大根は皮付きでも食べられる？皮付きと皮むきどっちがうまいの？実際に食べ比べてみた！

はじめに

大根は通常皮をむいてから料理で使いますが、皮付きのままでも食べれるのでしょうか。気になったので今回は実際に皮付きのままの大根と皮をむいた大根を食べ比べてみて、味や食感がどのくらい違うのか、皮付きで食べてもおいしいのかどうかを検証します。

大根の皮は栄養価が高い

そもそも市販されている大根の多くは出荷前によく洗浄されています。なので食べるのは特には問題ないようです。また皮の近くというのは栄養価も高いので、味や食感の落ちもなく食べれるなら食べた方がよさそうな気もします。

ただ実際どの程度味や食感に影響してくるのかは食べてみないとわかりません。そこで実際に食べてみることにします。

大根の皮を生で食べてみる

大根を上中下と3つにカット

まずは生で食べ比べてみることにします。ちなみに大根は茎の根元がついてる側の方が甘みがあって、先の細い方に行くほど辛みが強くなってきます。

そこで今回はこのように3つにカットします。上部の甘い方と下部の辛い方をそれぞれ皮むき、皮付きで食べ比べてみることにします。

大根上部の皮付きと皮むきの味や食感の違い

まずは通常通り皮をむいてから食べてみることにします。包丁でこのように大根の皮をむいていきます。

さらに食べやすいように薄切りにして半月切りにします。こちらは大根の上部の皮むきの半月切りです。食べてみたところ大根の甘みがあって、食感も適度な柔らかさと固さで美味しかったです。

一方こちらは大根の上部の皮付きの半月切りです。食べてみたところこちらも甘みがありましたが、若干ですが大根の辛みも感じました。大根は皮や皮に近い部分ほど辛みが出てくるようです。

食感に関しては外側の皮が若干固さがありますが、たいして気になるような固さではなかったです。

2つを食べ比べてみた感想は味に関しては特に辛みもなく甘みがしっかりとあった皮をむいたほうがよかったです。食感に関しても全体的に均一な柔らかさ、固さだった皮をむいたほうがよかったです。

ただ皮付きも繊維っぽくて固さが気になるというようなことはなくてこちらも普通においしくいただけます。比べるなら皮をむいたほうがいいかなといった感じです。星で表すと皮をむいたほうが星5なら皮付きは星4.2といった感じです。

大根下部の皮付きと皮むきの味や食感の違い

大根を皮付きのまま煮物料理にして食べてみる

大根を下茹でする

大根といえば煮物料理でもよく使われるので、次は皮付きと皮むきでそれぞれ煮てみて味や食感の違いを確かめてみることにします。大根をこのように輪切りにします。

これを鍋に入れしっかり浸るぐらいの水を入れます。ここに大根300gに対して米を大さじ1ほど加えて火にかけます。沸騰したら中火で15分ほど煮込みます。くしがさっと入る程度に柔らかくなったら火を止めます。

下茹でした皮付きと皮むき大根の味や食感の違い

こちらは皮をむいて茹でた大根の輪切りです。食べてみましたが大根の甘みや風味があっておいしかったです。食感は全体的に均一に柔らかくなっていてよかったです。

こちらは皮付きのまま茹でた大根の輪切りです。食べてみたところこちらも甘みや風味があってよかったです。食感は皮付きですが皮もだいぶ柔らかくなっていて、生で食べた時よりもさらに皮むきと皮付きの差はなくなっている感じです。

2つを食べ比べてみた感想は、味に関してはそこまで差は感じませんでした。食感に関しては皮付きでも筋っぽさはなくて固さも食べる分には全然気になる固さではないです。

ただやっぱり全体的に均一に柔らかかった皮をむいたほうがよかったです。星で表すと皮をむいたほうが星5なら皮付きは星4.4といった感じです。

煮物料理にした皮付きと皮むき大根の味や食感の違い

一応このまま25分ほどだし煮にしてみてさらに味や食感がどうなるかも見てみました。

皮むきと皮付きで食べ比べてみたところ味に関してはどちらも調味料がしっかりとしみておいしかったです。皮付きだと調味料の染みこみに影響も出るかなと思ったのですが、断面からもしっかりと調味料を吸収したのか、特に味に差は感じませんでした。

食感はもうほどんど変わりません。ちょっと薄皮がついているかなといった感じです。なので全然おいしく食べれるのですが、薄皮すらなくて均一な柔らかさ、固さということで比べると皮むきの方がよかったです。

星で表すなら皮むきが星5なら皮付きは星4.5といった感じです。

むいた大根の皮は捨てずにきんぴらに

大根の皮のきんぴら

ちなみにむいた大根の皮ですが、栄養価も高いので捨ててしまうのはもったいないです。きんぴらにして食べればおいしくいただけます。そこで大根の皮のきんぴらの作り方も紹介します。使う材料は以下の通りです。

まずは大根の皮を細切りにします。

しょうゆ大さじ1と1/2と砂糖大さじ1、酒大さじ1/2はあらかじめ混ぜ合わせておきます。

次にフライパンにごま油を加えて火にかけます。フライパンが温まってきたら大根の皮の細切りとくだいた赤唐辛子を加えて中火で炒めます。

大根が少し透明になるくらいまで炒めた混ぜ合わせた調味料を加え、煮汁がなくなってくるまで炒めたら出来上がりです。

こちらが出来上がったものです。食べてみましたが、ちょうどいい固さ柔らかさの食感と調味料もよくしみていてかなりおいしかったです。

ちなみに今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、よかったら合わせて参考にしてみてください。

まとめ

今回は大根は皮付きでも食べられるのか？皮付きと皮むきだとどちらがおいしいのかを検証しました。結果は皮付きでも筋っぽさや固すぎるというようなことはなくて、生でも茹でた場合でもどちらでも問題なくおいしく食べられます。

ただ皮むきと皮付きでは味や食感に少し差は出るので、よりおいしく食べたいならやはり皮をむいてから調理するのをおすすめします。むいてしまった皮もきんぴらなどにして食べれば無駄なく利用できます。

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