HOME > 食材の加熱調理の疑問 > 長ねぎをレンジで蒸し焼きにするなら200W、500W、600Wのどれが1番甘くなるの?検証したら驚きの結果に!
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長ねぎはフライパンなどで焼く以外にもレンジで蒸し焼きにしてもおいしいです。ただレンジで加熱する場合は200W、500W、600Wのどれが一番甘さが引き立つのでしょうか?
気になったので実際にそれぞれ試してみて味や食感の違いを検証してみることにします。
そもそもなぜワット数を変えて検証してみようかと思ったのかというと、200Wの低ワットで長ねぎをじっくりと加熱すると、甘さが引き立ってよりおいしくなるという記事を見かけたからです。
確かにさつまいもをレンジで調理する場合は低ワット数で長い時間じっくりと加熱した方が甘さが増しておいしくなります。詳しくはさつまいもをレンジで加熱するなら600W、200W、100Wのどれが一番甘くなるの?検証したら驚きの結果に!で検証しているので、併せて参考にしてみてください。動画のリンクは概要欄に記載しています。
なので長ねぎの場合も同様に200Wでじっくり長時間加熱すると甘みが増すというのもあながち間違いじゃないなと思い、検証しようと思ったわけです。
それでは実際に検証してみることにします。まずは長ねぎを4〜5cmの長さにぶつ切りにします。焼きねぎにする場合は白い部分だけ使う方もいらっしゃるかと思いますが、緑の葉の部分もおいしいのでこちらも今回一緒にレンジで加熱します。
こちらを耐熱皿などに並べ、上からラップをのせてレンジで600W、500W、200Wとワット数を変えてそれぞれ蒸し焼きにします。加熱時間は600Wなら100g当たり3分、500Wなら100gあたり3分40秒、200Wなら100gあたり9分です。
こちらは600Wでレンジで蒸し焼きにした長ねぎです。食べてみたところしっかりと長ねぎの甘みが出ていておいしかったです。食感もジューシーで適度にとろみもあってよかったです。
ちなみに果肉の薄い緑の部分ですが、こちらも食べてみたところ葉の薄い部分にもトロっとした果肉はついていて、食べた食感も薄いなりにトロっとしていておいしかったです。
こちらは500Wでレンジで蒸し焼きにした長ねぎです。食べてみたところこちらもしっかり長ねぎの甘みが出ていておいしかったです。甘さは若干ですがこちらの方があるような気がしました。
食感に関してはこちらもジューシーでトロっとしていてそんなに差はありませんでした。
最後は200Wでレンジで蒸し焼きにした長ねぎです。食べてみたところしっかり長ねぎの甘みは出ていましたが、500Wと比べて特別甘さが増したような感じはありませんでした。
200Wだとかなり甘さが増しておいしくなるんだろうなと予想していたので、これは以外でした。食感の方はジューシーさやとろみはありますが、食感は500Wの時と比べて若干柔らかさが劣るような感じがありました。
というのも200Wでレンジで加熱した後、500Wや600Wの時と比べて水分がやや多めに出ていました。そこまで気にしてはいなかったのですが、結果的に長時間加熱したことで水分が余計に出てそれが食感のジューシーさ、柔らかさに少し影響したのかもしれません。
3つを食べ比べてみた結果は甘さは600Wよりも500Wの方が若干よくて、200Wは500Wと大して変わりませんでした。食感は200Wの方がやや柔らかさが劣っていて500Wや600Wの方がよかったです。
味や食感を考慮するとどちらもよかった500Wが最もよかったです。次いで食感のよかった600Wといった感じです。以外にも200Wが3つの中だと3番目でした。星で表すと500Wが星5なら600Wは星4.5、200Wは星4.4といった感じです。
ちなみにレンジで蒸し焼きにした長ねぎですが、こちらを使ったレシピも1つ紹介します。紹介するのは蒸し焼きねぎのおかかゴマ醤油かけです。
作り方は簡単で、蒸し焼きにしたねぎを並べたらさっとごま油をかけます。この上にかつお節をふりかけ、あとはしょうゆをかけたら出来上がりです。ネギの味や香りにゴマの風味がよくあってくせになる一品です。
ちなみに今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、よかったら合わせて参考にしてみてください。
今回は長ねぎをレンジで蒸し焼きにするならワット数は200W、500W、600Wのどれが一番いいのかを検証しました。予想だと200Wでじっくり加熱したものが一番甘みが出ておいしいのかなと思っていたのですが、結果は以外にも500Wのものが甘みも食感も一番よかったです。
600Wも甘みは若干落ちますがそれでも十分おいしかったので、600Wしかない場合はそちらでもいいです。