エリンギといえばコリコリとした食感が特徴で、その食感から白あわび茸とも呼ばれています。
このコリコリとした食感を最大限引き出すなら縦切りと輪切りのどちらがいいのでしょうか。気になったので実際に試してみることにします。
ちなみに先に答えを書くとエリンギは繊維に沿って縦に切ったほうが繊維を割かない分コリコリした食感が残るそうです。一方で輪切りにして繊維を横断するとコリコリ感が減って柔らかい食感になるそうです。
ただ実際本当なのかどうか、どのくらい違うのかは食べてみないとわかりません、そこでそれぞれ炒めて食べ比べてみることにします。
まずはエリンギを縦切りにします。一本そのままだと長くて切りづらいので、まずは半分にカットします。
次にこのように縦にエリンギを包丁でカットします。
ちなみに縦に切る場合は包丁で切らないで手で割いたほうがより良いそうです。やり方はこのように下のほうに包丁で少し切れ目を入れます。
あとは切れ目を手で開く感じで裂いていきます。
こちらは裂いた断面です。断面はきれいな面というよりも少し凸凹した断面になっています。また繊維の流れもきれいに見えます。
包丁で切ったほうと並べるとこんな感じです。包丁のほうは縦にまっすぐに切るので断面部分では繊維も途中で切ってしまっていて、断面に凹凸もなくきれいな面になっています。きれいに繊維を残すならやはり手で裂いたほうがよさそうです。
後は油をひいたフライパンでそれぞれ炒めます。
こちらは炒めたものです。食べてみましたが特に味付けもしていませんがこれだけでもきのこの風味と香りがしっかり出ていておいしかったです。食感はコリコリ感がよく出ていてこちらもよかったです。
ちなみに包丁で切ったものと手で裂いたものも食べ比べてみましたが、手で裂いたほうが若干コリコリ感が強い感じがしました。そこまで大きな差ではないので、包丁でも構いませんが、よりコリコリ感を生かしたいなら手で裂いたほうがいいです。
食感の違いを星で表すなら手で裂いたほうが星5なら包丁でカットしたものは星4.9といった感じです。
次はエリンギを輪切りにしてみます。
こちらは輪切りにしたエリンギです。こちらもフライパンで炒めます。
こちらは炒めた輪切りにしたエリンギです。食べてみたところ味に関しては縦切りにしたものと変わらずおいしかったです。食感に関しては確かに輪切りにした方がコリコリ感は弱くてその分柔らかいです。
ただ想像してたほどではなくて輪切りにしてもしっかりコリコリ感はあります。
2つを食べ比べてみた感想は味については縦切りも輪切りも差はありませんでした。食感に関してはやはり縦切りにした方がコリコリ感があってよかったです。ただ輪切りにした方もそれなりにコリコリ感はありました。
食感の違いを星で表すなら縦切りにした方が星5なら輪切りは星4.2といった感じです。食感の違いをまとめるとこんな感じです。
今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、よかったら合わせて参考にしてみてください。
今回はエリンギを切るなら縦切りと輪切りのどちらがいいのかを検証しました。結果は縦切りのほうがコリコリ感が強くてよかったです。
エリンギといえばコリコリ感が特徴のきのこで、コリコリ感がしっかりある方がおいしいと思います。なのでカットするならコリコリ感がしっかりでる縦切りをおすすめします。