HOME > 食材を外で常温保存する方法 > きゅうりって常温で外で保存しても大丈夫なの?冷蔵庫いらずの常温保存のコツを紹介!
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きゅうりは夏場が旬の野菜ですが、保存する場合は外で常温で保存することは可能なのでしょうか。そこで今回はきゅうりは外で常温保存できるのかどうか、その方法や注意点について詳しく解説していきます。さらに常温保存ができない場合の保存方法についてもみていきます。
きゅうりはもともと暖かい地域で作られる野菜です。きゅうりの保存に適した温度は10度から13度になります。ですから外気の気温がこの近辺であれば常温でも保存ができます。風通しがよく直接日の当たらない場所で保存しましょう。4、5日は保存が可能です。
10度から13度あたりがきゅうりの保存に適した環境ですが、仮にそのあたりの温度だったとしても暖房などで室温が大きく上昇するような場合には保存の場所としては適していません。冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
きゅうりは低すぎる温度には弱い野菜です。5度以下の環境で保存すると低温障害を起こします。5度以下とはちょうど冷蔵庫の冷蔵室が5度以下の環境です。低温障害を起こすと白く濁った汁がにじみ出てきて、そこから傷み始めます。
また中心部のまわりに茶色の斑点が出てくることもあります。これはポリフェノールが酸化することで起こる現象で、食べれないことはありませんが味は落ちます。外気が低すぎる場合は冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
きゅうりは水分の多い野菜ですが、表面に水分がついたたままだとその部分から傷みやすくなります。きゅうりを保存する場合は表面の水分をキッチンペーパーなどでふき取ってから保存しましょう。
それでは実際にきゅうりを外で常温保存する手順を一から解説します。まずは新聞紙を4分の1にカットします。そして以下の画像の位置にきゅうりを置きます。キッチンペーパーでもいいですが、新聞紙の方が大きいので余裕をもって包めます。
次に左からくるくるときゅうりを巻いていきます。
ある程度きゅうりを包み込めたら、下の画像のように新聞紙を上下からも折り返します。
このまま巻いていけば筒状にきれいにきゅうりを新聞紙で包み込むことができます。テープなどでとめておくとばらける心配もありません。
最後に乾燥しないようにポリ袋に入れ、口は閉めずに冷暗所でたてて保存します。これで4、5日は保存ができます。
きゅうりだけに限りませんが、野菜は畑にある状態と同じにして保存した方が長持ちします。きゅうりも畑と同様立てて保存した方がいいです。収穫後もまだ成長は続いているので、横にして保存すると、横から縦にのびようと余計にエネルギーを消費してしまい、その分鮮度が落ちるのも早くなります。
きゅうりはつるにへた側からぶら下がっているので、保存するときもへたを上にしてください。へた側は切り込みのある方です。
きゅうりは水分の多い野菜です。乾燥させないことも大事ですが、密閉してしまうときゅうりから出た水分が逃げ場を失い、きゅうり表面に付着してしまいます。そうするときゅうりが傷むのも早くなります。なのでポリ袋に入れるときは口は閉めないようにします。
きゅうりはもともとそんなに日持ちのする野菜ではありません。カットしたきゅうりは常温での保存にはむきません。しっかりとラップをしてから冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。カットすると鮮度も落ちやすくなるので1日2日で使い切るようにしましょう。
きゅうりを外で常温保存したくても、13度以下で日の当たらない場所自体がない場合は、冷蔵庫の野菜室で保存します。常温保存と同じように新聞紙で包んでポリ袋に入れ、立てて保存するといいです。冷蔵庫なら10日間ほど保存ができます。
保存期間は常温保存の4、5日よりも長いので、4、5日で使い切れなさそうなら初めから冷蔵庫で保存しておくといいです。
きゅうりは塩もみした後に、冷凍用保存袋に入れて冷凍保存することもできます。冷凍保存なら1ヵ月は保存ができます。きゅうりの保存方法全般についてはきゅうりの保存方法と保存期間、長持ちのコツで解説しています。
今回はきゅうりを冷蔵庫ではなく、外で常温保存する方法について見ていきました。13度以下で日の当たらない環境なら、きゅうりは外でも保存ができます。乾燥しないように新聞紙で包んでポリ袋に入れて立てて保存しておけば4、5日は保存ができます。
きゅうりはそれほど日持ちのいい野菜ではありません。4、5日で使い切れなさそうなときは最初から冷蔵庫に入れるか、塩もみして冷凍庫で保存するといいです。