レタスもカットしてすぐのものだと、切り口も白くてきれいな状態です。ただこれも時間の経過とともに徐々に変色してきます。なので芯の色はレタスの鮮度を見分ける1つのポイントになります。
そこで今回は時間の経過とともに芯の色がどのように変わっていくのかを、実際に観察してみることにします。
今回はレタスをそのまま冷蔵庫の野菜室で保存する場合、新聞紙で包んでからポリ袋に入れ、野菜室で保存する場合、つまようじを刺してから野菜室で保存する場合、小麦粉を芯に塗ってから野菜室で保存する場合の4つの保存の仕方で、それぞれ芯の色がどのように変わっていくのを観察していきます。
まずはレタスをそのまま野菜室で保存する場合です。こちらは初日の状態です。色も白くてきれいです。特に変色なども見られません。
こちらは3日目の状態です。3日目ですが、すでにだいぶ赤く変色してきています。
こちらは5日目の状態です。さらに赤い変色が進んでいます。
こちらは1週間目の状態です。赤い変色の範囲が広がるだけでなく、赤から茶色へと色が濃くなってきています。
並べるとこんな感じです。日ごとに赤への変色が進んでいる様子がよくわかるかと思います。
次はレタスを新聞紙で包んでからポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存する場合のレタスの芯の色の変化について見ていきます。
まずは初日の状態です。こちらも初日は白くてきれいな状態です。
こちらは3日目の状態です。3日目になるとこちらもだいぶ赤く変色してきています。
こちらは1週間目の状態です。鮮やかな赤から、大分黒っぽく赤に変わってきました。
こちらは2週間目の状態です。少し赤みの範囲が広がってきています。
こちらは3週間目の状態です。赤みが鮮やかな赤から濃いめの赤茶色に変わってきています。さらに変色の範囲も広がってきています。
並べるとこんな感じです。薄めの赤色から濃い赤茶色へと変わって行き、さらに赤みの範囲も広がっていく様子がよくわかるかと思います。
次はレタスの芯につまようじを刺してから新聞紙で包んでからポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存する場合のレタスの芯の色の変化について見ていきます。
まずは初日の状態です。こちらも初日は白くて変色なども見られません。
こちらは3日目の状態です。こちらは若干赤くはなっていますが、そこまで変色は進んでいません。
こちらは5日目の状態です。少し赤みが増してきています。
こちらは1週間目の状態です。さらに赤みが少し濃くなってきています。
こちらは2週間目の状態です。こちらは1週間目と比べてそんなに変化はしていません。
こちらは3週間目の状態です。2週目と比べて少し赤みの範囲が広がってきています。ただ3週間経ちましたが、つまようじを刺した外側の範囲は比較的奇麗な色を維持しています。
並べるとこんな感じです。変色の進むスピードもそれほど速くなく、また変色の範囲も比較的抑えられているのがわかるかと思います。
次は芯に小麦粉を塗ってから新聞紙で包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存する場合のレタスの芯の色の変化についてみていきます。
まずは初日の状態です。白い小麦粉の上からですが、特に変色なども見られません。
こちらは3日目の状態です。芯の周囲が少し赤く変色してきています。
こちらは5日目の状態です。うっすらと赤くなった範囲が広がってきています。
こちらは1週間目の状態です。赤くなっている範囲がやや広がっています。
こちらは2週間目の状態です。赤みがさらに濃い色に変色してきています。
こちらは3週間目の状態です。変色している部分がかなり多くなってきています。
並べるとこんな感じです。変色が徐々に広がり、小麦粉越しでもだいぶ赤茶色っぽく変色してきている様子がわかるかと思います。
最後に保存方法ごとに芯の変色具合を並べて比較してみます。まずは1日目です。1日目はどの保存方法でも奇麗な状態です。
これが1週間たつとこうなります。そのまま保存したものがだいぶ赤みが増してきているのがわかるかと思います。一方つまようじで刺して保存したものは、比較的赤身の範囲が小さく収まっています。
こちらは3週間目です。新聞紙で包んでポリ袋に入れたものも、小麦粉を塗ったものも、3週間もたつとさすがにだいぶ変色も広がり、色も濃くなっています。一方つまようじを刺したものは変色はしているものの、その範囲や色味は比較的抑えられています。
レタスの芯も保存の仕方でその変色の進行具合はだいぶ変わってくるようです。最も変色の進行が抑えられていたのはつまようじを刺す方法でした。
ちなみにつまようじを刺して保存した場合の保存効果についてはレタスの芯につまようじを刺して保存すると本当に長持ちするのか検証してみたで詳しく解説しているので、こちらも参考にしてみてください。
小麦粉を塗った場合の保存効果についてもレタスの芯の切り口に小麦粉をつけて保存したらほんとに長持ちするの?その保存効果を検証してみたで詳しく解説しているのでこちらもよかった参考にしてみてください。
なお今回の検証については以下の動画でも詳しく解説しています。
今回はレタスの芯が時間の経過でどのように変わっていくのかを、4つの保存方法でそれぞれ見ていきました。どの保存方法でも3日もすると赤みが目立ってきます。1週間もすればかなり赤く変色してきます。
レタスを購入する場合、芯の部分が赤くなっていたら、このようにカットしてからだいぶ日にちが経っていることになります。今回の検証をレタス選びの際の参考にしていただけると幸いです。
ちなみに最も変色の進行が遅かったのはつまようじを刺して保存したレタスでした。なのでレタスを長期で保存するならこちらの方法をおすすめします。