ナスを調理する際に気になるのはへたの部分です。この部分をどのくらいカットすればいいのか迷ったことはありませんか?
そこで今回はナスをへた、ガク、へたやガクに覆われていない実の部分と切り分け、それぞれ食べ比べて見て、どの部分までおいしく食べれるのかを実際に検証してみることにします。
まずはナスのへたとへたのひらひらした部分であるガクをはがしていきます。今回は見分けやすいようにまずは縦半分にカットします。
カットした断面はこんな感じです。ナスのへたやガクに覆われている部分もその中はしっかり果肉が詰まっているのがわかるかと思います。
次はこの外側のへたやガクの部分をはがしていきます。手で剥がそうとしたところ、下側のひらひらした額の部分は比較的簡単にはがせました。
ただその上の部分は果肉にしっかりとくっついていて、剥がそうとしてもこのようにちぎれてしまいました。
なかなか手で奇麗にはがすのは難しそうだったので、包丁を使ってこのように奇麗にカットしました。へたのガクに覆われていた部分とさらにへたが果肉としっかりとくっついていた部分の分かれ目がよくわかるかと思います。
今回はこのようにへたと果肉がくっついていた部分と、ガクに覆われていた部分、ガクにも覆われていなかったナスの実がむき出しだった部分の3つの部分で切り分けてみました。こちらをそれぞれ食べ比べて見て、どの部分までが食べれるのかを検証していきます。
今回は炒めて見て味の違いを食べ比べて見ます。フライパンに油を引き、火にかけます。カットしたナスを炒めます。
しっかりと火が通って焼き色も付いたら火を止めます。それでは実際に食べ比べて見ます。
まずはガクに覆われていなかった部分のナスです。食べてみたところナスの風味や味がしっかりあっておいしかったです。食感も柔らかくトロっとしておいしかったです。
こちらはへたのガクの部分に覆われていたナスです。食べてみたところこちらもしっかりとナスの味や風味があっておいしかったです。食感も柔らかくてトロっとしていて特に違いは感じませんでした。
最後にへたと実がくっついていた部分のナスです。食べてみたところこちらもナスの味や風味があっておいしかったです。ただ食感は他の2つの部位と比べると固めで、トロっとした感じはありませんでした。
固いといっても筋張っていたり、固すぎるというようなことはなく、食べる分には十分に問題のない柔らかさです。
3つを食べ比べて見た感想としては味に関してはどの部位もそんなに差はありませんでした。ただ食感に関しては他の2つの部位とは異なりへたがくっついていた部位はやや固めでした。
ただ食べれないような固さでは全然なかったです。なのでカットするなら果肉の外側のへたの部分だけを包丁でカットして利用するといいです。へた先をこのようにカットして、へたのくっついている周囲をぐるっと包丁でむいてやります。
柔らかくてトロっとした部分だけ利用したいならへたが果肉についている部分を果肉ごとまとめてカットして残りを利用するといいです。
個人的にはへたのくっついている部分の果肉もおいしかったのでこちらも無駄なく利用するのをおすすめします。
今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、よかったら合わせて参考にしてみてください。
今回はナスのへたの部分はどのくらいまでカットするのが正解なのかを検証しました。へたやガクのついているラインで果肉までまとめてカットして捨てている方もいらっしゃるかもしれませんが、中の果肉も全然おいしくいただけます。
なので外側のへたの部分だけ包丁でむいて中の果肉は捨てることなく利用するのをおすすめします。