HOME > 食材の見分け方・選び方 > レタスの見分け方・選び方、おいしさと鮮度を見分けるコツを紹介!
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レタスは生のままサラダに利用したり、スープや炒め物などにも使われる食材です。今回はこのレタスの見分け方・選び方をただ解説するのではなく、鮮度のいいものと悪いものでどのような差があるのかを、実際に写真付きで並べて比較しながら詳しく解説します。
レタスは通年安定して供給されます。夏採りは長野などの高原で栽培されたものが多く、旬は5月から9月です。秋採りレタスの旬は9月から12月です。冬採りレタスはハウス栽培された茨城産のものが多く、旬は12月から4月です。
鮮度のいいレタスは葉にもハリがあり、みずみずしい状態を保っています。
こちらは鮮度の落ちたレタスです。葉もハリがなくしなっとしています。
並べるとこんな感じです。左はハリのあるレタスで、右はしなっとしたレタスです。並べると右のハリつやのなさが一目瞭然です。
ちなみにレタスなどの結球野菜は葉が何枚も折り重なっていて、外葉がしなびた場合でもその内側の葉はまだハリツヤを維持していることが多いです。例えばこちらは上のしなびたレタスの外葉を4枚ほど剥がしたものです。
このように中はまだみずみずしい状態を維持しています。店頭ではしなびたレタスも外葉を何枚かはがしてから売られていることが多いので、しなびた状態のレタスを見かけるのは稀です。
レタスは葉の緑色が濃すぎないものを選びましょう。緑が濃すぎるものは十分に成長する前に収穫され、苦みがある場合が多いです。
レタスは葉の巻きがあまり固くしまっておらず、ふんわりとしているものを選びましょう。
カットするとこんな感じです。中の葉も隙間があり、まきが緩やかなのがわかるかと思います。
鮮度が落ちてくると葉先がしなびてくるので、葉先のしなびていないものを選びましょう。
こちらは鮮度が落ちて葉先がしなびてきているレタスです。葉先はしなびているだけでなく、ところどころ色も茶色に変色してきています。
並べるとこんな感じです。左は葉先までピンとしたレタスで、右は葉先がしなびたレタスです。並べると鮮度のいいものは葉先までピンとして奇麗な緑色のままです。
通常レタスはこのように全体的に緑色でハリがあり、きれいな見た目をしています。
しかしながら鮮度が大分落ちてくると、変色だけでなくこのように葉が溶けてきます。こうなると大分鮮度が落ちてきているので、こうしたレタスは避けた方がいいです。
並べるとこんな感じです。左はきれいなレタスで、右は葉が溶けてきたレタスです。色見も全然違うのがわかるかと思います。
ちなみにレタスの保存に失敗して葉が溶けてしまって失敗談についてはレタスが溶けた!?間違った保存法でこんなことに!ちなみにまだ食べられるの?でも詳しく解説しているので、併せて参考にしてみてください。
レタスの切り口が白くてみずみずしいものを選びましょう。この部分も鮮度の変化が出やすい場所なので、要チェックのポイントです。
ちなみにこちらは鮮度が落ちてきたレタスの芯です。赤茶色に変色してきています。
並べるとこんな感じです。左は芯がきれいなレタスで、右は芯が赤茶色に変色したレタスです。並べると色の違いがハッキリと分かるかと思います。
ちなみにレタスの芯は日数の経過でどのように変色が進んでいくのでしょうか。気になったので、実際に変色していく過程を観察してみました。
こちらは乾燥しないように新聞紙とポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存したものですが、こんな感じで、日数の経過とともに変色が進んでいきました。
ちなみにレタスの芯の色、それ何日目?実際に観察してみた、見分け方の参考に!では、そのまま保存した場合やつまようじを刺して保存した場合、小麦粉をつけて保存した場合の芯の変色の経過も詳しくレポートしているので、併せて参考にしてみてください。
切り口を見て芯の大きさが10円玉ぐらいのサイズのものを選びましょう。芯の大きなものは成長のし過ぎなので避けたほうがいいです。
レタスは見た目に対してあまり重すぎないものを選びましょう。見た目に対して重いものは、育ちすぎてかたくなり、苦みがあります。
手に取った触ったときに弾力のあるものがいいです。固すぎるものはこちらも成長のしすぎです。
レタスは使い切りやすいように半分にカットしたものが売られていることもあります。カットされたレタスを見分ける場合は、断面が奇麗なものを選びましょう。
断面がこのように濁っているものはかなり鮮度が落ちているので避けた方がいいです。
並べてみるとこんな感じです。左は断面が奇麗なレタスで、右は断面濁りのあるレタスです。並べると濁っているのがよくわかるかと思います。
ちなみにレタスの断面の棒のようなものはレタスの鮮度を維持するのに使ったつまようじです。芯につまようじを刺して保存すると長持ちするといわれています。今回はかなり長く保存したので、それでもこのように断面が濁ってしまいました。
レタスの芯につまようじを刺して保存する方法の効果についてはレタスの芯につまようじを刺して保存すると本当に長持ちするのか検証してみたで詳しく検証しているので、よければこちらも参考にしてみてください。
最後にレタスを見分ける際に、チェックするポイントをまとめてみます。まずはレタスの葉にハリがあってみずみずしいもの、葉の色の緑が濃すぎないもの、葉の巻きがふんわりしているもの、葉先がしおれていないものを選びます。
切り口の大きさは10円玉ぐらいで、白くてみずみずしいものも鮮度がいいです。また手に取ってみて見た目よりも重すぎないものや、ある程度弾力があって固すぎないものも良品です。