
レタスは芯の部分につまようじを刺してから保存すると長持ちするといわれていますが本当なんでしょうか。気になったので実際に試してみることにします。
今回はつまようじを刺してから新聞紙に包み、ポリ袋に入れてから野菜室で保存する方法と、そのまま新聞紙で包み、ポリ袋に入れてから野菜室で保存する方法、何もせずにそのまま野菜室で保存する方法の3つを比較して、本当に効果があるのかどうかを検証してみます。
そもそもなぜレタスの芯につまようじを刺すだけで長持ちするといわれているのでしょうか。レタスは芯から葉が出て成長していきますが、この方法ではその芯の部分を傷つけることで成長点を壊し、成長により栄養分が消費されるのを抑えて長持ちさせるというものです。
まずは芯につまようじを刺して保存する方法を紹介します。レタスをひっくり返して芯側にします。芯につまようじを刺さるまで差し込んでいきます。大体3cmほどつまようじが刺さりました。

同じようにして3か所等間隔でつまようじを刺します。

このままだと保存しにくいので、つまようじの出ている部分をハサミでカットします。

これを新聞紙で包み、ポリ袋に入れて軽く口をしめます。あとは冷蔵庫の野菜室で保存します。

比較のために芯には何もせず、そのまま新聞紙で包み、ポリ袋に入れて野菜室で保存する方法も試します。

さらに比較のために今度は新聞紙にも包まず、そのまま冷蔵庫の野菜室で保存する方法も試します。これらの方法と比較することで、芯につまようじを刺して保存する方法がどのくらい効果があるのかを検証します。
まずは保存するレタスの初日の状態を確認しましょう。初日のレタスはみずみずしくてしっかりとハリもあります。

芯も特に変色もなくきれいな状態です。

芯につまようじを刺して保存するほうのレタスの初日の重さは397.4gです。

こちらは初日の新聞紙とポリ袋に入れて保存するレタスの重さです。重さは672.7gです。

こちらは初日のそのまま保存するレタスの重さです。重さは336.6gです。

3日目の芯につまようじを刺して保存したレタスは、見た目には特に大きな変化は見られません。

並べるとこんな感じです。左は芯につまようじを刺して保存したレタス1日目で、右は3日目です。並べても特に違いは見られません。

断面は少し赤く変色してきました。ちなみにこれは色素成分のポリフェノールの影響で、食べても解くには問題はないそうです。

並べるとこんな感じです。左は芯につまようじを刺して保存したレタスの芯1日目で、右は3日目です。少し赤みが出てきているのがわかるかと思います。

重さは394.5gで、初日の397.4gからは0.8%減少しています。

こちらは新聞紙とポリ袋に入れて保存したレタスです。こちらも見た目には特に大きな変化は見られません。

並べるとこんな感じです。左は新聞紙とポリ袋に入れて保存したレタス1日目で、右は3日目です。並べても特に違いは見られません。

断面はだいぶ赤く変色してきています。

並べるとこんな感じです。左は新聞紙とポリ袋に入れて保存したレタスの芯1日目で、右は3日目です。だいぶ赤くなってきているのがわかるかと思います。

重さは668.4gで、初日の672.7gからは0.7%減少しています。

こちらはそのまま保存したレタスです。少し葉のハリがなくなってきて来ている感じがします。

並べるとこんな感じです。左はそのまま保存したレタス1日目で、右は3日目です。こちらはだいぶしなびれてきているのがわかるかと思います。

断面はだいぶ赤く変色しています。

並べるとこんな感じです。左はそのまま保存したレタスの芯1日目で、右は3日目です。芯もだいぶ赤みを帯びてきています。

重さは323.3gで、初日の336.6gからは4%減少しています。

芯につまようじを刺して保存したレタスは、1週間目でも特に大きな変化は見られません。

並べるとこんな感じです。左は芯につまようじを刺して保存したレタス1日目で、真ん中は3日目、右は1週間目です。並べても変化は特にみられません。

断面は少し赤みが増しています。

並べるとこんな感じです。左は芯につまようじを刺して保存したレタスの芯1日目で、真ん中は3日目、右は1週間目です。赤みが濃くなってきているのがわかるかと思います。

重さは391.1gで、初日の397.4gからは1.6%減少しています。

新聞紙とポリ袋に入れて保存した方は、こちらはまだ葉にみずみずしさがあり、ハリもしっかりとあります。

並べるとこんな感じです。左は新聞紙とポリ袋に入れて保存したレタス1日目で、真ん中は3日目、右は1週間目です。こちらも特に変化は見られません。

断面はさらに赤みが増して、やや茶色っぽくなってきています。

並べるとこんな感じです。左は新聞紙とポリ袋に入れて保存したレタスの芯1日目で、真ん中は3日目、右は1週間目です。赤みが濃くなってきています。

重さは666.2gで、初日の672.7gからは1.0%減少しています。

こちらは1週間そのまま保存したレタスです。そのまま保存した方はさらにしなびれて、ハリもなくしんなりしています。

並べるとこんな感じです。左はそのまま保存したレタス1日目で、真ん中は3日目、右は1週間目です。もうすでに外身はかなりしなびれてしまっているのがわかるかと思います。

