HOME > 各野菜の品種による違いについて > 緑豆もやしと大豆もやしの違いは?もやし炒めにするならどっちがうまいのか実際に作って食べ比べてみた!
|
もやしといえば緑豆もやしと大豆もやしが有名ですが、味や食感に違いはあるのでしょうか。気になったので実際に食べ比べてみることにします。
さらにもやし料理の定番であるニラもやし炒めを作るなら緑豆もやしと大豆もやしのどちらがうまいのかも検証します。
まずは緑豆もやしと大豆もやしについて解説します。まず緑豆もやしも大豆もやしも同じ豆を使いますが、緑豆はマメ科ササゲ属に属していて青小豆ともいいます。小豆といえばあんこなどに使うあずきも小豆を使います。
一方大豆もやしで使う大豆はマメ科ダイズ族に属していて、実はそれぞれ違うまめなのです。国内で流通するもやしの9割は緑豆もやしで、店舗でよく見かけるもやしといえば大半はこちらになります。
価格の方は緑豆もやしの方が全然安いです。今回購入したこちらの緑豆もやしは1袋200gで税込み42円でした。
一方こちらの大豆もやしは同じく1袋200gで何と95円と倍以上の値段でした。
ちなみに栄養面では大豆もやしには女性ホルモンに構造の似ている「大豆イソフラボン」が多く含まれます。大豆イソフラボンは緑豆もやしには含まれません。こちらの商品でも大豆イソフラボンを前面に押しています。
それではまずはそれぞれのもやしを袋から出してみてみることにします。こちらは袋から出した緑豆もやしです。皆さんが普段よく見るもやしだと思います。
一方こちらは袋から出した大豆もやしです。こちらは大豆がもやしについています。こちらのもやしはナムルやビビンバなどの韓国料理でよく使われます。太さも緑豆もやしに比べるとやや細めです。
並べてみるとこんな感じでかなり細いのがわかるかと思います。
それぞれのもやしを今度はレンジで加熱してから食べ比べてみることにします。このように耐熱容器にもやしを入れて上からラップをのせ、レンジでもやし1袋200gに対して600Wで2分30秒、500Wなら3分加熱します。
こちらはレンジで加熱した緑豆もやしです。食べてみたところもやしの風味とか香りがあってあっさりして食べやすいです。食感はみずみずししさが強めで適度にシャキシャキ感もあります。
一方こちらはレンジで加熱した大豆もやしです。食べてみたところこちらはもやしの風味に大豆の香りもかなり加わって味は大分濃いめです。食感はこちらはみずみずしさよりもシャキシャキ感が大分強いです。
2つを食べ比べた感想は、味についてはあっさりして食べやすい緑豆もやしも、大豆の風味が濃いめな大豆もやしも味の特徴は違いますがどちらも美味しかったです。
食感はみずみずしさの強い緑豆もやしと、シャキシャキ感の強い大豆もやしで特徴は違いますが、こちらもどちらもよかったです。味や食感の違いをまとめるとこんな感じです。
緑豆もやしも大豆もやしも味や食感の違いはありましたがどちらも美味しかったです。ただ今度はこれをもやし料理の定番であるニラもやし炒めにしてみたら、どちらがうまいのでしょうか。
さっそく検証してみることにします。まずは使う材料です。
まずはにんにくを薄切りにします。
ニラは5cm幅にカットします。
次にフライパンにサラダ油をひき、弱火でにんにくを炒めます。
にんにくの香りが出て色が変わってきたら、にらとそれぞれのもやしを加えて炒めます。
にらともやしによく火が通ったら、鶏がらスープの素、しょうゆ、酒をそれぞれ小さじ1、塩・こしょうを少々加えてよく混ぜ合わせ、全体に味が回ったら出来上がりです。
こちらは緑豆もやしを使って作ったニラもやし炒めです。食べてみたところニラの甘さともやしの風味、調味料の味付けがよくあっていて、食感もみずみずしくてかなりおいしかったです。
一方こちらは大豆もやしを使って作ったニラもやし炒めです。食べてみたところこちらもニラの甘さともやしの味に大豆の風味も加わっておいしかったです。食感もシャキシャキ感のあるもやしとニラがよくあっていてよかったです。
2つを食べ比べてみた感想は味や食感に結構差は感じましたがどちらも美味しかったです。どちらがいいというよりも両方定期的に食べたくなる味でした。
今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、合わせて参考にしてみてください。
今回は緑豆もやしと大豆もやしで味や食感に違いはあるのか、もやし炒めならどちらがいいのかを検証しました。味や食感に違いはあるもののどちらも美味しかったです。
なので普段緑豆もやしを利用されている方なら、一度大豆もやしでも作ってみてはいかがでしょうか。普段とは違った味や食感を楽しめると思います。