかじめ下ごしらえが必要です。この下ごしらえを先に済ませておくこと、実際に料理に取り掛かる際の時間と手間を減らすことができます。
下味をつけておきたい料理などの場合は、保存の間にしっかりと味もしみこませておくことができます。
料理を一から始めるとなるとそれなりに時間がかかります。どうしてもかかる時間が頭に浮かんで、料理を億劫に感じることもあるかもしれません。しかしながら先に下ごしらえだけ済ませておくだけでも、その分料理時間も減らせるので、料理を始める際のハードルも下がります。
結果食材をついつい使いそびれて置いておいてしまい、だめにしてしまうといったことも予防できます。
にんじんは千切りにしてから冷蔵庫で保存しておくこともできます。まずはニンジンの皮をむきます。次に5cmほどの長さに輪切りにします。
輪切りにしたものを縦に薄切りにします。
これを細く千切りにします。
千切りにしたにんじんは保存袋に入れ、冷蔵庫で保存します。これで4〜5日は保存ができます。
千切りにしたにんじんは冷凍保存しておくことも可能です。冷凍する場合は1回で使う分ごとに平らになるようにラップで包んでおくと、凍った後でも使いやすくて便利です。
あとは冷凍用保存袋に入れ、金属トレイの上に乗せ、冷凍保存します。これで1ヵ月は保存ができます。
冷凍したにんじんの千切りはは炒め物やスープなどに使うなら冷凍のまま使ってもいいです。ちなみに下の画像は冷凍保存したにんじんの千切りです。カチカチに固まっているのがわかるかと思います。
和え物やサラダなどに使う場合は、前日に冷蔵庫に移して自然解凍するといいです。解凍は常温よりも低温下で行った方が水分の流出も少なく、味や食感が落ちるのも抑えることができます。下の画像は冷蔵庫で自然解凍したにんじんの千切りです。
千切りにしてから冷蔵庫や冷凍庫で保存したにんじんを使ったレシピをいくつか紹介します。まずはにんじんとピーマンのオイマヨ炒めです。使う材料は以下の通りです。
まずはピーマンのへたと種を取り、8mmほどに細切りにします。
つぎにフライパンにサラダ油をひいて中火で温め、にんじんとピーマンを加えて炒めます。
にんじんが少ししんなりしてきたら、マヨネーズとオイスターソースを加えて炒め、ソースがよく絡んだら出来上がりです。
次ににんじんとこんにゃくのきんぴらを紹介します。使う材料は以下の通りです。
まずはこんにゃくを6〜7mmほどの厚さに拍子切りにし、ボウルに入れて塩を小さじ1ふって5分ほど置いておきます。
これを水を入れて沸騰させた鍋に入れ、2分ほど茹で、ざるにあげて水けをきります。こうしておくことでこんにゃくの臭みが取れ、味もしみこみやすくなります。
次にフライパンにごま油をひいて中火にかけ、にんじんの千切りとこんにゃくを加えて炒めます。
にんじんが少ししんなりとしてきたら、種を取って輪切りにした赤唐辛子と調味料Aを加え、よく炒めます。
汁けがなくなったら、白ごまを加えてさっと混ぜ合わせたら出来上がりです。
にんじんはいちょう切りにしてからレンジで加熱して、冷蔵庫で保存しておくこともできます。まずはにんじんの皮をむき縦に半分にカットし、さらに縦に半分にカットします。
これを薄切りにすればいちょう切りになります。あとは耐熱容器にいちょう切りにしたにんじんを入れ、にんじん1本分(150g)に対して大さじ1と1/2の水を入れます。
これにラップをして600Wで1分40秒、500Wなら2分レンジで加熱します。加熱時間はにんじんの量に応じで加減してください。例えばにんじん2本分(300g)なら600Wで3分20秒になります。
あとはざるにとって水けをきり、冷めるまで待ちます。
