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冷凍したかぼちゃの解凍方法、自然解凍、流水解凍、氷水解凍のどれがいいのか検証してみた


冷凍かぼちゃを自然、流水、氷水解凍

はじめに

冷凍保存したかぼちゃを解凍する場合、自然解凍や流水解凍、氷水解凍など様々な方法がありますが、今回はどの方法が一番味や食感がいいかを検証してみることにします。今回はレンジで加熱してから冷凍したかぼちゃと茹でてから冷凍したかぼちゃで検証します。

レンジで加熱したかぼちゃを冷凍保存する

かぼちゃをレンジで加熱してから冷凍保存する

まずはいったんレンジで加熱してから冷凍保存したかぼちゃの解凍方法を検証します。かぼちゃを半分にカットして種とワタをくりぬきます。

かぼちゃの種とワタをくりぬく

これを食べやすい大きさに切り分けます。

かぼちゃを食べやすい大きさにカットする

次に耐熱容器にカットしたかぼちゃを入れ、かぼちゃ100gに対して水小さじ2ほど上から振りかけます。あとは上からラップをかけ、レンジでかぼちゃ100gなら600Wで2分30秒、500Wなら3分加熱します。

かぼちゃをレンジで加熱

加熱したらラップを外して冷めるまで待ち、冷めたら冷凍用保存袋に入れます。あとはこれを冷凍保存します。このまま3週間ほど冷凍保存します。

レンジで加熱したかぼちゃを保存袋に入れて冷凍保存

冷凍したレンジで加熱したかぼちゃを自然解凍する

冷凍したレンジで加熱したかぼちゃを冷蔵庫で自然解凍

こちらは冷凍したレンジで加熱したかぼちゃです。今度はこれを解凍します。

冷凍したレンジで加熱したかぼちゃ

まずは冷蔵庫で低温下で自然解凍します。こちらは1日ほど置いておいたものです。見た目は冷凍する前と比べてしっとりとしています。

自然解凍した冷凍したレンジで加熱したかぼちゃ

並べるとこんな感じです。左はレンジで加熱したかぼちゃで、真ん中は冷凍したレンジで加熱したかぼちゃ、右は冷凍してから自然解凍したものです。見た目はややしっとりしているのがわかるかと思います。

レンジで加熱したかぼちゃとそれを冷凍したものとさらに自然解凍したものを比較

食べた感想

食べて見たところ、食感はやわらかく、味はしっかりとかぼちゃの味がします。

冷凍したレンジで加熱したかぼちゃを流水解凍

レンジで加熱したかぼちゃをポリ袋に入れて密封する

次に流水解凍します。まずは冷凍したかぼちゃをポリ袋に入れます。ポリ袋に入れる際はなるべく中の空気を抜いたほうが、かぼちゃが水に触れる面が増え、その分解凍時間も短くなります。

冷凍のかぼちゃをポリ袋に入れる

この時ストローがあると便利です。ストローをこのようにポリ袋の中に入れ、吸ったときに中に空気が入らないように、ポリ袋を指で押さえます。吸うときに少し指を緩めてストローで中の空気を吸いだします。

冷凍かぼちゃを入れたポリ袋にストローを差し込む

吸ったらまた指をギュッと押さえます。2、3回吸うのを繰り返すとしっかりと空気を抜けます。あとは指で押さえたままさっとストローを抜きます。ポリ袋をねじってからしっかりと締めます。

これでこのように密閉することができます。

ポリ袋に入れて密封した冷凍かぼちゃ

冷凍したレンジで加熱したかぼちゃを流水解凍

ポリ袋に入れたかぼちゃを容器に入れ、上から水を少しずつ流し続けます。水は空気の20倍ほどの熱伝導率があるので、水に浸けたほうが早く解凍できます。さらに水をたらし続けて水を動かすことでより早く解凍できます。

