にんじんを選ぶ際に大きなものと小さなものでどちらがいいのか迷ったことがある方もいらっしゃるかと思います。実際大きさで味や食感は変わってくるのでしょうか。
気になったので今回大きなにんじんと小さなにんじんを食べ比べてみて味や食感に違いがあるのかを実際に検証してみることにします。
まずにんじんは品種によっても微妙に味や食感は変わってきます。こうした違いの影響が出ないように今回は同じ生産者で同じ袋に入って売られていたこちらの大小2本のにんじんで検証してみることにします。
まずはこちらが通常よりも少し大きめなにんじんです。
手に持つとこんな感じです。
長さは15.69cm、幅は5.14cmです。
重さは194gです。
一方こちらは小さなにんじんです。
手に持つとこんな感じです。
比べてみるとこんな感じでサイズの違いがよくわかるかと思います。
長さは12.3cm、幅は3.72cmです。
重さは81gです。
それではこちらの大小のにんじんを実際に食べ比べてみることにします。まずは生で食べ比べてみます。
こちらは少し大きめのにんじんの皮をむき、輪切りにしたものです。食べてみたところにんじんの風味も甘みもしっかりあっておいしかったです。食感もシャキシャキして生のにんじんの固さといった感じで食べやすかったです。
こちらは小さなにんじんの皮をむいて輪切りにしたものです。食べてみたところこちらもにんじんの風味はしっかりありましたが甘みが若干薄い感じがしました。一応気になったのでそれぞれ糖度計で糖度を計ってみました。
こちらはやや大きなにんじんの糖度です。糖度は8.6%でした。調べたところにんじんの平均的な糖度は7.5%ぐらいだそうです。こちらはやや甘みの強いにんじんのようです。
一方こちらは小さなにんじんの糖度です。糖度は7.5%でした。やはり食べてみた感じは間違ってはなくて、こちらの方が糖度は低かったです。
ちなみに食感については小さいにんじんもやや大きめなにんじんと大して違いはありませんでした。通常野菜というのは未熟なものは食感がやや柔らかめなモノが多いです。
例えば長ねぎは太く育ったものよりも、まだ細いものの方が食感は柔らかいです。なのでこちらも小さくて未熟な分やわらかい食感なのかなと思っていたのですが、実際は変わりませんでした。
それぞれの味や食感、糖度の違いをまとめるとこんな感じです。
次は炒めた場合の違いも見ていきます。このようにフライパンにサラダ油を引いてしっかり炒めていきます。
こちらはやや大き目なにんじんを炒めたものです。食べてみたところ炒めたことでにんじん臭さも減り、甘みも増しておいしかったです。食感も適度な柔らかさです。
こちらは小さなにんじんを炒めたものです。食べてみたところこちらもにんじん臭さは減り甘みも増しましたが、それでもやはりやや大きなにんじんよりも甘さは薄かったです。食感はこちらも適度な柔らかさです。
それぞれの味や食感の違いをまとめるとこんな感じです。
今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、よかったら合わせて参考にしてみてください。
今回はにんじんを選ぶなら大きなものと小さなもののどちらがいいのかを実際に食べて検証してみました。結果は大きなものの方がよく熟しているのか甘みが強くておいしかったです。
食感に関しては意外にも小さなものも大きなものも差はありませんでした。にんじんを選ぶ際に大きなものと小さなもので迷われる方もいらっしゃるかと思いますが、小さすぎるものよりも大きめなものの方が甘みが強いのでおすすめです。