小松菜をカットするときにこのように茎の付け根の部分をざっくりとカットしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。実はこのやり方もったいないのでおすすめしません。
今回はこのやり方だとどのくらいもったいないのかを検証し、無駄なく切るにはどうしたらいいのかを解説します。
まずはどのくらい無駄になるのかの解説です。このように小松菜の茎の付け根をざっくりと横からカットします。
こちらはカットしたものです。重さは13gです。
ここから茎の先の方だけカットします。
こちらはカットしてばらしたものです。重さは12gです。捨てるはずだったカットした茎元ですが、このように茎先だけカットしてほぼすべて食べることができます。
こちらは切り取った方です。こちらの重さは1gです。
この茎元も食べてみましたが、通常の小松菜と同じで特に固すぎることもなく食感もよくて味もおいしかったです。
ちなみにこちらの小松菜の重さは76gです。茎の付け根をざっくりとカットして捨てると76gから13g引いて残りは63gです。63gを全体の76gで割ると82.8%つまり全体の82.8%の利用になります。
一方茎の付け根の先だけカットして捨てれば76gから1g引いて残りは75gになります。75gを76gで割ると98.6%でこちらだと全体の98.6%も利用できます。
茎の付け根をざっくりカットして捨ててしまうのがかなりもったいないのがわかるかと思います。
それでは次に無駄なくカットするのはどうしたらいいのかを解説します。まずは小松菜の茎の付け根の先をこのようにカットします。
カットしたら小松菜の茎を一つずつ外していきます。
こうすれば茎の先までしっかり洗って土や汚れを落とすことができます。
今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、よかったら合わせて参考にしてみてください。
今回は小松菜の茎元の切り方の問題点と、正しい切り方について解説しました。簡単なのでついついざっくりと切ってしまいがちですが、カットした茎の付け根付近もほとんど食べれるので、大きくざっくりと切ってしまうのはもったいないです。
今回紹介した方法で茎の付け根の先の部分だけ上手にカットすることでロスを少なくして無駄なく利用できるので、参考にしていただけると幸いです。