エリンギってどこで切るのが正しいのか迷ったことってありませんか?石づき部分がいいのか線の入った部分できるのがいいのか、よくわからないという方もいらっしゃるかと思います。そこで今回はどこで切るのが正解なのかを検証してみることにします。
まず石づきというのはきのこが木や土などに触れていた部分で、食べれないわけではありませんが食感がやや固めで美味しくないので、通常はカットして利用します。
ただエリンギの場合は実はこの石づきに当たる部分がありません。正確には石づき部分はカットして出荷されています。
このように線が入っている部分が見られますがこれは実は石づきの境目ではないんです。
エリンギは瓶などに入れて栽培されますが、この線はその瓶の縁が当たっていた部分です。
なのでこの線から下の部分も問題なく食べることができます。つまりエリンギは石づきはすでにカットされていて、そのまま全部食べることができるというわけです。
ただ実際線から下の部分は味や食感はどうなのでしょうか?気になったので食べてみることにします。
まずはこのように線の部分からカットしてみることにします。
ちなみに線から下の部分は色が変色していることもあります。
この場合は濡れたキッチンペーパーなどで拭いてみるといいです。
ただそれでもこのように色は残ってしまっていました。
このままでも食べれますが、気になる場合はこのように包丁で表面をカットしてもいいです。
比較のために線から上の部分もカットします。
それぞれのカットした断面を比較するとこんな感じです。どちらも白くてきれいです。
さらに下側も比較するとこんな感じです。こちらもどちらも変色も見られず奇麗な色をしています。
それではそれぞれをさらに2、3枚に薄めにカットして油を引いたフライパンで炒めてみることにします。一緒に変色していたので包丁でカットした表面の部分も炒めてみます。こちらをしっかりと火が通って焼き色がつくまで炒めます。
こちらは線より上の部分のエリンギを炒めたものです。食べてみたところ油だけで炒めて味付けも何もしてませんが、エリンギの味や香り、風味が濃厚でこれだけでも全然おいしかったです。食感も適度にコリコリした食感で固すぎずよかったです。
こちらは線より下の部分のエリンギを炒めたものです。食べてみたところこちらも味は線より上の部分と同じでおいしかったです。食感もコリコリした感じがあってほぼ同じでした。
線より下の部分はやや固さもあるという話も聞いていましたが、ほとんど差はないです。ほんとに極若干コリコリ感がよりあるかなという気もしますが、気にしないと気づかないレベルです。
ちなみに変色していた表面の側の部分も食べてみましたが、こちらも特に変な味もせず味も食感もよかったです。また翌日におなかを壊すというようなこともありませんでした。
2つを食べ比べてみましたがどちらも味も食感もよくてほぼ差はありませんでした。味や食感の違いについてまとめるとこんな感じです。
今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、よかったら合わせて参考にしてみてください。
今回はエリンギはどの部分でカットするのが正解なのかを検証しました。エリンギは石づき部分はすでにカットされているので、そのまま全部利用できます。
また線より下の部分も食べてみましたが、特に味や食感が落ちるということもなくおいしくいただけました。エリンギを利用する際は全部無駄なく利用するといいです。