冷凍したかぼちゃを流水解凍

解凍できたかどうかは袋の上から触ってみて、かぼちゃが柔らかくなっているかどうかで判断します。今回は水温は27度ほどで、この状態で10分ほどで解凍できました。

こちらが流水解凍したものです。見た目に関しては自然解凍したものとそんなに違いはありません。

流水解凍した冷凍したレンジで加熱したかぼちゃ

並べるとこんな感じです。左はレンジで加熱したかぼちゃで、真ん中は自然解凍したもの、右は流水解凍したものです。自然解凍したものも流水解凍したものもそんなに差はないです。

レンジで加熱したかぼちゃとそれを冷凍して自然解凍したもの、流水解凍したものを比較

食べた感想

食べた感じも食感は同じように柔らかかったです。味もしっかりかぼちゃの味がして、特に自然解凍したものとの差は感じませんでした。

流水解凍のほうが鮮度がいい理由

冷凍食品は解凍の際に細胞が壊れて、うまみや水分が流出しやすい時間帯があるそうです。それは解凍中に氷結晶が大きくなりやすいマイナス5度からマイナス1度の間と、酵素反応が起きやすい10度から40度の間です。

解凍温度とダメージの出やすい温度帯の図

上手に解凍するには-5度から-1度の温度帯を早く通過し、さらに10度未満の温度にとどめておくことが大切です。

冷蔵庫での自然解凍だと低温でゆっくり解凍するので、-5度〜-1度の温度帯にとどまる時間も長くなってしまいます。なので自然解凍したレンジで加熱したかぼちゃも食感や味に差が出るのかと思っていたのですが、結果としては特に差は出ませんでした。

かぼちゃの場合は、自然解凍でも味や食感を維持したまま解凍はできるようです。

冷凍したレンジで加熱したかぼちゃを氷水解凍

冷凍したレンジで加熱したかぼちゃを氷水解凍

最後に氷水解凍も試してみました。まずは容器に水を入れてそこにポリ袋に入れた冷凍したレンジで加熱したかぼちゃを浸します。あとは氷を加えて水の温度を下げます。

冷凍したかぼちゃを氷水解凍

ちなみにこの時の温度は1.4度でした。このまま解凍するまで待ちます。途中氷が減ってきたらその都度氷を足します。今回は1時間ほどで解凍できました。

こちらが解凍したものです。

氷水解凍した冷凍したレンジで加熱したかぼちゃ

並べるとこんな感じです。左上レンジで加熱したかぼちゃを自然解凍したもの、真ん中は流水解凍したもので右は氷水解凍したものです。見た目的には自然解凍、流水解凍、氷水解凍でそんなに差は見られません。

冷凍したレンジで加熱したかぼちゃを自然解凍したもの、流水解凍したもの、氷水解凍したものを比較

食べた感想

食べて見たところ味や食感は流水解凍したものと大きな差はありませんでした。

流水解凍とそれほど差がなかった理由

氷水解凍なら解凍後も1度前後と低い温度を保っているので、酵素反応が起きやすい10度を超えることもありません。ただ酵素反応は冷凍する前に茹でて加熱調理したり、調味料につけることで押さえることができます。

今回はレンジで加熱したかぼちゃだったので、27度近い流水解凍でもそれほど影響を受けなかったと考えられます。そのため氷水解凍した場合と流水解凍した場合で大きな差が出なかったのでしょう。

ただ今回は流水解凍と氷水解凍だけでなく、自然解凍と比べても特に差はありませんでした。かぼちゃの場合は解凍方法の違いでそんなに差は出ないようです。なので効率を考えると最も短い時間で解凍ができる流水解凍がおすすめです。

レンジで加熱してから冷凍したかぼちゃの解凍方法別の味や食感の違いをまとめるとこんな感じです。

自然解凍、流水解凍、氷水解凍した冷凍したレンジで加熱したかぼちゃの味や食感の違いを比較

冷凍した茹でたかぼちゃを解凍

かぼちゃを茹でてから冷凍保存

ちなみに茹でたかぼちゃでも自然解凍、流水解凍、氷水解凍で、その差を比較してみました。まずはかぼちゃを茹でます。茹でる場合は鍋に水を入れて水1リットルに対して塩を小さじ1入れて火にかけます。沸騰したらカットしたかぼちゃを加え、15分ほど茹でます。