断面もさらに赤くなっています。

並べるとこんな感じです。左はそのまま保存したレタスの芯1日目で、右は3日目です。芯もだいぶ赤みを帯びてきています。

重さは311.1gで、初日の336.6gからは7.6%減少しています。

そのまま保存するレタスについてはすでにかなりしなびれてきているので、検証はここまでとします。
| 経過日数 | 重さ(増減率) |
|---|---|
| 初日のそのままのレタス | 336.6g |
| 3日目のそのままのレタス | 323.3g(-4.0%) |
| 1週間目のそのままのレタス | 311.1g(-7.6%) |
ちなみに外葉を4枚ほど剥ぐと、中の葉は比較的新鮮で、ハリがある状態でした。

これをカットすると断面はこんな感じです。外葉はしなびれてしまっていましたが、中の葉はまだみずみずしいようです。

芯につまようじを刺して保存したレタスは、2週間目でも特に大きな変化は見られません。

並べるとこんな感じです。左上は芯につまようじを刺して保存したレタス1日目で、右上は3日目、左下は1週間目で右下は2週間目です。外葉に特に変化は見られません。

断面は1週間目と比べるとあまり変化はありません。

並べるとこんな感じです。左上は芯につまようじを刺して保存したレタスの芯1日目で、右上は3日目、左下は1週間目で右下は2週間目です。断面は1週間目からそんなに変化がないのがわかるかと思います。

重さは387.6gで、初日の397.4gからは2.5%減少しています。

新聞紙とポリ袋に入れて保存した方は、こちらは一部の葉先で若干色が変わってきている感じはありますが、全体的にはそこまで大きな差は見られません。

並べるとこんな感じです。左上は新聞紙とポリ袋に入れて保存したレタス1日目で、右上は3日目、左下は1週間目で右下は2週間目です。そんなに変化が出ていないのがわかるかと思います。

断面も1週間前と比べるとそこまで差はありません。

並べるとこんな感じです。左上は新聞紙とポリ袋に入れて保存したレタスの芯1日目で、右上は3日目、左下は1週間目で右下は2週間目です。こちらも1週間目からはそこまで変わっていません。

重さは661.7gで、初日の672.7gからは1.7%減少しています。

芯につまようじを刺して保存したレタスは、3週間目でも特に大きな変化は見られません。正直3週間たってもここまで鮮度を維持できているのは驚きです。

並べるとこんな感じです。左上は芯につまようじを刺して保存したレタス1日目で、真ん中上は3日目、右上は1週間目で左下はは2週間目、右下は3週間目です。3週たっても特に変わらないのがわかるかと思います。

芯は少し変色の範囲が広がっていますが、そこまで大きな変化はありません。

並べるとこんな感じです。左上は芯につまようじを刺して保存したレタスの芯1日目で、真ん中上は3日目、右上は1週間目で左下はは2週間目、右下は3週間目です。2週目より若干広まっていますが、変色の範囲は比較的中心に収まっています。

さらに半分にカットしてみたところ、中の葉も特に傷んでいることもなく、みずみずしい状態を維持しています。

重さは385.0gで、初日の397.4gからは3.2%減少しています。

| 経過日数 | 重さ(増減率) |
|---|---|
| 初日の芯につまようじを刺したレタス | 397.4g |
| 3日目の芯につまようじを刺したレタス | 394.5g(-0.8%) |
| 1週間目の芯につまようじを刺したレタス | 391.1g(-1.6%) |
| 2週間目の芯につまようじを刺したレタス | 387.6g(-2.5%) |
| 3週間目の芯につまようじを刺したレタス | 385.0g(-3.2%) |
新聞紙とポリ袋に入れて保存した方は、こちらは節々で茶色く変色してきている個所が出てきています。ただ全体的には比較的青々としてハリもあります。

並べるとこんな感じです。左上は新聞紙とポリ袋に入れて保存したレタス1日目で、真ん中上は3日目、右上は1週間目で左下はは2週間目、右下は3週間目です。こちらも外身はそんなに変化が出ていません。

断面はさらに赤茶色っぽく変色してきています。

並べるとこんな感じです。左上は新聞紙とポリ袋に入れて保存したレタスの芯1日目で、真ん中上は3日目、右上は1週間目で左下はは2週間目、右下は3週間目です。こちらは赤身の範囲が少しずつ広がっています。

