えのきだけの石づきってどこで切るのが正解なのかよくわからないという方も多いかと思います。そこで今回は実際に切る位置を変えてそれぞれ食べて見て、どこまでがおいしく食べれるのかを検証してみることにします。
そもそも石づきとは何なのでしょうか。調べてみたところ石づきとはきのこが木や土などに接していた部分をさすそうです。えのきだけの場合は根元から1cmから1.5cmぐらいの範囲をさします。
ただ実際にはこのように線が入った部分でカットしている方も少なくないのではないでしょうか。えのきだけは人工栽培の場合ボトルなどに入れて栽培されますが、この線はちょうどボトルのラインになります。
石づきと呼ばれる1cmから1.5cmの範囲からは大分上の位置にあります。本当にこの部分までカットする必要があるのでしょうか。
そこで今回はこのようにボトルの線の位置と線の位置と石づきの中間の位置、石づきの部分の3か所で切り分けます。
石づきの部分はさすがに色も悪くて食べられそうにないので、その上の2つの部位で検証します。
さらにボトルの線を越えた部分も加えて3つの部位で加熱調理して、それぞれ食べ比べて見て、どの部位までがおいしく食べられるかを検証します。
ちなみに石づき部分の上面と下面はこんな感じです。こちらは上面も大分茶色っぽくなっています。
こちらは石づきの一つ上の部分です。こちらは下面はやや茶色っぽくて、上面は少し茶色っぽいです。
こちらはさらにもう一つ上の部分です。下面は少し茶色っぽくて、上面は下面よりは白っぽいです。
まずはフライパンに油を引いてそれぞれの部位をこのように中火で両面炒めていきます。
しっかり火が通って焼き色もついてきたら火を止めます。
それではそれぞれの部位を食べてみることにします。まずはボトルの線より上の部分です。
こちらは炒めたものです。食べてみたところえのきだけの味や香りがしっかりあっておいしかったです。食感も適度なシャキシャキ感でよかったです。
こちらはボトルの線の下の上半分の部位です。
こちらは炒めたものです。食べてみたところこちらもしっかりとえのきだけの味や香りがしておいしかったです。ボトルの線の上の部位とも比べても特に味は変わりません。食感も適度なシャキシャキ感で一緒でした。
こちらはボトルの線の下の下半分の部位です。
こちらは炒めたものです。食べてみたところこちらもえのきだけの味や香りがしっかりあっておいしかったです。特に苦みなどもなく上の部位とも味の違いはありませんでした。食感もシャキシャキしてよかったです。
3つを食べ比べて見た結果は、どの部位も特に味や食感に差はありませんでした。なのでえのきだけをカットするなら石づきの1cmから1.5cmくらいをカットすれば、残りは十分おいしく食べられそうです。
ちなみにこのしいたけの軸の部分ですが、ほぐれずにこのように束になってまとまっています。この部分はえのきだけステーキにしてもおいしいです。
ボトルのラインの上の部分も下の方はくっついて束になっているので、そちらもカットしてえのきだけステーキに使ってもいいです。
それではえのきだけステーキの作り方を解説します。まずは束になったえのきだけの軸をこのようにパッドに並べます。これで150gほどあります。
上から片栗粉をふりかけ指で全体に伸ばします。反対側も同じように片栗粉を付けます。
次にフライパンにバター25gとにんにく2片を薄切りにしたものを入れて中火にかけます。
バターが溶けたらえのきだけを加えてじっくり焼きます。
両面に焼き色がついたら上からしょうゆを振りかけます。醤油がなじんだら火を止めて出来上がりです。
こちらは出来上がったえのきだけステーキです。香ばしいしょうゆやバターの風味がえのきだけによく絡み、えのきだけの甘みや風味ともあいまってかなりおいしいかったです。
食感はシャキシャキとしています。正直かなりおいしくて何度でも作りたくなるような一品でした。
今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、よかったら合わせて参考にしてみてください。
今回はえのきだけの石づきをカットするならどのくらいまでカットすればいいのかを検証しました。
石づきの部分から上でどのくらいまでおいしく食べられるか見ていきましたが、結果は石づきの1cm〜1.5cmくらいをカットすれば、残りは問題なく食べられました。
なのでえのきだけをカットする場合は石づきの部分1cm〜1.5cm程カットするといいです。今回は石づきの上の部分は色も綺麗でしたが、商品によっては一部が茶色く変色していることもあります。
その場合はその部分までをカットして残りの色が奇麗な部分を使ってください。今回の検証が参考になれば幸いです。