かぼちゃを茹でる

ゆでたらざるに取り出します。冷めるまで待ったら冷凍用保存袋に入れて冷凍保存します。

茹でたかぼちゃを保存袋に入れて冷蔵保存

冷凍した茹でたかぼちゃを冷蔵庫で自然解凍

まずは冷蔵庫で低温下で自然解凍します。こちらは自然解凍した冷凍した茹でたかぼちゃです。

自然解凍した冷凍した茹でたかぼちゃ

食感はしっとりとしていてかぼちゃの味もしっかりあります。

冷凍した茹でたかぼちゃを流水解凍

こちらは流水解凍したものです。

流水解凍した冷凍した茹でたかぼちゃ

味や食感は自然解凍したものとそんなに差はありませんでした。

冷凍した茹でたかぼちゃを氷水解凍

こちらは氷水解凍したものです。

氷水解凍した冷凍した茹でたかぼちゃ

並べてみるとこんな感じです。左上は茹でたかぼちゃで、右上は自然解凍したもの、左下は流水解凍したもので、右下は氷水解凍したものです。自然解凍したもの、流水解凍したもの、氷水解凍したもので見た目にそんなに差はありませんでした。

冷凍した茹でたかぼちゃを自然解凍したもの、流水解凍したもの、氷水解凍したものを比較

味の方もどれもそんなに違いはなかったです。茹でたかぼちゃの場合も解凍方法による差はそんなにないようです。なので短時間で解凍できる流水解凍がおすすめです。

茹でてから冷凍したかぼちゃの解凍方法別の味や食感の違いをまとめるとこんな感じです。

自然解凍、流水解凍、氷水解凍した冷凍した茹でたかぼちゃの味や食感の違いを比較

ちなみに味自体は茹でたものよりもレンジで加熱したものの方がやや濃厚でした。なので冷凍自体はレンジで加熱してからがおすすめです。

流水解凍冷凍したレンジで加熱したかぼちゃと茹でたかぼちゃの味や食感の違いを比較

かぼちゃの冷凍は茹でたほうがいいのかレンジの方がいいのか、それとも生の方がいいのかについてはかぼちゃの冷凍保存、生、茹で、レンジのどれが正解なのかを検証してみたでも詳しく解説しています。

今回の検証については以下の動画でも詳しく取り上げているので、併せて参考にしてみてください。

冷凍したかぼちゃを使ったレシピ

かぼちゃと豚肉の煮物

それでは冷凍したかぼちゃを使ったレシピをいくつか紹介します。今回紹介するのはかぼちゃと豚肉の煮物です。今回はかぼちゃは解凍せず冷凍のまま使います。使う材料は以下の通りです。

かぼちゃと豚肉の煮物

レシピ(2人前)
  • かぼちゃ … 300g
  • さやいんげん … 50g
  • 豚薄切り肉 … 100g
  • サラダ油 … 小さじ1
  • 調味料A
    • だし汁 … 300ml
    • みりん … 大さじ1
    • しょうゆ … 大さじ1
    • 砂糖 … 小さじ1
    • 塩 … 少々