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冷めたらキッチンペーパーでいちょう切りにしたにんじんの水けをふき取って、保存袋に入れます。これで4〜5日は保存できます。
いちょう切りにしたにんじんは冷凍庫で保存してもいいです。その場合は以下の画像のように冷凍用保存袋に入れます。
これを金属トレイの上に乗せて冷凍保存します。これで1ヵ月は保存ができます。
にんじんのいちょう切りは冷凍すると以下の画像のようにカチカチに凍ります。煮物や炒め物、汁物などに使う場合は冷凍のまま使っても構いません。
あえ物などに使う場合は前日に冷蔵庫に移して自然解凍するといいです。やはりこちらも低温下で自然解凍した方が食品の味や食感の低下を抑えられます。下の画像は冷蔵庫で自然解凍したにんじんのいちょう切りです。
冷蔵・冷凍保存したいちょう切りにしたにんじんを使ったレシピをいくつか紹介します。まずはにんじんと卵のみそ炒めです。使う材料は以下の通りです。
まずはフライパンにサラダ油をひいて中火で熱し、いちょう切りにしたにんじんを加えてさっと炒めます。
つぎに調味料Aを加えて混ぜ合わせます。
調味料がにんじんとしっかり絡んだら、溶いた卵を加えます。卵はすぐにかき混ぜずに少し火が通るのを待ってからかき混ぜると、ふんわりと仕上がります。
あとはたまごにもしっかりと火が通れば出来上がりです。
次に具沢山な根野菜ときのこのコンソメスープを紹介します。使う材料は以下の通りです。
まずは大根は皮をむいていちょう切りに、玉ねぎは薄切りに、ベーコンは8mm幅にカットします。しめじは根元をカットしてばらしておきます。
つぎに鍋にオリーブオイルをひいて中火で加熱し、ベーコン、たまねぎ、にんじんを加えて炒めます。
玉ねぎに火が通り、色が変わってきたら、大根、しめじ、水、顆粒コンソメ、ローリエの葉を加え、ふたをして強火で一煮立ちさせます。沸騰したら弱めの中火で8分ほど煮込みます。
最後に塩・胡椒で味を調整して出来上がりです。ローリエの葉は取り出しておいてください。
にんじんは輪切りにしてレンジで加熱し、冷蔵庫で保存してもいいです。まずはにんじんの皮をむき、7〜8mmほどの厚さに輪切りにします。
これを耐熱容器に入れて水をにんじん1本(150g)に対して大さじ1と1/2ほど入れ、ラップをしてレンジにかけます。レンジにかける時間は600Wで4分10秒、500Wなら5分です。
あとはざるにあげて水けをきり、冷めるまで待ちます。
輪切りにしたにんじんが冷めたら、キッチンペーパーで水けをふき取り、保存袋に入れて冷蔵庫で保存します。これで4〜5日は保存できます。
輪切りにしたにんじんは冷凍庫で保存してもいいです。その場合は以下の画像のように冷凍用保存袋に入れます。
これを金属トレイの上に乗せて冷凍保存します。これで1ヵ月は保存ができます。
にんじんの輪切りは冷凍すると以下の画像のようにカチカチに凍ります。煮物や炒め物、汁物などに使う場合は冷凍のまま使っても構いません。
あえ物などに使う場合は前日に冷蔵庫に移して自然解凍するといいです。下の画像は冷蔵庫で自然解凍したにんじんの輪切りです。
冷蔵・冷凍保存した輪切りにしたにんじんを使ったレシピをいくつか紹介します。まずはにんじんと厚揚げのみそ炒めです。使う材料は以下の通りです。
まずは厚揚げに熱湯を回しかけて油抜きをします。
つぎにフライパンにごま油をひいて中火で熱し、輪切りにんじんを加えてさっと炒めます。
そこに手で一口サイズにちぎった厚揚げを加え、焦げ目がつき始めるまで炒めます。
焦げ目がついてきたらみそと砂糖としょうゆを混ぜ合わせてから加え、こしょうもふりかけてから、よく味が絡むように炒め合わせたら出来上がりです。
