少し長く保存しておいたにんじんを使おうとしたら、ひげ根が生えて長く伸びてきていました。にんじんは冷蔵庫の中なら比較的長く保存ができますが、保存が長くなるとひげ根が出てどんどんと成長してしまうようです。
気になるのはこの状態でまだ食べられるのか、また食べられるのだとしたら味に変化はないのかです。そこで実際に食べて見ることにしました。
まずは表面の皮をピーラーでむいてみます。まずはこちらがひげ根がかなり長く伸びてきてしまったにんじんです。
こちらをこのようにピーラーでさっと一皮むいてみます。そうするとその下は通常のにんじんと変わらず、きれいな状態でした。
並べるとこんな感じです。ひげ根をピーラーでむくと中はきれいなのがわかるかと思います。
では実際食べて見て味の変化を検証してみることにします。比較のためにその日に買ってきた奇麗なにんじんと味を食べ比べてみることにします。こちらは通常のにんじんです。このように特にひげ根も伸びていません。
これを半分にカットすると断面はこんな感じです。
一方こちらはひげ根が生えてきたにんじんを半分にカットした断面です。
比較するとこんな感じです。その日に買ってきたにんじんの方がやや赤みは濃いです。
それぞれ食べやすいように薄切りにしました。こちらはその日にカットしたにんじんをカットしたものです。味の方はしっかりと人参の味がしました。
一方こちらはひげ根が伸びたにんじんをカットしたものです。味はほとんど変わりません。気にすれば若干薄いかなといった感じで、何も言わなければ恐らく気づかない程度です。
並べるとこんな感じです。やはり色味は若干薄いですが、味の方はそこまで大きな違いはありませんでした。
ひげ根の生えたにんじんは保存のし過ぎで、成長により栄養分が消費され、味も大きく落ちていそうな気がしましたが、この程度のひげ根であれば、そこまで大きな味の変化はないようです。
ちなみに今回の検証については以下の動画でも取り上げているので、併せて参考にしてみてください。
ひげ根が生えて伸びてしまったにんじんは見た目がかなりインパクトがあるので、食べるのに抵抗がある方もいるかもしれませんが、皮をちょっとむけば中はきれいで、味もそんなに変わりません。
なのでもしひげ根が生えてしまっても、そんなに気にしなくても大丈夫です。ただやはり早く使ってしまうに越したことはありません。