よくいちごは下の先端側から食べないで、上のへた側から食べたほうがいいといわれていますが本当なのでしょうか。
そこで今回は実際にいちごを先端側とへた側からそれぞれ食べてみて、どちらがよりおいしいのかを検証します。
そもそもなぜ先端側よりもへた側の方から食べたほうがいいのでしょうか。これにはまずいちごの部位による甘さの違いについて知る必要があります。
いちごは先端の方から熟していくので先端の方が甘くなります。実際に糖度計でそれぞれ計ってみることにします。こちらはいちごを半分にカットした断面です。
まずはへた側のこの部分の糖度を計ってみます。
へた側の糖度は7.2%でした。いちごの平均的な糖度は10%前後らしいのでこちらは糖度は低めです。
次はこちらの先端側の糖度を計ってみます。
先端側の糖度は11.2%でした。こちらは平均よりもやや高めです。正直同じいちごでも部位でここまで糖度に差が出るとは意外でした。
このようにいちごというのは先端の方が糖度が高くなります。食べる場合は糖度の低いへた側から糖度の高い先端側へと食べたほうが、より甘さが強調されおいしく食べられるというのがへた側から食べたほうがいい理由になります。
ただなんで先に糖度の低い方から食べたほうが甘さが強調されるのかはよくわからないところです。なので実際に食べ比べてみることにします。
まずは糖度の高い先端から先に食べてみました。こちらは最初の一口は甘みが強くていちごの味も濃厚でおいしかったです。残り半分のへた側も食べてみましたが、こちらは先端に比べると甘みもいちごの味も薄く感じました。
次は糖度の低いへた側から食べてみます。こちらは最初の一口はいちごの味や甘みが薄い感じがしました。残りの半分を食べてみたところ今度は味も甘みも濃厚でおいしかったです。
気になる両者の違いですが、先に甘い方が来るか後に甘い方が来るかの違いはありましたが、先にへた側から食べたほうがより甘みが強くなるといった感じはありませんでした。
今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、よかったら合わせて参考にしてみてください。
今回いちごはへた側から食べたほうが本当にいいのかどうかを検証しました。結果は意外でしたがどちらから食べても甘い方が先に来るか後に来るかの違いだけで、特に甘さが増すというようなことはありませんでした。
なのでどちらから食べるかは好みで決めればいいと思います。先に甘い方を食べたければ先端側から食べ、最後に甘い方を取っておきたいならへた側から食べるといいです。