冷蔵・冷凍保存した輪切りにしたにんじんを使ったレシピをもう一つ紹介します。紹介するのは輪切りにんじんのみそマヨ和えですです。使う材料は以下の通りです。
まずはボウルにみそとマヨネーズ、白いりごまを加えてよくまぜ合わせます。
そこに輪切りのにんじんを加えてよく和えれば出来上がりです。
にんじんはフードプロセッサーなどでペースト状にして保存しておくこともできます。まずはペーストにする前ににんじんの皮をむき、輪切りにします。
これを水を入れた鍋に入れ、沸騰したらそこから落し蓋をして弱火で15分ほど煮込みます。
にんじんが柔らかくなったら取り出して水けをきり、フードプロセッサーに入れます。今回使ったのはamazonや楽天市場で人気の以下のフードプロセッサーをです。
フードプロセッサーでペーストすると簡単に以下のようにペースト状のにんじんにすることができます。
ペースト状にしたにんじんは1回で使う分ごとにラップをし、保存袋に入れて冷蔵庫で保存します。これで4〜5日は保存できます。
ペースト状にしたにんじんは冷凍庫で保存してもいいです。その場合は以下の画像のように冷凍用保存袋に入れます。
これを金属トレイの上に乗せて冷凍保存します。これで1ヵ月は保存ができます。
にんじんのペーストも冷凍庫で保存すると以下の画像のようにカチカチに固まります。ポタージュなどに使う場合は冷凍のまま使ってもいいです。
お菓子の材料や離乳食などに使う場合は解凍してから使うといいです。その場合は前日に冷蔵庫に入れて自然解凍するといいです。下の画像は冷蔵庫で自然解凍したニンジンのペーストです。
冷蔵・冷凍保存したにんじんのペーストを使ったレシピをいくつか紹介します。まずはにんじんポタージュですです。使う材料は以下の通りです。
まずは鍋に牛乳、にんじんペースト、オニオンペースト、バターを加え、加熱しながらよく混ぜます。
しっかり混ざり合ったら、塩とこしょうで味を調え火を止めます。
あとは器に盛って上からバジルを振りかければ完成です。
オニオンペーストはフードプロセッサーでペースト状にしたたまねぎをフライパンで1〜2時間ほどじっくり炒めて作ります。カレーやスープ、煮物に加えることでコクが深まります。作り方はたまねぎをペーストして冷凍保存で詳しく解説しています。
作るのに時間と手間がかかるので面倒な方は市販のオニオンペーストを購入してもいいでしょう。以下はネットで人気の商品です。
次ににんじんとかぼちゃのマッシュサラダを紹介します。使う材料は以下の通りです。
にんじんペーストは前日に冷蔵庫に移して自然解凍しておきましょう。時間がないときはレンジの解凍キーでもいいです。
鍋に卵と水を入れて火にかけ、茹で卵を作ります。
次にかぼちゃをカットして耐熱容器に入れ、水を大さじ1と1/2くわえて600Wで6分40秒(500Wなら8分)加熱します。
加熱したかぼちゃの皮を取り、ボウルに入れてマッシュします。
さらににんじんペーストとマヨネーズ、塩、こしょうも加えてよく混ぜ合わせます。
さいごにみじん切りにした茹で卵を加え、軽くかき混ぜたら出来上がりです。
今回はにんじんの下ごしらえの仕方と保存までの手順を詳しく見ていきました。にんじんは料理の用途に合わせて千切りやいちょう切り、輪切りなどにして、さらにレンジで加熱してから保存しておくことができます。またマッシュしてペースト状にしてから保存もできます。
保存は冷蔵庫でも冷凍庫でも可能です。冷蔵庫なら4〜5日、冷凍庫なら1ヵ月は保存ができます。こうして下ごしらえして保存しておいたにんじんを使ったおいしいレシピもいくつか取り上げてみたので、是非参考にしてみてください。
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