半分にカットしてみたところ、芯に近い部分で黒っぽく変色しているしている部分が見られます。さらに芯に近い部分は若干濁っていてあまり色もよくありません。

重さは660.6gで、初日の672.7gからは1.8%減少しています。

| 経過日数 | 重さ(増減率) |
|---|---|
| 初日の新聞紙とポリ袋に入れたレタス | 672.7g |
| 3日目の新聞紙とポリ袋に入れたレタス | 668.4g(-0.7%) |
| 1週間目の新聞紙とポリ袋に入れたレタス | 666.2g(-1.0%) |
| 2週間目の新聞紙とポリ袋に入れたレタス | 661.7g(-1.7%) |
| 3週間目の新聞紙とポリ袋に入れたレタス | 660.6g(-1.8%) |
ちなみにそれぞれの保存方法での変化を並べてみるとこうなります。外葉はそのまま保存したものは1週間でかなりしなびれてしまいましが、新聞紙とポリ袋に入れた物、さらにつまようじを刺して保存したものはどちらも3週たってもハリやみずみずしさを維持しています。

芯に関しては同じ1週間での変化を見ると、やはりつまようじを刺したものが最も赤みの濃さや範囲が小さくてすんでいます。

さらに3周目のものと比較してもつまようじを刺したものが最も赤い変色具合が小さくて済んでいます。

3周保存したもののカットした断面に関しては、新聞紙とポリ袋の方はやや断面が濁っていて、さらに褐色に変色した部分もみられるのに対し、つまようじを刺したほうは、特に変化もなくみずみずしくてきれいな状態を維持しています。

ちなみに今回の検証については以下の動画でも取り上げているので、併せて参考にしてみてください。
ちなみにレタスの芯に小麦粉を塗る方法も、レタスが長持ちするといいますが、どうなのでしょうか。気になったのでこちらも試してみました。まずは初日の状態です。

芯もきれいです。

まずはこちらのレタスの芯を薄くカットします。

乳白色の液がにじみ出てきます。

ここに小麦粉をまんべんなく塗っていきます。

後はポリ袋に入れて口をしめ、冷蔵庫の野菜室で保存します。

こちらは3週間目の芯に小麦粉を塗って保存したレタスです。表面は比較的ハリやみずみずしさを維持していますが、ところどころ色が変色してきている部分が見られます。

並べるとこんな感じです。左は初日の芯に小麦粉を塗って保存するレタスで、右は3週間目の芯に小麦粉を塗って保存したレタスです。並べるとややしなっとしてハリがなくなってきているのがわかるかと思います。

芯の断面はだいぶ色が変わってきています。

並べるとこんな感じです。左は初日の芯に小麦粉を塗って保存するレタスの芯で、右は3週間目の芯に小麦粉を塗って保存したレタスの芯です。塗った小麦粉越しにかなり赤黒くなってきているのがわかるかと思います。

重さは392.8gで、初日の407.2gからは3.6%減少しています。

カットして断面を見てみると、特に大きく傷んでいるところはありませんが、やや芯に近い断面は濁ってきています。

レタスにつまようじを刺す方法と小麦粉を塗る方法の、それぞれの3週間での結果を並べるとこうなります。明らかに見た目はつまようじの方がハリがあるのがわかるかと思います。

また芯断面も変色の範囲や程度がつまようじの方が軽いのがわかるかと思います。

カットした断面は上記2つほどの差はありませんが、それでも小麦粉の方は芯に近い部分がやや濁った感じになっています。

結果としては確かに芯に小麦粉を塗る方法も鮮度を維持する効果はあるようですが、つまようじを刺す方法ほどではありませんでした。なのでレタスを保存するなら芯につまようじを刺す方法をおすすめします。
ちなみにレタスの芯に小麦粉を塗って保存する方法についてはレタスの芯の切り口に小麦粉をつけて保存したらほんとに長持ちするの?その保存効果を検証してみたでも詳しく検証しているので、併せて参考にしてみてください。
レタスの芯に小麦粉を塗る方法と、つまようじを刺す方法の効果の比較検証動画も上げているので合わせて参考にしてみてください。
ちなみにレタスを長持ちさせたいなら、購入段階で鮮度のいいものを選ぶのも大切です。レタスは緑色が濃すぎず葉の巻きがふんわりしているもの、葉先がハリがありしなびていないものがいいです。
切り口は白くてみずみずしいものがよく、持った時に適度に弾力があるもの、見た目よりも重すぎないものも良品です。
レタスの詳しい見分け方についてはレタスの見分け方・選び方、おいしさと鮮度を見分けるコツを紹介!で解説しています。
また以下ではレタスの見分け方・選び方を動画で解説しているので、併せて参考にしてみてください。
今回はレタスの芯につまようじを刺す方法が、本当に効果があるのかどうかを検証してみましたが、結果は一目瞭然でした。本来新聞紙とポリ袋に入れるだけでも、かなりレタスの鮮度は保たれるのですが、それでも3週間目になると傷みが目立ってきます。
さらに半分にカットしたところ黒く変色してはっきり傷んでいる個所までありました。一方つまようじを刺したほうは、3週間たっても外見からも特に大きな変化はなく、半分にカットしてみても、変色もなく中までみずみずしいままでした。
正直つまようじを刺すだけでそんなに効果があるのかと半信半疑でしたが、結果には驚きでした。皆さんもぜひ試してみてください。