まずはさやいんげんを3cmの長さに切り分けます。

さやいんげんをカット

豚肉も3cm幅に切り分けます。

鍋に油を引いたら中火にかけ、豚肉を炒めます。

豚肉を炒める

豚肉の色が変わってきたらかぼちゃと調味料Aを加えてひと煮立ちさせます。

かぼちゃと調味料を加えて一煮立ちさせる

煮立ったら落し蓋をして弱めの中火にして3分ほど煮込みます。生のかぼちゃを使う場合は7分ほど煮ます。

弱火にして落し蓋をして煮込む

いったん落し蓋を取ってさやいんげんを加え、さらに3分ほど煮込んだら出来上がりです。

煮込んだかぼちゃと豚肉の煮物

こちらは冷凍したかぼちゃを使って作ったかぼちゃと豚肉の煮物です。

冷凍かぼちゃを使ったかぼちゃと豚肉の煮物

一方こちらは生のかぼちゃを使って作ったかぼちゃと豚肉の煮物です。

生のかぼちゃを使ったかぼちゃと豚肉の煮物

並べるとこんな感じです。見た目にはそんなに違いは見られません。

冷凍のかぼちゃと生のかぼちゃを使って作ったかぼちゃと豚肉の煮物を比較

肝心の味ですが、冷凍したかぼちゃの方は、味はしっかりとかぼちゃの味がして調味料も程よくしみていておいしかったです。食感は一度加熱調理してあるかぼちゃを使ったせいか、やや柔らかめでした。

一方生のかぼちゃを使ったほうは、こちらもしっかりとかぼちゃの味がしておいしかったです。比べると若干調味料のしみこみは冷凍したもののよりも薄い感じがしますが、比べてわかる程度でほとんど差はありません。食感の方は柔らかすぎず、適度にホクホクとしていておいしかったです。

両者を食べ比べて見て、味はどちらもそんなに差はありませんでした。ただ食感は柔らかすぎず適度にホクホクした生のかぼちゃの方が個人的には好みでした。それでも十分どちらもおいしかったです。

冷凍のかぼちゃと生のかぼちゃを使って作ったかぼちゃと豚肉の煮物の味や食感を比較

かぼちゃのそぼろ煮

かぼちゃのそぼろ煮

次にかぼちゃのそぼろ煮を紹介します。まずは使う材料です。

レシピ(4人前)
  • かぼちゃ … 350g
  • 豚ひき肉 … 100g
  • しょうが … 1/2片
  • サラダ油 … 大さじ1/2
  • 調味料A
    • だし汁 … 300ml
    • 酒 … 大さじ1
    • 砂糖 … 大さじ1と1/2
    • しょうゆ … 大さじ2
  • 片栗粉 … 小さじ1

まずは鍋に油を引き、すりおろしたしょうがと豚ひき肉を加えて中火で炒めます。

豚ひき肉を炒める

豚ひき肉に火が通ったら、かぼちゃを加え、だし汁300mlを加えて火にかけます。

かぼちゃとだし汁を加えて一煮立ち

沸騰したらあくを取り、酒大さじ1、砂糖大さじ1と1/2、しょうゆ大さじ2加えて落し蓋をします。このまま中火で煮込みます。

酒、砂糖、しょうゆを加えて落し蓋をして煮込む

冷凍のかぼちゃを使う場合は、一度加熱調理をしているので、煮込む時間は4分ほどでいいです。煮込みすぎると身が崩れてしまいます。

生のかぼちゃを使う場合はしっかりと火を通す必要があるので10分から12分ほど煮込みます。

煮込んだら火を止め、同量の水で溶いた水溶き片栗粉を回し入れ、さっと再び火にかけ一煮立ちさせたら出来上がりです。

片栗粉でとろみをつける

まとめ

今回は冷凍したかぼちゃの解凍はどれがいいのかを実際に試してみました。結果はレンジで加熱して冷凍したかぼちゃも茹でてから冷凍したかぼちゃもどちらも、解凍方法による味や食感の違いはありませんでした。なので短時間で解凍できる流水解凍がおすすめです。

ちなみにレンジで加熱したかぼちゃと茹でたかぼちゃではレンジの方が少し味が濃かったので、冷凍自体はレンジで加熱してから冷凍することをおすすめします。

※参考書籍
組み合わせ自由自在作り置き野菜おかず357

公開日 2023/01/22

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この記事を書いた人

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生活知恵袋

生活知恵袋の管理人で管理人の名前も生活知恵袋と申します。2002年より当サイトを運営。野菜を中心に食品に関する見分け方や保存方法などを、実際の検証とともに解説した記事を多数執筆。光熱費や水道代の節約、衣服や住まい、掃除に関する豆知識も紹介。

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