なめこといえば一般にサイズの小さなものをイメージする方が多いと思いますが、サイズの大きなものもあります。気になるのはサイズの大きなものだと味や食感は違うのかどうかです。
そこで実際に通常サイズのなめことサイズの大きななめこを食べ比べてみて味や食感の違いについて検証してみることにします。
ちなみに一般にスーパーなどでよく見かけるパック詰めにされたサイズの小さななめこですが、こちらは菌床栽培がメインで栽培しやすいのが特徴です。
一方で原木栽培で育ったなめこというのは通常のモノよりもサイズが大きくなるのが特徴です。こちらは味や香りもいいと言われています。
それではそれぞれの大きさのなめこを食べ比べてみることにします。まずは大きなサイズのなめこです。1パックで税込み250円でした。産直なので手ごろな価格で購入できました。
重さは1パックで166gでした。
こちらは大きななめこを1本取り出したものです。
大きさは4.29cmです。
重さは1本で12.2gです。
それでは実際に食べてみることにします。まずは大きななめこをざるに入れてさっと流水で洗います。
つぎに沸騰した鍋で1分茹でます。
茹でたらざるにあげます。
こちらは茹でた大きなサイズのなめこです。食べてみましたが味はしっかりなめこの味や風味がしておいしいです。なめこのぬめり、とろみですが、ちゃんとありますが少し弱めな感じもします。
食感ですが肉厚でジューシーで通常のなめこよりも食べ応えがあっておいしいです。
次は小さなサイズのなめこです。こちらは税込み84円でした。
重さは1パックで104gでした。1.6倍にすると168gで価格も1.6倍にすると134円です。大きななめこ1パック250円と同じ量で134円なので、価格的にはこちらの方が安いです。
こちらは小さななめこを1本取り出したものです。
大きさは1.37cmです。大きなものの4.29cmの約3分の1の大きさです。
並べるとこんな感じです。大きさの違いがよくわかるかと思います。
重さは1本で1.0gでした。重さは大きなものの12.2gの12分の1でした。
こちらも実際に食べてみます。まずは流水で洗います。
これを沸騰した鍋で1分茹でてざるにあげます。
こちらは茹でたサイズの小さななめこです。食べてみたところこちらもなめこの味や風味があっておいしいです。ただどちらかというと大きななめこよりも味や風味が強い気がします。
ぬめりやとろみもこちらの方が強いです。食感は小さいので大きなものほど肉厚でジューシーな感じではないです。
2つを食べ比べてみた感想ですが、味については小さなものの方が味も風味も濃かったです。星で表すなら小さい方が星5なら、大きな方は星4.5といった感じです。
ぬめりも小さい方が強かったです。こちらも星で表すなら小さい方が星5なら、大きな方は星4.3といった感じです。
味やぬめりで言うなら小さなものの方がよかったのですが、大きなものは食感が肉厚でジューシーでかなり食べ応えがあっておいしいです。
味やとろみなら小さななめこで、食感なら大きななめこで、正直どちらも味や食感に違いはありましたがそれぞれでおいしかったです。味や食感の違いをまとめるとこんな感じです。
ちなみにせっかくなのでこちらの大きななめこと小さななめこを使ってなめこ汁を作ってみることにします。つかう材料は以下の通りです。
まずは長ねぎを薄く斜め切りにします。
つぎに鍋に小さななめこと大きななめこを入れ、水を500ml、だしの素小さじ1/2を加えて中火にかけます。4分〜5分ほど加熱して沸騰する直前で火を止めます。
みそ大さじ3と1/3を溶き入れます。さらに薄く斜め切りにした長ねぎを加えて再び火にかけ、沸騰直前で火を止めたら出来上がりです。
食べてみましたがなめこのぬめりとみその風味、食べ応えのある大きななめこがこれがまたおいしくて、長ネギもいい味を出していて本当においしかったです。
今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、よかったら合わせて参考にしてみてください。
今回は大きななめこと小さななめこで味や食感に違いがあるのかどうかを検証しました。結果は味やぬめりについては小さななめこが、食感のジューシーさや肉厚さでは大きななめこがよかったです。
それぞれ特徴が違いますが、一緒に食べると両方の味や食感を楽しめるので両方購入する機会がある際にはぜひ一度両方一緒に食べてみてはいかがでしょうか。