HOME > 食材の加熱調理の疑問 > じゃがいもを茹でるなら皮付き、皮むきどっちが正解か検証してみた!
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じゃがいもは下ごしらえで茹でてから料理に使うことも少なくありません。その場合に気になるのは皮付きのまま茹でたほうがいいのか、皮をむいてから茹でたほうがいいのかです。
今回は両方を実際に試してみてその違いを比較し、どっちが正解なのかを検証してみることにします。
それではじゃがいもを茹でてみます。まずは皮はむかず、そのまま茹でることにします。こちらは茹でる前のじゃがいもです。
重さは187.4gです。
これをそのまま鍋に入れ、水を入れて沸騰させます。沸騰したら火を弱めて30分〜40分ほど茹でます。じゃがいもは大きさによって火の通りが違ってきます。竹串を刺してみてすっと入るぐらいになったら火を止め、取り上げます。
こちらは丸ごと茹でたじゃがいもです。
並べてみるとこんな感じです。左は茹でる前のじゃがいもで、右は丸ごと茹でた後のじゃがいもです。並べると違いがよくわかるかと思います。
さらに皮をむいて食べやすい大きさにカットしたものです。大分ほくほくとして、しっとりとした見た目になっています。
ちなみに茹でた後のじゃがいもの重さは190.3gです。重さは1.5%増え、当所の187.4gからは101.5%になっています。
次はじゃがいもの皮をむいてから茹でてみることにします。こちらは茹でる前の皮をむいてカットしたじゃがいもです。
重さは100.8gです。
鍋に水とカットしたじゃがいもを入れ火にかけます。沸騰したら火を少し弱めて15分ほど茹でます。竹串を刺してみてすっと入るくらいになったら火を止め、取り上げます。
こちらは皮をむいてから茹でたものです。茹でると全体的にだいぶしっとりとしています。
並べてみるとこんな感じです。左は茹でる前の皮をむいてカットしたじゃがいもで、右は茹でた後の皮をむいてカットしたじゃがいもです。こちらも見た目の違いがよくわかるかと思います。
ちなみに皮をむいてから茹でたじゃがいもと丸ごと茹でたじゃがいもをカットしたものを並べるとこんな感じです。
ゆでるとどちらも水分を吸収してしっとりとしていますが、皮をむいて茹でたものの方がよりしっとりとした見た目になっています。色は皮をむいて茹でたじゃがいもの方がやや薄いです。
重さは102.1gです。重さは1.2%増え、当所の100.8gからは101.2%になっています。
皮つきのまま茹でたじゃがいもの重さの変化と比べるとこんな感じです。重さの変化はどちらもそんなに差はありません。
肝心の味ですが、丸ごと茹でたものは食感もよく、じゃがいもの味も濃厚で、味もしっかりとしていました。
一方皮をむいてから茹でたものは丸ごと茹でたものに対してやや食感は水っぽく、じゃがいもの味も薄くなっていました。皮をむいてから茹でたことで、お湯に溶けでる栄養分などもその分多くなったのかもしれません。
それぞれの味や食感の特徴をまとめるとこんな感じです。
ちなみに今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、よかったら合わせて参考にしてみてください。
今回はじゃがいもを茹でるなら皮付きのまま丸ごと茹でるのか、皮をむいてから茹でるのか、どちらがいいのかを検証してみました。味や食感に関しては皮付きのまま丸ごと茹でたものの方が全然よかったので、味や食感を重視するなら皮付きのまま茹でるのをおすすめします。
ただまるごと茹でる場合、中までしっかりと火が通るまで30分から40分と結構時間がかかります。一方皮をむいてから茹でる場合はゆで時間は15分ほどですみます。味や食感は落ちてもとにかく調理時間を早く済ませたいという場合はこちらを選択するのもありです。