白菜は1個1個がサイズが大きいので、冷蔵庫の保存ではかなりのスペースを埋めてしまいます。外で常温保存ができれば、その分冷蔵庫のスペースにも余裕ができます。では実際どうなのでしょうか。先に結論を書くと白菜は冬場なら常温保存が可能です。
そこで今回は白菜を常温保存できる理由と常温保存の手順、その他気になる点について詳しく解説していきます。
白菜の保存に適した温度は0〜5度です。外気の気温も低い冬場なら常温での保存も可能です。室内でも気温が10度以下の環境で直接日の当たらない場所が確保できるなら、常温保存も可能です。保存は2週間ほど可能です。
室内で10度以下の部屋でも暖房などにより、10度以上の室温に変化することのある部屋なら保存には適していません。あくまで10度以下の環境を維持できる場合にしてください。
白菜は水分の多い野菜です。10度以下とはいっても寒冷地で0度を下回るような場合は、白菜の水分が凍ってしまうので保存には適していません。その場合は冷蔵庫で保存するようにしましょう。
白菜を包むときは大きめのかみがあると便利で、ちょうど新聞紙を全開に開いたものを使うといいです。まずは下の画像の位置に白菜を置きます。
新聞紙を白菜の左右から包んでいきます。すると縦長の状態になって新聞紙に包まれます。
今度は縦長になった新聞紙を上から下にたたみます。そうすると下の画像のようにちょうど新聞紙の先が重なる部分が白菜の下に来ます。
後は白菜を立てれば白菜の重みで新聞紙の折り重なる部分が抑えられ、新聞紙がばらけることなく綺麗に包んでおくことができます。固定しておくのにテープなどもいらないです。
白菜だけに限りませんが、野菜は畑にある状態と同じにして保存した方が長持ちします。白菜も畑と同様立てて保存した方がいいです。収穫後もまだ成長は続いているので、横にして保存すると、横から縦にのびようと余計にエネルギーを消費してしまい、その分鮮度が落ちるのも早くなります。
白菜はサイズが大きいので、そうそう一度に使いきれるものでもありません。そこでカットして余った方は保存しておくことになりますが、外で常温保存することはできるのでしょうか。
白菜はカットするとそこから繊維質が壊れ、傷みの進みも早くなります。したがってカットした場合はラップでしっかりと包み、外ではなく冷蔵庫の野菜室で保存するようにしましょう。保存は1週間ほどできます。
白菜を外で常温保存したくても、10度以下で日の当たらない場所自体がない場合は、冷蔵庫で保存します。常温保存と同じように新聞紙で包んで、立てて保存するといいです。冷蔵庫なら1か月ほど保存ができます。
保存期間は常温保存の2週間よりも長いので、2週間で使い切れなさそうなら初めから冷蔵庫で保存しておくといいです。
白菜はゆでたり塩もみした後に、冷凍用保存袋に入れて冷凍保存することもできます。冷凍保存なら1ヵ月は保存ができます。白菜の保存方法全般については白菜の保存方法と保存期間、長持ちのコツで解説しています。
今回は白菜を冷蔵庫ではなく、外で常温保存する方法について見ていきました。10度以下で日の当たらない環境なら白菜は外でも保存ができます。乾燥しないように新聞紙で包んで立てて保存しておくといいです。
白菜はカットしたものよりも丸ごとの方が日持ちはいいです。しかしながらサイズが大きいので冷蔵庫のスペースが足りなくなる場合もあります。冬場なら外でも保存ができるのでそんな時には常温保存しておくといいでしょう。