みかんの甘さを見分けるポイントをこれまでいくつか紹介してきましたが、実はみかんのへたの色も見分ける際の大きなポイントになります。
そこで今回実際にへたが黄色のみかんとへたが緑色のみかんで味や糖度に違いがあるのかを食べて検証してみることにします。
ちなみに先に答えを言ってしまいますがみかんのへたは緑よりも黄色のもののほうが甘みは強いです。というのもみかんはよく熟してくるとへたの色も緑から徐々に黄色へと変わってきます。なのでへたが黄色のものはよく熟していて甘みの強いみかんなのです。
ただ実際のところはどうなのかは食べてみないとわかりません。そこで実際に食べ比べてみることにします。
みかんは品種や生産地などでも味や甘さは変わってきます。そこでこうした差が出ないように今回は同じ生産者で同じ袋に入っていたみかんで、サイズも同じもので検証してみることにします。
まずはへたの黄色のみかんから食べてみることします。こちらがへたが黄色のみかんです。
へたがしっかり黄色になっているのがわかるかと思います。
こちらは皮をむいたものです。中は特に変わった感じはありません。
実際に糖度を計ってみると糖度は13.0度もありました。みかんの糖度の平均は10〜12度といわれているのでかなり糖度は高めです。
食べてみたところしっかり甘みが強いみかんでおいしかったです。
次はへたが緑色のみかんを食べてみることにします。
こちらがへたが緑色のみかんです。
へたが黄色のみかんと並べるとこんな感じです。色味の違いがよくわかるかと思います。
こちらも皮をむいてみます。みたところ特に違いは見られません。
こちらも糖度を計ってみました。糖度は11.7度でした。これでも平均の中でも高いほうで、結構糖度はあります。ただへたが黄色のみかんの糖度の13.0度と比べると差はあります。
食べてみましたがみかんとしてはしっかり甘みはありましたが、やはりへたが黄色のみかんのほうがより甘くておいしかったです。
2つを食べ比べてみましたが、糖度の数値にしても実際に食べた甘さにしてもこんなにはっきりと違いが出たのは驚きでした。星で表すならへたが黄色い方が星5ならへたの緑の方は星4.1といった感じです。味や食感の違いをまとめるとこんな感じです。
今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、よかったら合わせて参考にしてみてください。
今回はへたが緑色のものと黄色のもので本当に甘みに違いがあるのかを検証しました。結果はへたが黄色のほうが糖度も高く、甘みも強くておいしかったです。
へたの色は見てもすぐにわかるポイントです。みかん選びの際の参考にしていただけると幸いです。